勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

ヒット作はなかったけれど(3)

2006-04-12 | 映画のお喋り
もっと簡単に終わるつもりだったこのコーナー、意外と長くなってしまった。
3行ぐらいで書き切れないのが私の欠点だ。
今回も脇道にそれそうな予感・・・。
と言うのは、ジェニファー・ガーナーの映画を2本見たので、ついTVシリーズ「エイリアス」にも触れたくなってしまうからだ。

このドラマは1シーズンDVD6枚に納められているので、猛スピードで見てしまった記憶がある。
CIAとか二重スパイとか預言書とか、未だにあるの?ってネタなのだが、そこそこ面白い。
しかもあのタランティーノがゲスト出演したりして楽しませてくれる。
(武装グループの非情なリーダー役だった)
考えればこのドラマ、タラちゃんが好きそうなB級アクションネタだもんね。

その「エイリアス」のジェニファー・ガーナーの映画デヴュー作品がこれ。
《サーティーラブサーティー》
13歳の少女が、魔法の粉を浴びると、あっという間に30歳の女性って、あり得ないお話。
トム・ハンクスの出世作「ビッグ」の女性版を狙ったのだろう。

憧れのファッション誌の編集者と言う職に就いて、素敵なマンションに住み、自由気ままに暮らす30歳の彼女。
13歳の少女の夢見た生活がそこにある。
だが当然ながら厳しい現実も待ち構えていた。
13歳の少女なりの発想で懸命に仕事に情熱を傾けるが、裏切りと失恋で一気に奈落の底へ・・・。

彼女の時代の最先端だった「スリラー」を、今の時代の人たちが懐かしさに釣られて踊り出すシーンは面白かった。
が、再び13歳に戻り、過ちを正すことが出来るって言うのは余りに安易。
どんなに後悔しても、やり直しが出来ないからこそ必死に悩んで生きるのが人生なのに。

もう1本はこれ。
《エレクトラ》
ジェニファーにとっては、「エイリアス」の延長にあるような役なので、適役だろう。
忍者がいい方と悪い方に分かれて戦っていると言うストーリーで、ストーリー自身はどうでもいい。
このアニメチックなノリについていけるかどうかだ。
私は面白かったけど。

ただ忍者の教えの極意が「キマグレ」って・・・。
英語圏の民族には東洋的神秘的に響くのかもしれないが、極意が「気紛れ」だよ?
せめて字幕は別の言葉に変えて欲しかった気がする。
ともあれ、ジェニファー・ガーナーはお気に入りの女優さんだ。

《バス男》
題名は関係ない。(もう便乗見え見えだが)
ナポレポン・ダイナマイトと言うとんでもない名前のダサ高校生が主役。
もちろんエルメスとの出会いなんて劇的なこともなく、どちらかと言えばエルメス系の女の子と生徒会選挙で対立。
兄がオタクで32歳独身、ネットで知り合った女性とチャット恋愛中。
この女性のお陰で、オタク兄は見る見る変身。
それに奮起したのか、ナポちゃんは選挙戦の舞台で一世一代のパフォーマンス。
相応の彼女を捕まえて、めでたしめでたし。
と言う話を、淡々と進める。
ナポちゃんのポカ~ン顔に耐えられれば、等身大高校生物語として楽しめる。

《幸せになる彼氏の選び方ー負け犬な私の恋愛日記ー》
このDVD、傷がついていたらしく、3分ほど見られない部分があった。
(お陰でただ券一枚ゲットしたけど)
抜けた部分が、かなり重要なシーンだった・・・ような気もする。

彼氏にふられて傷心のヒロイン(モニカ・ポッター)は、友人の勧めで次々ブラインドデート。
こうして彼女の前に5人の男性が現れ、このうちの一人と結婚することになるらしい。
狙いとしては、彼女がどの男を選ぶか?のクイズ形式にあるらしい。
デートは同時進行ではなく、時期もずれているのだが、5人とのデートをちょびちょび摘みながらストーリーを進めていく。

でも最初の男が良かったら、5人目のデートなんかない。(あったら不誠実なヒロインになってしまう)
5人目の男に彼女は惹かれるが、パターンとして第一印象のよかった男は、結局選ばれない。
最終的には第一印象は良くなかったけど、後でホロリとくるような真似をしてくれちゃう男と、第一印象だけ男との対決になる。

この映画に関してよかった点を見つけるとしたら、主役のモニカ・ポッター。
相手の男性に合わせて、髪型から服装までガラリと変えてる。
元野球選手のエロにいさんの時は、わざと理知的な感じとか、モテ男相手の時は軽そうな感じとか。
うん、この点だけは楽しめました。
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