今回はこの土地で2daysとなるのだが、この街は麻也を想い過ぎて迫ってくるアイドル・太賀鈴音の出身地なので、諒は実は密かに警戒をしていた。
(社長にはあんなタンカを切ったけど…)
やっぱり女の子の方が麻也はにはいいのかも、と諒も思うことがない訳ではない。鈴音は論外だけれど…
(…やっぱり誰だって許せるわけないよな…)
(この前押しかけてきたから本当に冬弥と、あのオバサン女優だけだったのかなあ…)
麻也はそのことには全く触れてこなかったので、不安な諒はそのまま尋ねてはいなかった。
空港で、直人にごめんと詫びた時は、お互いさまと言われた。
「直人は誰が押しかけてきたって聞いたの?」
「俺は例の女優さんと冬弥君しか聞いてないけど、どうしたの?」
「いや…」
すると直人は優しく、
「麻也さん絡みのことは何も聞いてないから大丈夫だよ」
そして真樹も同じことを言ってくれた…
…そして、諒のその地での心配はすべて杞憂に終わった。
鈴音は姿を現さなかったし、ライブでも麻也は必死で頑張ってくれて…ホテルのベッドの中でも諒のために頑張ってくれ…た?
ロックスターの淫らな愛欲の夜?
「ええっ、麻也さん、もう一回ですと?!」
「てへっ♪」
(社長にはあんなタンカを切ったけど…)
やっぱり女の子の方が麻也はにはいいのかも、と諒も思うことがない訳ではない。鈴音は論外だけれど…
(…やっぱり誰だって許せるわけないよな…)
(この前押しかけてきたから本当に冬弥と、あのオバサン女優だけだったのかなあ…)
麻也はそのことには全く触れてこなかったので、不安な諒はそのまま尋ねてはいなかった。
空港で、直人にごめんと詫びた時は、お互いさまと言われた。
「直人は誰が押しかけてきたって聞いたの?」
「俺は例の女優さんと冬弥君しか聞いてないけど、どうしたの?」
「いや…」
すると直人は優しく、
「麻也さん絡みのことは何も聞いてないから大丈夫だよ」
そして真樹も同じことを言ってくれた…
…そして、諒のその地での心配はすべて杞憂に終わった。
鈴音は姿を現さなかったし、ライブでも麻也は必死で頑張ってくれて…ホテルのベッドの中でも諒のために頑張ってくれ…た?
ロックスターの淫らな愛欲の夜?
「ええっ、麻也さん、もう一回ですと?!」
「てへっ♪」
「可愛いから許しますっ!」
6月に入るとツアーも一層忙しくなっていた。
今日はまた1日だけの東京、また麻也は神経科の3分間診療だ。
今日はまた1日だけの東京、また麻也は神経科の3分間診療だ。