受信機・発信機

医学で「ノーシーボ効果」というものがあって、

大嘘か間違いで健康な人に「あなたは癌であと余命三ヶ月です」

というような宣告をすると、

なかにはその言葉通り三ヶ月で死んでしまう、

というようなことがあるという。

これなんか、あと三ヶ月で死ぬという言葉を鵜呑みにして起こるもんだろ。

その言葉を聞いても、そうとは受け取らない人は

再検査をする等して自分の健康体を知り、

三ヶ月で死ぬ事にはならないだろ。

どう観る、どう聞くかが生死をも左右することになるのは驚きだ。

それくらい意識の働きというものは力を持っているんだろう。

自分や他者の行為も書物も映画もテレビも、

政治や経済という出来事も、

世界的な事件もみな、

それらをどう受信しているか、は人それぞれ。その時その時。

どう観ているか、どう聞いているかで

その後の展開は必然的に決まる。


ひとから発信された言動を、

どう受信してるのか、で物事は進んでいく。

そうと、受信した人は次に発信する人になる。

ボタンの掛け違いという言葉を聞くけど、

受信機の不備が発信機の不備に又繋がる。