あらさき美枝(新崎美枝)いのちかがやく大阪を日本共産党大東市議会議員

日本共産党大東市議会議員で看護師のあらさき美枝(新崎美枝)が思い、感じる政治のこと

妊娠・出産包括支援事業について

2020年02月11日 | 日記
先日、あるツイッター投稿がありました。

「大東市には妊娠・出産包括支援事業があります。

https://00m.in/

妻が産後ケアを使いたいとネウボランド大東へ電話。大東市全ての産婦人科で使えないとのこと。

何が子育ては大都市より大東市なんだろう。地元の産婦人科で利用出来ず大阪市や東大阪市に税金を投入するとは、ガッカリ。」


私は、この投稿を受けて、妊娠・出産包括支援事業について調べました。

妊娠・包括支援事業のサービス内容

①ショートステイ(宿泊型)
1泊2日(当日昼~翌夕 5食付)
午前 10時~翌日午後7時まで
費用:6,000円/泊

②デイサービス(日帰り型)
昼・夕2食付
午前10時から午後7時まで
費用:2,000円/日

③訪問型(母乳育児支援)
費用:800円/日

④訪問型(沐浴支援)
費用:800円/日

⑤訪問型(母乳・沐浴支援)
費用:1,200円/日

⑥電話母乳相談
費用:無料

ご利用には審査が必要になり、ショートステイ・デイサービス合わせて1人7回まで、訪問型は2回までの利用制限があります。



上記のサービスは国の補助事業です。
現在は市内で利用することができないので残念です。

大東市には出産を扱う産婦人科は井上産婦人科とたかばたけウィメンズクリニックの二つしかありません。

小林産婦人科もあるのですが、人手の問題で今年の6月出産までしか患者さんを受け付けていないようです。

大東市は2カ所の産婦人科に「妊娠・出産包括支援」の委託を受けてもらえないかと、以前から依頼しているようです。

しかし、国が出しているガイドラインでは①専門職(助産師)の配置基準②4日間の入院後+2日間などのレスパイトケアの受入れが産婦人科としては人員体制が難しいという理由で委託を受けれる状況ではないと断られているようです。

そのため、人手のある大阪助産師会と小阪の産後ケアセンターでしか受けてもらえていないという状況があります。

大東市でお住いの方で、「妊娠・出産包括支援」を受けたいという方にとっては現在は非常に使いにくい制度であると言えます。

井上産婦人科については、今回の問い合わせを契機にガイドラインを見て検討いただけるという事で聞いております。

さて、大東市内の医院が「妊娠・出産包括支援」を受けてくれるにこしたことないのですが、大東市には子育て世代包括支援センターネウボランドだいとうが設置されています。

看護師や保育士などの専門職が配置されており、無料で相談を受けたり、自宅へ訪問させて頂いたりしています。

母子手帳の交付から子どもが成人するまで包括的に寄り添い型支援をしていくことになっています。

妊娠・出産前後のご相談やフォローも無料で行っているため、状況によりますが、もしかしたら、そちらの支援で乗り切れるかも知れません。

「妊娠・出産包括支援事業」は必要なサービスだと私も思いますし、身近で受けれる様に整備しておくことが行政の役割として大事であります。
しかし、一部負担が必要になってくるため、事足りるのであれば、無料のあらゆるサービスを活用する事もありだと思います。

分からない場合、不安な場合は是非ご相談ください。







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