幼児教育無償化の迷走が議論を呼んでいるが,韓国では2013年から0~5歳児の保育が無償化されていることを,朴志允(パクジユン)氏が朝日新聞の「(耕論)タダ、やっぱり魅力的?」というコーナーの談話で紹介していた(12月9日).
実は記事を読んでもよくわからなかったが,氏は韓国のこの制度は「これ以上続けていくのは,難しい状況」であり,「保育の質が下が」ったと考えているようだ.
「両親が共に働いていなが . . . 本文を読む
今日の朝刊に小さいが重要な記事が2本載っていた.
「特定秘密文書の提示を要求へ 3省庁に衆院審査会」
「「必ずしも公表せず」 「共謀罪」適用巡り法相」
特定秘密保護法と「共謀罪」法はいずれも議論が分かれる中,安倍政権が成立を強行したものだ.法案審議の過程で政府は「適切な運用をする」とか「恣意的な運用はあり得ない」といった答弁をしていたはず.その通りになっているかどうかをきちんと見張っていく必要があ . . . 本文を読む
安倍政権の幼児教育無償化が迷走している.当初は認可外の保育施設は対象外としていたが,不公平との批判を受け,対象とすることにした.だが認可外というとピンからキリまで多種多様な施設があると思われる.高いサービスで高い料金を取っているような施設にも助成して無償にするというのだろうか.逆に一時預け専門の託児サービス,あるいはベビーシッターサービスのようなものも無償化するのだろうか.これらの私の想像が極端だ . . . 本文を読む
待機児童問題を少子化日本の喫緊の課題と考え,投稿を続けている私だが,時折,待機児童問題は「神の見えざる手」ではないかという思いが頭をよぎる.市場経済では需要が増えると価格が上がって需要を抑えるという自動調整機能がはたらいていて,「神の見えざる手」と呼ばれている.都市部で待機児童が増えるのは,そういうペナルティーをはたらかせることで人口の集中を防ごうとする「見えざる手」なのではないかと.現に待機児童 . . . 本文を読む
このところ幼児教育無償化に使う財源があるなら待機児童解消に向けるべきだとの考えを続けて投稿しているが,兵庫県明石市では先に無償化をして成功した(12月6日)と聞いて驚いた.どういうことなのだろう.
だが明石市が「2人目以降の保育料無償化」を含む子育て支援によって人口増や経済活性化をわずか数年で達成したことは,周辺でやっていないことをやったおかげによる先行者利益というべきだろう.国レベルで一斉に無償 . . . 本文を読む