…麻也はベッドに潜り込んだ。そしてすぐに服を脱いだ諒が横に滑り込んできて腕を回してきた
あ…
しかし、麻也には諒の耳元にささやく言葉は思いつかなかったのだ。
新曲を歌い上げる諒の姿に感銘すら覚えていたのに。
まあ、メンバーみんなここまで来ても夢見心地で、イマイチミリオンの実感が湧いていないのだから、
(今夜はごまかしきれるか…っていうか、俺かなり混乱してるかも…)
2人きりになった途端、素肌で抱き合っていても何も言葉が出てこないのはかなりまずいとは思うが、しかし、諒は麻也の瞳を見つめてきてこう言ったのだ。
「麻也さん、良かったね、俺たちにミリオンまで獲れたんだよ、麻也さんのおかげだよ。俺の宝物になってくれて本当にありがとう」
宝物…
ますます麻也は困ってしまった。諒から最高の褒め言葉をもらったのに、
(でも俺は、本当に俺は…)
しかし、麻也には諒の耳元にささやく言葉は思いつかなかったのだ。
新曲を歌い上げる諒の姿に感銘すら覚えていたのに。
まあ、メンバーみんなここまで来ても夢見心地で、イマイチミリオンの実感が湧いていないのだから、
(今夜はごまかしきれるか…っていうか、俺かなり混乱してるかも…)
2人きりになった途端、素肌で抱き合っていても何も言葉が出てこないのはかなりまずいとは思うが、しかし、諒は麻也の瞳を見つめてきてこう言ったのだ。
「麻也さん、良かったね、俺たちにミリオンまで獲れたんだよ、麻也さんのおかげだよ。俺の宝物になってくれて本当にありがとう」
宝物…
ますます麻也は困ってしまった。諒から最高の褒め言葉をもらったのに、
(でも俺は、本当に俺は…)
ずっと諒は誤解して、
「ごめん。例えが悪かった? おかしいなぁ、作詞じゃ麻也たんに負けない諒クンなのになぁ」
そして、麻也のこめかみ辺りを優しく撫でながらお詫びに今夜は一晩中するねなどと言ってくるしかし麻也にはいい言葉が思いつかない
「…麻也さん」
あ…
「チューだけじゃ足りないんでしょ」
そして、麻也のこめかみ辺りを優しく撫でながらお詫びに今夜は一晩中するねなどと言ってくるしかし麻也にはいい言葉が思いつかない
「…麻也さん」
あ…
「チューだけじゃ足りないんでしょ」
でも、
「ごめん、今夜は…でも少しなら、麻也たんにご奉仕できるかも」