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フライフィッシングの話

河川、湖沼、管理釣場などの国内釣行記、海外釣行記、タックル、フライなど、フライフィッシングにまつわる話と美しい写真。

最盛期の忍野パート3

2006-06-09 15:29:11 | 桂川(忍野)
6月8日 曇り

今日は朝からどんよりとした曇り空で、富士山も太陽も今日一日は拝めそうにない。
今年は春の到来が遅れたばかりでなく、GW後半から続いた天候不順が5月の後半まで続き、最近になってようやく持ち直したと思ったら、もう梅雨入りである。
先週も先々週も、釣行日は天候に恵まれたため、ちょうど今頃の時間帯には朝日が差し込み、清々しい気持ちで釣り始める事が出来たが、今朝は分厚い雲が太陽を遮り、辺りはまだ薄暗かった。

いつものように橋の上から川を覗くと、今日はやや濁り気味。ライズも少ない。
とりあえず、先週魚の反応が良かった護岸カーブへ行ってみるが、今日の魚達はなかなかヤル気を見せてくれない。結局、1時間程粘って2尾キャッチするのが精一杯だった。

そのまま温泉下~金田一~富士急を回ってみるが、早朝からこの辺りにはかなりの人数が入っていたようで、魚影もライズもまばらだった。もしかしたら明け方に大量のハッチがあり、皆出勤前に駆け付けていたのかも知れない。そう思ったら何を使っても釣れないような気がして来て、実際本当に釣れなくなってしまうから不思議なものである。やはり釣りというものはイメージが重要なのだとつくづく思う。
鐘ケ淵堰堤へ行くと、相変わらずディンプルライズがポツポツと見られたが、ここは1発大物狙いでLLを試してみる事にした。すると、開始後何投目かでラインがスーッと引き込まれ、すかさずロッドを立てるとゴクンゴクンと超大物の感触。ところが今回はファイトを楽しむ間も無くフックが外れてしまった。恐らくあの首振り具合から察するに、50センチは裕に超えていただろう。
気を取り直してウェットの釣りに変更すると、間もなく35センチ弱のヒレピンレインボーがヒット。相変わらず素晴らしいファイトで、何度もリールを逆転させて楽しませてくれた。
その後ミッジに変更し、ニジマス2尾とヤマメ1尾を追加して午前の釣りを終える。

午後は4時頃から大臼荘~護岸カーブ~S字と回ってみるが、バイトはあるものの、バラシかすっぽ抜けばかりでキャッチ出来ず、再度鐘ケ淵堰堤へ向かった。
今度はルースニングを試してみると、アタリはあるものの、やはり魚が乗らない。食いが浅いのだろうか?
暫くして、インジケータがスッと引き込まれたので、ロッドを軽く立てると、またもやゴクンゴクンと大物の感触。しかし今回はガッチリとフックアップ出来たようだ。早速余分なラインをスプールに巻き込み、臨戦態勢に入るが、どうも魚のファイトが鈍重な感じで、一瞬「鯉か?」とも思ったが、インジケーターの先に見えるのは虹色の魚体である。その魚体は、異様に体高が高く見えたが、良く見ると背骨の曲がった奇形マスだった。
5分以上掛かって何とかネットに収め、魚体を浅瀬に置いてみると、背骨は腹ビレの辺りが特に大きくまがっていた。そればかりでなく、まるで串に刺した鮎の塩焼きのように、背骨が横にも湾曲している。通常自然の川でこのような個体が大きくなる事は稀だが、太り具合や、ヒレの再生具合からして、放流後少なくとも1年以上は経過しているに違いない。流れが緩くエサが豊富な忍野では、このような事も有り得るのかと関心させられた。メジャーで計測してみると、やはり体長は53センチと思ったより短い。しかし頭の大きさや顔付きは間違いなく60センチクラスのものだった。
その後、ミッジで綺麗な25センチのヤマメと2尾のレインボーを追加してひと休み。
イブニングは2回の電話に邪魔されながらも、短時間でヒレピンレインボー2尾に綺麗なブラウンとブルックを1尾ずつ釣る事が出来、まずまずの結果だった。

この日の釣果。
ニジマス10尾、ヤマメ2尾、ブルック1尾、ブラウン1尾。
これであとイワナが釣れていれば「五目釣り」を達成するところだった。


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