リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

責任ある野党なら「消費増税反対」を選挙に利用するな

2019-06-11 | 政治
以前(「共産党へ:「消費増税反対」は時代遅れで無責任だ」)と題して書いたが、驚いたことに他の野党も消費税率引き上げに反対で、参院選で争点化する構えだという(朝日新聞2019-6-10夕刊)。
日ごろ反自民の私だが、この一点に関しては参院選公約に消費増税を明記した自民党を支持したい(asahi.com)(「重点項目」から外したというのが怪しいが)。また増税できないようであればアベノミクスの失敗を認めることになるという事情もあるが(過去ブログ「ありもしない世界経済の危機を理由にした消費増税延期のツケが回ってきた」「アベノミクスのツケ(その2)」)、ここは自民党には頑張って方針を堅持してほしい。
今の財政事情を考えると消費増税は待ったなしの課題だ。たしか国際機関からも消費増税は必須と指摘されていたのではなかったか。誰だって増税はいやだが、人気取りのために「増税反対」を打ち出すのは無責任だ。
野党が批判すべきは税金の使途だ。せっかく消費税を上げても安倍首相などは「いただいたものをすべてお返しする」と言って増収分を上回るばらまきをするという(過去ブログ「2兆円を超える対策予算を決めて消費増税見送りはあり得ない」)。ばらまきに反対すれば恩恵を受けるはずだった人には不満を持たれるかもしれないが、有権者におもねって「増税には反対。ばらまきには目をつぶる」では有権者の信頼は得られない。

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