ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
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いろは歌

2012-03-25 11:24:41 | 言葉
「色はにほへど 散りぬるを 我が世たれぞ 常ならむ

有為の奥山  今日越えて 浅き夢見じ  酔ひもせず」

・・・という『いろは歌』について。

12世紀の高僧、新義真言宗の祖である覚鑁(かくばん)は

『密厳諸秘釈』(みつごんしょひしゃく)の中でいろは歌の注釈を記し、

いろは歌は『涅槃経』中の無常(むじょうげ)

「諸行無常、是生滅法、生滅滅已、寂滅為楽」

(諸行は無常であってこれは生滅の法である。

この生と滅とを超えたところに、真の大楽がある)の意訳であると説明した。


もっとわかりやすい意訳は・・

・・牡丹の花(例えば)もあんなにきれいだったのに、散ってしまった。

このように我々の命も露と散るのだなぁ。

「どこまで行っても我々が勝手に作りあげた価値観、

勝手に作り上げた時間と存在を生きていくしかない。

そういう人生を今日終えた。浅い夢みたいだったなぁ。

今までの見方はなんて夢みたいだったんだろう。

今になってみると、なんてはっきり見えるのだろう。

これまでのように酔っ払ったような見方はするまい。」

・・以上。ネットと本より。

「いろは」がいつの時代に誰が創ったものなのかわからないらしい(多分)

・・考えると凄いことだなぁと思う。

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