黒鉛色のアンサンドフィニッシュブランクに赤いスレッドという組み合わせは、僕の知る限り、確かスコットGシリーズとオービスのウエスタンシリーズの二つだけだったと思う。どちらもグリップの先端が特徴的で、スコットはコルクフィニッシュ、オービスの方は低番手がスレッドラッピング仕様だった。
スコットGシリーズは、ティップがとてもしなやかで、そのかわりバットはかなり強靭に作られている。素材はローモデュラスのグラファイト製で、素振りしてみるとグラスロッドのようにモッタリしていて、今となってはやや頼り無さを感じるほどだ。この辺は好みの分かれるところであろう。
とりわけこのG904/4は、アメリカのテクニカルな川で神経質なマス達を攻略するために開発されたもので、後にオービスがウェスタンシリーズで同スペックの2ピースロッドを発売しているが、それまではライトラインのロングロッドとして唯一無二の存在だった。僕自身も忍野村のスプリングクリークに何度か持ち出したことがあるが、当時はセージやダイヤモンドバックのようなアクションに慣れていたせいか、ロッドを振り切った際に起こるティップのバイブレーションに難儀して、以来ほとんど使わなくなってしまった。
改めて見てみると、細部までとても丁寧に作られていて、仕上げも美しい。
スコット伝統のコルクフィニッシュも、仕上げの美しさを際立たせている。
日本を代表するテクニカルストリーム忍野にて。
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スコットGシリーズは、ティップがとてもしなやかで、そのかわりバットはかなり強靭に作られている。素材はローモデュラスのグラファイト製で、素振りしてみるとグラスロッドのようにモッタリしていて、今となってはやや頼り無さを感じるほどだ。この辺は好みの分かれるところであろう。
とりわけこのG904/4は、アメリカのテクニカルな川で神経質なマス達を攻略するために開発されたもので、後にオービスがウェスタンシリーズで同スペックの2ピースロッドを発売しているが、それまではライトラインのロングロッドとして唯一無二の存在だった。僕自身も忍野村のスプリングクリークに何度か持ち出したことがあるが、当時はセージやダイヤモンドバックのようなアクションに慣れていたせいか、ロッドを振り切った際に起こるティップのバイブレーションに難儀して、以来ほとんど使わなくなってしまった。
改めて見てみると、細部までとても丁寧に作られていて、仕上げも美しい。
スコット伝統のコルクフィニッシュも、仕上げの美しさを際立たせている。
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