リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

「安倍晋三記念小学校」報道――「予想通り」という安倍首相の真意は?

2018-02-15 | 政治
森友学園による小学校開設の設立趣意書が黒塗りだらけで開示されたことに関し,籠池前理事長が「安倍晋三記念小学校」との校名を記したと証言したことを朝日新聞が報じたが,半年後の財務省の開示で校名が「開成小学校」と判明した(昨日のブログ).朝日新聞の経緯説明について,安倍首相は「哀れですね.朝日らしい惨めな言い訳.予想通りでした」とコメントしている.この「予想通り」というのがどうもひっかかる.安倍首相は何を予想していたのだろう.
安倍首相の疑惑を追及する朝日新聞をはめようとしてあえて黒塗りだらけの開示をさせたのではないか.そんなふうに勘繰りたくなる.
本気でそう思っているのかと言われれば実はそうではない.黒塗りの開示から首相がすべてを「予想」していたという筋書きはさすがに無理がある.
だが「開示されても支障はない」とお墨付きをもらうのになぜ半年もかかったのだろう.そもそも安倍首相は開示される前に設立趣意書の内容を知る立場にあったのだと思う(たぶん).だから昨年5月に校名が報道されてからはできるだけ話を大きくしてからはしごを外してやろうくらいは思っていたのではないだろうか.安倍首相の「予想通り」コメントに,そんな想像をさせられた.

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