ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
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していない ②

2011-12-01 11:17:53 | ひとの幸福
「鍵がない!」と慌てることがある。

(そこにあるはずと思っていた)鍵が無い!というように、

~ない の前には 必ずそういう前提がある。


大雨が降っているとき、傘無しで歩いている姿を見て、

傘を差(してない)と思うのも、

大雨の時は傘を差(している)のが当たり前という常識を持ってるから。


結婚すると言っていたのに(しない)と言い出した人は、

婚約不履行で訴えられる。

結婚すると言っちゃったら、

結婚(する)のが当然という常識があるから。


汚れた食器が置いてあるテーブルの隣で寝転んでいる人を見て、

片付け(ない)ままにしてる と思う。

食事が終わったら片付ける方がいい、

片付けるのが当然、 があるから。


赤ちゃんの体重を調べて、少(ない) と思う。

その月齢ではこの位あって当たり前 というのがあるから。


こんなふうに(~してない)(ない)

・・という思いの前には何かしら前提がある。

それが人生を快適に生きるのに役立つ。

体重の少ない赤ちゃんを検査したら、

何か治療すべき病気がみつかったとか・・。


反対に人生を不愉快にする(~していない)(ない)という思いもある。

ひとに(あんなことしないで、~すればいいのに、ナニやってんだろ)

・・というような思いを発するのは、

その何かしているひとを、

別の何かを(していない)と観ているから起こる。

別の何かを(するのが当然)という前提があるんだろ。


そういう自分の(~すればいい)というのが、

自分なりの判断でしかない、ことを知らないのかもしれない。

相手には相手のその時々の都合や判断がある。

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