さぁ、今回の「晩秋の播州に出陣いたし候」姫路旅日記も今回で終わりとなります
今回の姫路旅のきっかけは、たびたび城たびin兵庫のブロガー100人戦国トリップに応募し、見事当選したことだったね。おかげさまで、兵庫県でもなかなか行くことのない姫路を旅しながら黒田官兵衛という稀代の軍師ゆかりの地をいろいろと見て回ることができたねー
食では、玉子かけごはん、穴子、チーかまドッグ、たい焼き、日本酒、姫路おでん、天ぷら、御座候など美味しいものをいっぱい食べられたし(いや、本当はまだまだ食べたいモノがあったんだけど)、満足な播州遠征だったね~
初日に歩きすぎて2日目に息切れしてしまったのがちょっと悔やまれたけどね
司馬遼太郎さんの播磨灘物語を読み、姫路にて黒田官兵衛ゆかりの地を巡ったから来年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」が楽しみだねー
好古園-美しい庭、ゆったりと流れる時間にココロ洗われたねー
たまごや-姫路城前。玉子かけご飯が美味しかった
姫路城・天空の白鷺-さすが姫路城!
広重展・姫路市立美術館-おしゃれな建物がステキだったね
ヤマサさんのチーかまドッグ&遊示堂さんのたい焼き-食べ歩き2トップだ!
灘菊酒造-試飲で酔える?日本酒は美味しいなあ
妻鹿城跡に登る-山の上からの景色は絶景ナリ
停主さんで姫路おでんを食す-しょうが醤油が染みたおでんが美味しかった。ふゆにおでんは最高だね
御座候へ工場見学-御座候は美味しいと再確認!
白雲まことさんで天ぷら御膳-揚げたての天ぷらが美味しかった~
御着城址へ-小寺氏のお城跡。おっちゃんたちとの出会い
番外篇-播磨国総社や英賀神社などなど
おみやげ篇-美味しいおみやげ。おみやげもやっぱり食べ物を買ってしまう、、、
やってきました、おみやげ篇
姫路のおみやげはいろいろありますが、ガッちゃんが最高に美味しいと思ったのが上写真のお菓子、福寿堂さんの「千姫さまの姫ぽてと」
竹カゴに入った「和風のすいーとぽてと」で、なると金時芋を丸ごと使っていて、とにかく最高に美味しい
お次は、ひとくち黒田官兵衛小まんじゅう。コチラは職場用に買って帰ったのだけど、ひと口サイズのおまんじゅうに、カワイイ武将の絵が描かれていてかわいらしくもあり、美味しくもあり、数もいい感じにありでおみやげにはピッタリかもしれないね
こちら3枚の写真は、灘菊酒造さんで買ったおみやげ。一番上はいろんな種類の入ったかりんとう。こちらは姫路も名物かワカラナイけど、かりんとうはとりあえず美味しい
日本酒も購入。これは1升1万円のやつで、コチラは300円で試飲できて、ぐい飲みもついてくるというちょっぴりおトクな感じがするのだね
まだ飲んでないけど、試飲したときは飲みやすくて美味しかったねー
ラストは御座候ストラップ。御座候のあずきミュージアムショップで購入。御座候の箱と、食べかけの御座候が付いたストラップがオシャレさんなんだねえ
番外篇というのか、なんというのか、これまで紹介していなかったスポットをご紹介
まず、初日。妻鹿城近くにある黒田職隆廟。職隆(もとたか)は官兵衛の父上で、地元では「筑前さん」の愛称で親しまれていたのだね
この黒田職隆廟を守る(?)番犬がいたのでパチリカワイイから少し遊んであげちゃったねー
灘菊酒造さん近くの地名が「栗山」なんだけど、コレは黒田家の家老となった栗山善助ゆかりの地にちなんでいるのだねえ
2日目。播磨国総社。ここは、官兵衛が始めて1万石を与えられて、大名に列せられたとき、黒田家の旗印を制定し、この播磨国総社で祈祷を受けたというのがあるのだね
こちらは英賀神社。JR英賀保駅からよく歩いたねー、、、けっこうしんどかった
このなかに一番上写真にある「播磨灘物語」の碑があるのだね。司馬遼太郎さんのやつだね
となりの英賀城跡公園の中央には天守台を模したものが残されているのである
あとは、姫路キャッスルグランヴィリオホテルに泊まったのだけれど、清潔感があって快適だったねー。駅からは少し距離があるんだけど、無料シャトルバスが朝7時くらいから21時くらいまで、1時間にけっこう運行しているから不便さはあんまり感じなかったね~
あと、部屋に姫路おでんのお店マップ的なのがあったので、食べたい人には助かるマップだったね
いよいよ、御着城址へ
JR御着駅から徒歩数分。旧山陽道を歩き、さらに2号線を歩道橋で渡ると到着
御着城は黒田官兵衛が家老として仕えた小寺氏のお城で、別名茶臼山城あるいは天川城とも呼ばれる
現在は、姫路役所の出張所が城っぽく建てられていて、上写真の黒田官兵衛の顕彰碑が建てられている。分かりにくいけど、目薬の木も植えられているのだよね
この左には、官兵衛の祖父・重隆と生母・明石氏を祀る黒田家廟所があり、そこを訪ねてみると、歴史保存会的なおっちゃん3人組と出会い、御着について説明してもらいながら周辺を一緒に回ることに。ということで、出張所の裏に行き、天川石橋を見学。この天川石橋は、当時としてはカナリ立派なモノで、山陽道を通るに四国大名に対して威信を示すために築いたらしいとのこと。フムフム。しかし、天川石橋は昭和の天川増水によって壊れてしまい、この御着城址に移築されたんだけど、地元のおっちゃんは「小さいときこの石橋渡ってたわー」とのこと。ん~なんだかスゴイ
