冗談じゃない

さっき、「冗談じゃない」って言葉を何かで思い出して、

思い出した。子供を育てていた若い頃、

あー、早く大きくなんないかなぁ。

早く何でも自分でやってくれないかな～ってよく思ってた。

子育てをゆったりと楽しむなんていう感覚は持ってなかったかもしれない。

勿論納得して子供を産んだんだけど、

いろいろとやることが多くて面倒くさかった。

子供がもう立てるようになって、喋れるようになってるとき、

その身体を洗ってやってる時に、

冗談じゃないよ～、

立てるんだからもう自分で洗ってよ～と思ったことがあった。

そう思いながら、子供の洗い方に満足しないというのもあった。

よくイライラしたし、全く乱暴な子育てだった。

その頃タバコを吸っていて、タバコが切れた時、

夜に5歳か4歳の子供にタバコを買いにやらせた。

ちょっと面白半分でやらせた。一回だけだよ。念のため。

子供はちっとも嫌がらずに、出かけて、

手が届かなくて（自動販売機の）買えなかったと言って帰って来た。

よく行ったと褒めもしなかった。

今、思うと本当にあまりな母親だった。

虐待はしなかったよ、これだけは言っておこう。

よく一緒に大騒ぎをして遊んだしね。

子供にとってどうか、なんて発想はほとんどなかったのか・・・

ただ、あったのは、

子供は修業中の身なんだから、偉そうにさせない、ということだけだった気がする。