ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
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聾唖のひと と 外人

2013-07-18 16:33:15 | 言葉
手話を勉強してる知人が友人から聞いたという話。

聾唖の人は聾唖でない人より空気が読めない傾向があるという。

それはIQなんかにはまったく関係なくて、もちろん差別的発言でもない。

そのような事実が在るということのよう。

でも聞いたとき個人差はあるんじゃないだろうかと思った。

その話では、聾唖の人と話しているとき(手話でだと思う)、

西洋人と話しているように感じることがあるらしい。

論理的に納得するまで食い下がる傾向があるという。

理屈っぽいという。

行間を読めないともいうニュアンスもあるのかもしれない。

私は人と話しているとき、ううん・・それはぁ・・

・・なんて感じですぐに返答できないこともよくある。

自分の心に在るものを言葉という制約されたもので表現することが難しいと感じることがある。

そういう感じのことを手話通訳するときに訳者はどう表現するのだろう・・・

なかなか難しいと思う。省かれることもあるかもしれない。

起承転結がはっきりしている言葉だけが伝わるのかもしれないと思う。

手話もどんどん進歩しているらしいとも聞く。

手話の世界を知らないでいい加減には言えないけど、

外人と話しているみたい、という感想を聞いてそんなことを考えた。

ギシギシとかヒリヒリとかムンムンとか、そういった擬音語や擬態語なんかはどうやって

手話で言うのかわからないけど、なかなか難しいんじゃないかと思う。

言葉が人間を創るって、私は思っていて、

日本人が日本人的気質なのは日本語を聞き話すという体験で、

そうなるのではないかという仮説を持っているんだけど、

手話という言語は西洋人的気質になるのかもしれないなぁ、なんて思った。



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