結局午後になってもライズは起きず、そのままサスペンドフライを使っていると、一時入れ喰い状態になった。
しかし、それもそう長くは続かない。というのも水面下では刻々と状況が変化しているようなのだ。
やがて、白いユスリカがハッチし始め、ライズもポツポツ見られるようになったので、7Xのティペットを継ぎ足し、試しにミッジを結んでみる。
すぐには反応しなかったが、風が止み水面の波立ちが治まると、ティペットの先の水面がモコッと盛り上がった。
ロッドを立てると、いきなりもの凄いスピードで10ヤード程走られ、危うく切られそうになる。
幸いライントラブルもなく、リールファイトに持ち込むことが出来たが、こいつはとてつもないスピードだった。
しかし、その走りは明らかにニジマスのもので、サイズも程々といった感じである。
やっとのことでランディングした魚は、やはり40センチ弱のメタボリックなレインボーだった。
その後は、ポツポツと釣れ続け、最後にようやく35センチほどのサクラマスを仕留めることが出来たが、間もなくポンド全体が山の影に覆われると、いきなり冷え込んできて撤収となった。
この日の釣果、ニジマス16尾、サクラマス1尾。
なかなか楽しい初釣りだった。
写真上:この釣場はヒレピンの奇麗な魚が多く、力強い引きが楽しめる。
写真中:今日の相棒はお気に入りのHardy Swift 905。
写真下:すっかり葉が落ちて冬の装いのポプラ並木。
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