勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

M-1の後遺症

2006-04-02 | TVや舞台やスポーツのお喋り
ルミネのレポを書きながら、品庄のことに殆ど触れなかった。
触れられなかったのだ。
同じネタを何度見ても笑えるし、そのことは構わない。
だがこれまではいくつかのネタを交互にやっていたし、今日はどのネタかなと楽しみにして来た。

今年になって、品庄は頑なに一つのネタしかやらない。
順調に行ったら、M-1の決勝で披露するはずだったネタだ。
もうひとつの、決勝戦の予選(?)で4位になったネタは、まるで忘れ去ってしまったようだ。
あの日に封印されたかのように、見ることは出来なくなってしまった。

Fandango!TVの「∞ー無限大ー」と言う番組で、品庄がM-1について語っているのを見た。

『M-1は優勝しないと意味がない』
『全国の人に4位という結果が残ってしまった』
『優勝しないのなら、予選で消えていったほうが良かった』

コメントしたのは品川さんだが、MCのほっしゃん。がこの話に触れたとたん、庄司さんも苦い顔になっていた。

品川さんは負けず嫌いだ。
だから雑学王になろうとして、記憶力の限界まで知識を詰め込んでいる。
そしてあまりそうは思われないかもしれないが、庄司さんも人一倍負けず嫌いなのだ。
だから中学生のドリルから勉強し、クイズ番組でいい成績を残そうと頑張っている。
残念ながらTV製作側が期待するのは「バカの庄司」らしく、いい成績を残すと、その番組に呼ばれなくなってしまったが。

負けず嫌いの二人が、将来を賭けて挑戦したM-1に敗れた。

今更傷に塩を塗りこむような真似はしたくない。
だが殆ど変化することなく、毎回繰り返される同じネタを見るたびに、思い出さずにはいられないのだ。
決勝に残ったときに流した品川さんの歓喜の涙のことを。
敗れた後にひっそりと流されただろう二人の悔し涙のことを。

品川庄司の漫才を見て、笑えない日が来るなんて信じたくない。
Comments (4)
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