缶コーヒーを手渡してくれながら諒は結果を聞いてくれて、一緒に悩んでくれたが、
「そういえば、麻也さん、カウンセリングとかいうヤツは受けられないの?」
とアイデアを出してくれた。
麻也はどうにか、
「うん…」
諒の顔は見られない。思わずうつむく。
(あんなこと…囗にしたくない…諒に知られる可能性も高くなるだろうし…)
諒も困ったように黙り込んでいる。
そして、どうにか
「どうして?」
「どうしてって…」
麻也は困り切って口ごもった。
何とか、
「いやあ、ツアーの中で治療が変わってこれ以上動けなくなったら困るじゃん。今だって頭がボーッとしてるからこうやって信念さえ忘れちゃってるじゃん」
「うーん、確かにそうだよね…」
諒も、困り果ててまた口をつぐむ。
しかし、
「なーんかこう、治療というより心のマッサージみたいなのはないのかねえ…」
(…それでオレの)心の奥が出たら困っちゃうじゃん…)
ますます困った麻也は、
「いや、俺が弱いだけなんだよ。諒がいつも心までマッサージしてくれてるんだから。これ以上の環境はないんだから」
それを聞いて諒は優しく肩を抱き寄せてくれた。
諒の温もりが嬉しかった…
「そういえば、麻也さん、カウンセリングとかいうヤツは受けられないの?」
とアイデアを出してくれた。
麻也はどうにか、
「うん…」
諒の顔は見られない。思わずうつむく。
(あんなこと…囗にしたくない…諒に知られる可能性も高くなるだろうし…)
諒も困ったように黙り込んでいる。
そして、どうにか
「どうして?」
「どうしてって…」
麻也は困り切って口ごもった。
何とか、
「いやあ、ツアーの中で治療が変わってこれ以上動けなくなったら困るじゃん。今だって頭がボーッとしてるからこうやって信念さえ忘れちゃってるじゃん」
「うーん、確かにそうだよね…」
諒も、困り果ててまた口をつぐむ。
しかし、
「なーんかこう、治療というより心のマッサージみたいなのはないのかねえ…」
(…それでオレの)心の奥が出たら困っちゃうじゃん…)
ますます困った麻也は、
「いや、俺が弱いだけなんだよ。諒がいつも心までマッサージしてくれてるんだから。これ以上の環境はないんだから」
それを聞いて諒は優しく肩を抱き寄せてくれた。
諒の温もりが嬉しかった…