リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

韓国・国際観艦式の迷走は何が問題か

2018-10-17 | 政治
韓国で10月11日に行なわれた国際観艦式に当たり,韓国は事前に各国に韓国の国旗と自国の国旗以外を掲げないよう要請した.日本では自衛艦は法律で艦尾に旭日旗を掲げることが定められており,自衛艦の派遣を断念した.
ところが参加した10か国のうち,オーストラリア,ブルネイ,カナダ,インド,ロシア,シンガポール,タイの7か国の艦は要請を無視して軍艦旗を掲げた.残る3か国(アメリカ,インドネシア,ベトナム)は国旗を軍艦旗として使っているので問題なかった.(朝日新聞2018-10-13毎日新聞)たしか「強制ではない」旨のことは言われていたとは思うが,日本は派遣を断念するほど真に受けただけ,ばかをみた気がしないでもない.

滑稽なのは,そんな要請をした韓国自身が豊臣秀吉の朝鮮侵略時に日本軍を撃破した際に使われたデザインの旗を掲げたという.日本政府が「きわめて残念」として抗議したのは当然だろう.

国際観艦式は日本でも3年に1度行なっている行事らしい(防衛省)が,出られなかったからといってべつにどうということはないだろう.ただ,韓国がこのような要請をしてきた背景が気になる.

韓国側の立場としては,「韓国側には日本は十分に過去を反省していないとの疑念がある。いったん火がつけば政府は世論を抑えられない」ということらしい.問題は,なぜ韓国政府がそこまで気にするのかだが,サッカーの国際試合で日本側サポーターが旭日旗を使ったことがきっかけとなって2000年代後半から国民感情を刺激する存在になってしまったという.(asahi.com
そういえば「慰安婦像」の問題にしても,民間から像を設置が出てきて,日本と事を構えたくない韓国政府としても板挟みになっている状況があるようだ.
政府間でいかに「最終的かつ不可逆的な解決」をしたとしても,国民感情がそれを受け入れられないというのは悲しい.

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