次の日はまた移動にリハーサルにライブに…打ち上げ
でも、もう諒とエッチもせず、でも諒の胸に頬をうずめて寝るのは好き…
そしてまた次の日もバス移動をして、大都市で2days…
この頃になると麻也は打ち上げに出る体力はなくなり、諒が一手に引き受けてくれていた。
ベッドの中でも起きて諒の帰りを待ってはいようと思うのだが、つい麻也はウトウトしてしまう。
いつしか廊下がうるさくなっているのが諒たち一行が戻ってきた合図だ。
不思議なのは、鈴木だけでなく、付き人2人が諒を部屋まで送り届けてくれることだった
。
それにしても、諒は気分転換程度に飲んでいるらしかったが、麻也はそのことにほっとしても。いた
麻也は知らされていなかった。想定以上に新しいスタッフが増えてしまい、小さいがトラブルもいくつかあったことを…
その次の移動は移動距離も短く、あとはこの日1日のライブをどうにか勤め上げれば東京に戻って1日オフの予定…それだけが麻也の救いだった。
(大好きなライブについて、そんな風に思うなんて…)
そんな自分が許せないと思っていたらいっそう体調が悪くなってしまうと医師に言われたので、自分を責めるのはやめている。
あと、頭を使い過ぎているので、仕事以外のことは悩むなと…
だから、失敗してしまったその日の終演後、ライブのあとシャワーを浴びて着替えた後は、麻也は頭がなんとなく真っ白になっている感じだった。
困ったことに楽屋の中で周囲に人はたくさんいるのだが、見覚えのある身内の人間がいない空白地帯になっていた
そこにちょっと見たことがあるような、地元のイベントのシャツを着た中年の男性スタッフに声をかけられた。
「麻也さん、すみません、ホテルに戻ってもらえませんか?東京から、プロデューサーさんが来て、大至急打ち合わせをお願いって…」
「えっ、俺に? 誰?」
麻也には全く心当たりがなかった。
ぼーっとした頭で一瞬考えたが、分からない。
「木内さんって方みたいです。僕もその方のマネージャーさんに頼まれたので…」
木内といえばデビューからしばらくバンドプロデュースしてくれた恩人で、今回のミリオン曲「カテドラル」が諒の作詞作曲木内のプロデュースだった。
ここに来ているなら、楽屋で会っているはずだし、打ち上げに来てもいいのだし。
それがホテルで打ち合わせだなんてとんでもない緊急事態だと、麻也は真っ青になった。
そのスタッフに連れられてタクシーに乗った後、彼は少し説明してくれた。
「すみません、作曲の打ち合わせだそうで、僕にはあまり内容は説明してもらえなかったんです…」
確かにそれはそうだろう…
でも、もう諒とエッチもせず、でも諒の胸に頬をうずめて寝るのは好き…
そしてまた次の日もバス移動をして、大都市で2days…
この頃になると麻也は打ち上げに出る体力はなくなり、諒が一手に引き受けてくれていた。
ベッドの中でも起きて諒の帰りを待ってはいようと思うのだが、つい麻也はウトウトしてしまう。
いつしか廊下がうるさくなっているのが諒たち一行が戻ってきた合図だ。
不思議なのは、鈴木だけでなく、付き人2人が諒を部屋まで送り届けてくれることだった
。
それにしても、諒は気分転換程度に飲んでいるらしかったが、麻也はそのことにほっとしても。いた
麻也は知らされていなかった。想定以上に新しいスタッフが増えてしまい、小さいがトラブルもいくつかあったことを…
その次の移動は移動距離も短く、あとはこの日1日のライブをどうにか勤め上げれば東京に戻って1日オフの予定…それだけが麻也の救いだった。
(大好きなライブについて、そんな風に思うなんて…)
そんな自分が許せないと思っていたらいっそう体調が悪くなってしまうと医師に言われたので、自分を責めるのはやめている。
あと、頭を使い過ぎているので、仕事以外のことは悩むなと…
だから、失敗してしまったその日の終演後、ライブのあとシャワーを浴びて着替えた後は、麻也は頭がなんとなく真っ白になっている感じだった。
困ったことに楽屋の中で周囲に人はたくさんいるのだが、見覚えのある身内の人間がいない空白地帯になっていた
そこにちょっと見たことがあるような、地元のイベントのシャツを着た中年の男性スタッフに声をかけられた。
「麻也さん、すみません、ホテルに戻ってもらえませんか?東京から、プロデューサーさんが来て、大至急打ち合わせをお願いって…」
「えっ、俺に? 誰?」
麻也には全く心当たりがなかった。
ぼーっとした頭で一瞬考えたが、分からない。
「木内さんって方みたいです。僕もその方のマネージャーさんに頼まれたので…」
木内といえばデビューからしばらくバンドプロデュースしてくれた恩人で、今回のミリオン曲「カテドラル」が諒の作詞作曲木内のプロデュースだった。
ここに来ているなら、楽屋で会っているはずだし、打ち上げに来てもいいのだし。
それがホテルで打ち合わせだなんてとんでもない緊急事態だと、麻也は真っ青になった。
そのスタッフに連れられてタクシーに乗った後、彼は少し説明してくれた。
「すみません、作曲の打ち合わせだそうで、僕にはあまり内容は説明してもらえなかったんです…」
確かにそれはそうだろう…