今月に入って、荒川放水路下流部へ何度か足を運ぶようになった。もちろんフライでシーバスを狙うためだ。ところが、これまで5回も通っているというのに、まだ一尾もキャッチしていない。
もっとも、魚が居ないというのであれば諦めもつくのだが、魚はそこら辺にウヨウヨしているのだからタチが悪い。実際、満潮から下げに入ると、水面のベイトがソワソワし始め、やがて「バチン!」「ボシュッ!」といった大きな音と共に水面が割れる。50センチクラスのフッコのボイルである。大潮などの潮の良い時には、まるでイブニング時のマス達のように、狂ったようにあちこちでボイルが起きるのである。
これほどの、いわゆる『やる気満々の』魚達を前にして、全く成す術が無いというのは、ライズの嵐の最中でボウズを食らうのと同じくらい虚しいものがある。しかも後からやって来たルアーマンに、あっさり第一投で釣り上げられてからは、マジにルアーに転向しようと思っている。
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