次は、またまた2号線を渡って南側にある小寺大明神へ。この小寺大明神は秀吉に滅ぼされた小寺氏を祀ったトコロ。こじんまりしているけど、城主供養の奥都城(おくつき)と歌碑もある
生解説を聞きながら御着城址付近を散策できてよかったねー
黒田家廟所
姫路市東出張所
天川石橋、、、ちょっと影が多くてウマク撮れていないなぁ
小寺大明神
天川城址 小寺城主之奥都城
2日目のお昼ご飯は、白雲まことさんで天ぷら御膳(1500円)をいただきましたー
この天ぷら御膳は、上写真の天ぷらに前菜とお造り、そして写真にはないけど、ご飯、みそ汁、お漬物が付いてくるのである
11時半開店で11時半過ぎに行ったもんだから、ガッちゃんが一番乗りということで、カウンターに着席、、、って、この件、1日目の夜にもあったような、、、
ということで、天ぷら御膳を注文して、ゆったり待つことに。今の時代、注文した料理が早く来ないと激おこぷんぷん丸(今流行ってる?からちょっと使ってみたけど)になっちゃう風潮だけど、ゆったりとした時間のなかで料理を食べるというのも大事なことだよねー
と言っても、ガッちゃんは基本いつでものんびりだけど
天ぷらが揚がる前にやって来たのが前菜&お造り。どれも美味しかったけど、お造りがめちゃんこプリプリしていて美味しかった播磨灘で頑張ってきた魚たちなんだろうねー
播磨灘の魚かどうかは聞いてないけど
もちろん、この真ん中のナスと奥に見える玉子焼きなんかもスゴク美味しかったねー
そして、ちょうどいいタイミングに出来たての天ぷらを出してくれるのである
この天ぷらたちもサクサク感たっぷりで美味しかったんだねー
御膳全体の写真を撮ったらよかったんだけど、ウッカリガッちゃんになっちゃってて忘れてしまったんだねぇ、、、
最後はデザートのごまアイスとお茶。お茶は急須も持ってきてくれて、自分で好きなだけ飲めちゃうのである
2日目です
あんこ好きを公言して憚らないガッちゃんが「ゼヒとも、ここに行かせてください」と懇願したスポット
まぁ、誰にも懇願しなくても自分で行ったらいいんだけど
それは、ズバリ、御座候の工場なのです
JR姫路駅から線路沿いを東にグイグイ進んで行くと到着する御座候の工場。徒歩ではけっこう遠いので、ガッちゃんは姫路駅から無料レンタサイクルを利用して移動。にしても、あ のレンタサイクルというヤツは、どうしてカゴとかの目立つトコロにドドーンと「レンタサイクルです!」みたいなのを貼り付けるんだろうか?アレは乗ってい てちょっと恥ずかしいから止めて欲しいよね
と、少し話が逸れちゃったので元に戻しまして、、、この御座候工場では、見学ができちゃうので、もちろん申し込みしかし、平日というコトもあって、な、な、なんと、見学者はガッちゃんひとり、、、
灘菊酒造のとき同様、まさかのマンツーマン見学ツアーに
いや~、あんこ好きひとりのために申し訳ないなぁと恐縮しながらも工場へと入っていくと、瞬間的にあんこの香りがふわぁっと香ってくる
ん~、こんな香りのする部屋だったら、嬉しすぎて逆に窒息しそうだねぇと思ったり
工場内では、あんこを茹でる釜やら、あんこを充填する機械、あんこが流れていくさまなどをじっくりと眺めることができるのだ。もうこれはアンコディズニーランドだねえ
できたあんこを投入
すると、こちらに降りてきて
このように取り分けられて、運ばれていくのである。この後、徐々にあんこが冷やされていくのである
赤あんか白あんかを見分ける機械もあるのだスゴイねぇ
そんなこんなで工場見学を楽しんだ後は、出来立てホヤホヤぬくぬくの御座候をいただいたんだけど、やっぱり美味しいんだよねー
見た目もそうだけど、この味、安定感抜群
あずきソフトもあったので小さいのを購入。こちらはまさにあずき味。あずきの風味がとってもいい感じで、こちらも美味しかったね~
「姫路の夜はおでん」
コレはもう、旅をする前からココロに誓っていた合言葉なのである
ということで、大手前通り近くの地鶏とおでんのお店「停主」さんにお邪魔したのである
店内はカウンターと奥に少しテーブル席があるこじんまりとした良い雰囲気のお店。この日はガッちゃんが一番乗りだったらしく、自由にカウンター席へと着席
おでんが10種くらいあるとのことだけど、何があるのか分からなかったので、とりあえずおまかせで出してもらったのが上写真
見た目からして生姜醤油がよくしゅんでいて美味しそう。しかも厚揚げがめちゃんこ大きいのだね
食べてみても、もちろん生姜醤油の味がよく染みこんでいて、クセになりそうな味
ココロにもカラダにも沁みこむ美味しさだね~
そして、お店のおっちゃんに「珍しいの出してあげよか」と出してもらったのが「まつば」と言われる鳥の鎖骨部分。食べたら骨が松葉のようになることから名付けられたとかなんとか。食べた後の写真はちょっとアレなんで載せなかったけど、右のまつばを見たらなんとなく想像できるかな?
