ユーロ2012決勝トーナメント、スペイン×フランスは、アロンソの2ゴールでスペインが2-0の勝利
まぁ、予想通りの結果といえるね。
スペインは、再びセスクのCF起用。スペインは序盤からボールをキープし、イニエスタのスルーパスから左サイドのジョルディ・アルバが抜け出して、クロス。これをアロンソがヘディングで豪快に叩き込んで先制点。その後もスペインが中盤でのパス回しで主導権を握り続ける。フランスのチャンスはキャバイエのFKくらいだったね。
後半、こう着状態が続くなか、追いつきたいフランスは、メネズ、ナスリ、ジルーを投入。なかなか攻めきれないスペインは、ペドロ、トーレス、カソルラを投入。が、両チームともなかなか変化を加えられずに迎えた試合終盤。ペドロがPA内で倒されてPKを獲得。これを再びアロンソが決めて試合に決着をつけた。
スペインはフランスに勝ったものの、やはり、前線に物足りなさを感じるセスクが悪いワケではないけれど、CFセスクでは、やはりアタッキングサードでの迫力がない。かといって、トップフォームではないトーレスを起用するのも、、、という感じなのは分かるけど。だから、セスクをスタメンにして、裏に抜ける動きが得意なトーレスを終盤に起用しているんだろうなぁ。
そのなかでも、いい起用をしたと思ったのが、ペドロだね
前線にセスク、シルバ、イニエスタを並べると、シャビ、アロンソ、ブスケツも加えた中盤でボールを支配できるけど、あくまで相手DFラインの前での話。イニエスタがワンツーで抜け出したり、セスクが裏へ飛び出すシーンはあるんだけど、基本どーしても足下、足下にボールをつなげてしまう傾向がある。
しかし、ペドロはスペイン代表のなかでもボールを持たずに仕事ができる存在。なので、ペドロがいることで、相手DFラインは裏に気を遣うことにもなるし、イニエスタやシャビから上手くボールを引き出すことができるんだよね2点目もペドロの動き出しが生んだ結果のPKだからね。
ということで、ペドロをスタメン起用したらいいと思うんだよね。シルバは外して欲しくないけど
一方のフランス、中央を固くしてサイドをある程度捨てるという守り方は悪くなかった。スペインは右サイドでアルベロアが高い位置でボールを持ててたけど、そこから発展することのなかったことを考えるとね。ただ、失点シーンは、イニエスタ&ジョルディ・アルバに見事に突破されてしまったけど
攻撃においてはイマジネーションがなかったね~ジダンのような選手がいれば試合展開は変わったんじゃないかなーと思ったね。2006年のW杯でジダン率いるフランスがスペインを撃破したように。ま、ジダンがいないのは仕方ないけど
これで、セミファイナルはポルトガル×スペイン。両サイドに分があるポルトガルと中盤に分があるスペイン。しかし、両サイドの攻防がキーになるんじゃなかろうか。ん~楽しみだね