数字の上では好景気で人手不足が続き,有効求人倍率もバブル期のピークを超える水準が続いているという.だが統計上の「好景気」とは裏腹に,実感に合わないとの声もよく聞く.朝日新聞12月19日で,そのからくりが紹介されていた.
「人手不足と言っている会社の多くは働き手がどんどん辞めてしまうので,辞めることを見こし,つねに必定以上の求人を出し続けている.そのため,有効求人倍率はどうしても高くなる.」とのこと.つまり人を使いつぶすブラック企業が有効求人倍率を押し上げている側面があるというのだ.もちろん「技術者の確保に困る真面目な製造業」もあるのでブラック企業の横行だけが原因ではないが,数字の裏のからくりにも気をつけなければ.
「人手不足と言っている会社の多くは働き手がどんどん辞めてしまうので,辞めることを見こし,つねに必定以上の求人を出し続けている.そのため,有効求人倍率はどうしても高くなる.」とのこと.つまり人を使いつぶすブラック企業が有効求人倍率を押し上げている側面があるというのだ.もちろん「技術者の確保に困る真面目な製造業」もあるのでブラック企業の横行だけが原因ではないが,数字の裏のからくりにも気をつけなければ.