こちらは食べてみると、すごくアッサリしていて美味しいんだねー
お店のおっちゃんがスゴク気さくで笑顔もステキだから、帰りたくなくなる感じになっちゃうとても良いお店だったね~。ガッちゃんのなかで、姫路に来たら停主さんという方程式が出来上がってしまったくらい
こんな感じのお店です。赤提灯もぶら下がってるから見つけやすいかも
灘菊酒造のあとは、日が傾く前に妻鹿城跡に行こうと思い、電車に乗って妻鹿駅へ
上写真は、てがら駅
妻鹿駅から徒歩でボチボチ歩くと、荒神社に辿り着き、そこから獣道のような、とりあえず舗装されていない山道を登っていくのだね
昼間でも鬱蒼としていて、なんとなくドキドキ感があるね
しかし、それでも登るのだ
そして、うんしょ、うんしょと登っていくと~、少し視界が開けて、播磨灘が一望できるのである
いや~、登った甲斐があったなーと思わせてくれる景色だね
そして、もう少し登っていくと北側の景色が見られるのである
北側からは姫路城が見えるのだね
黒田官兵衛が姫路城を秀吉に譲り渡し、父とともにこの妻鹿城に移り住んだと言われるけど、北は姫路城を望見でき、南は播磨灘を見渡せる(西は市川によって守られている)この妻鹿城は立地的にカナリいいトコロだったのだねー
ちなみに、この妻鹿城跡があるのは甲山(こうやま)というトコロで、道は鬱蒼としているけど、頂上の方はなんとなくドラえもんに出てくる学校の裏山的な雰囲気を醸し出しているから、小学生にとっては絶好の遊び場なんじゃないかなーと、いや、ガッちゃんが小学生なら遊びに登っているだろうなーと思ってワクワクしちゃったね
ここを登ったのだ
これまで、好古園、姫路城、姫路市立美術館と姫路駅の北側を散策してきましたが、今度は姫路駅に一度戻って、南側へ。山陽手柄駅近くにある女性が杜氏をされているという灘菊酒造さんへ
入り口近くにはロンドンバス?がお出迎え。黒田家筆頭家老の栗山善助の屋敷跡だったのかな、どどーんとあったね
目薬の木もあります
で、ココは自由に見学ができ、100円で案内付き見学もできるとのこと。せっかくなので、案内してもらったのだけれど、ちょうど団体客さんと団体客さんの合間だったらしく、ガッちゃんひとりで案内を受けたのだね。まさに、マンツーマンの個別指導的な
酒司の杉玉。新酒ができたら新しい杉玉をかけるんだけど、ちょうど数日前に新しくかけかえたとのこと。お酒の熟成進度と杉の枯れていく進度が一緒だから杉が茶色くなってくると、お酒も熟成されていっていると分かるんだね。いやー勉強になりました
そんなこんなで、いろんな蔵を見せてもらいながら、お酒造りの工程を説明していただき、最後は売店でいろんな日本酒を試飲1升1万円のお酒は試飲でも300円だったけど、コチラもいただいたねー。いや~、美味しかった
けど、アルコール度数36%のリキュールも飲んだから、試飲だけでほろ酔いのいい気分になったね
さらにカメラをぶら下げて蔵を見学していると、めちゃんこ肌がつるつるしたおじいちゃんに出会い、カナリのカメラ好きらしく「いいカメラ持ってるねー」と目を輝かせ、「アレを撮りなさい、すごく貴重だから」とまたまた案内していただき、釜場にある絵をパチリ
姫路城での陸軍の何とか式の様子の絵らしいのだけど、コレがカナリ貴重らしいのだね。姫路城の今広場になっているトコロは、戦争のときに城が取り壊されて今の広場のようになったというしね
コレも撮っときなさいと言われたのがこの消防ポンプ
カナリ昔の手押し消防ポンプで、もう残っているのはココくらいとのこと
ん~、貴重なモノを見せていただきました
ガッちゃんが出会った肌つるつるのおじいちゃん。普通のおじいちゃん風に見せかけているけど、おそらくこの灘菊酒造のエライさんなんじゃなかろうかと想像したり。聞かなかったからワカラナイけど、おそらくはそうだろうねー