「いえ、こうして送っていただけて助かります…」
と言いながら麻也が後ろを見ると、窓の向こうは女の子たちを乗せたタクシー、絶対あれば追っかけだ。
でも、ホテルがバレてもロビーをうろうろするのが関の山だろう…
ホテルの車寄せでタクシーを降りる時、麻也はもたついてしまい、スタッフの彼の手を借りてしまった。かっこ悪いな、と自分でも苦笑してしまったが、
「麻也ちゃん可愛い!」
と女の子たちの黄色い声がキャーっと上がり、フラッシュが無数に点滅し、辺りは騒然となった。
麻也が嫌だと思うと同時に、同行の彼が盾になってくれて注意をしてくれた。
「写真撮らないで! 他のお客さんの迷惑になるから! メンバーにも迷惑だから!」
車寄せの逆側の女の子達にも注意してくれたので助かった。
しかし、まだシャッターの音、フラッシュ…
「そこの男の人! やめて! 他の人止めてるでしょ!」
(男で追っかけ?写真売るのが目的?)
マヤは当然そちらは見ず、エントランスへ入っていった
そこでも追っかけらしい気配や視線も感じたな、無事エレベーターに乗り八階へ…
「803号室です…」
麻也は促されるままドアに向かい、スタッフがチャイムを鳴らして、麻也を連れてきたことを告げるとドアが開いた。
出てきたのはどこかで見たような30代くらいのマネージャー風の男性だったが、
と言いながら麻也が後ろを見ると、窓の向こうは女の子たちを乗せたタクシー、絶対あれば追っかけだ。
でも、ホテルがバレてもロビーをうろうろするのが関の山だろう…
ホテルの車寄せでタクシーを降りる時、麻也はもたついてしまい、スタッフの彼の手を借りてしまった。かっこ悪いな、と自分でも苦笑してしまったが、
「麻也ちゃん可愛い!」
と女の子たちの黄色い声がキャーっと上がり、フラッシュが無数に点滅し、辺りは騒然となった。
麻也が嫌だと思うと同時に、同行の彼が盾になってくれて注意をしてくれた。
「写真撮らないで! 他のお客さんの迷惑になるから! メンバーにも迷惑だから!」
車寄せの逆側の女の子達にも注意してくれたので助かった。
しかし、まだシャッターの音、フラッシュ…
「そこの男の人! やめて! 他の人止めてるでしょ!」
(男で追っかけ?写真売るのが目的?)
マヤは当然そちらは見ず、エントランスへ入っていった
そこでも追っかけらしい気配や視線も感じたな、無事エレベーターに乗り八階へ…
「803号室です…」
麻也は促されるままドアに向かい、スタッフがチャイムを鳴らして、麻也を連れてきたことを告げるとドアが開いた。
出てきたのはどこかで見たような30代くらいのマネージャー風の男性だったが、
(そういや、木内さんがマネージャーさんを連れてるのなんて見たことなかったかも…)
そう麻也が思った時、
それでは、後はよろしくお願いします、とイベンターの彼は帰っていった。
すると引きあわされた男性は親しげに、ご無沙汰してます、
と麻也が聞いたことがあるような名を名乗った、そして、
それでは、後はよろしくお願いします、とイベンターの彼は帰っていった。
すると引きあわされた男性は親しげに、ご無沙汰してます、
と麻也が聞いたことがあるような名を名乗った、そして、
「急にお呼び立てしてすみません、どうぞこちらへ…」
何だかよくわからなかったが、麻也が中に進むと…
何だかよくわからなかったが、麻也が中に進むと…
そこに立ちつくしていたのは…
美しい少女…
アイドルの太賀鈴音…可愛いブルーのレースのワンピースの鈴音だったのだ…