勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

記録達成は劇的に

2006-04-14 | TVや舞台やスポーツのお喋り
阪神タイガースから、また記録が生まれた。
先日の金本選手のような「世界記録」ではないが、今期の記憶に残る名場面がおまけについて来た。

本日の主役は井川慶選手(26)
舞台は本拠地甲子園球場。
2003年の20勝をピークに、下り坂が続いて来た。
メジャーリーグに行きたいと言えば、「この成績で?」とファンにも呆れられる始末。
今期の成績も、決していいとは言えない。

だけど井川選手にもやっと晴れ舞台が訪れた。
去年のシーズンが終了した時点で、奪三振が980。
1000奪三振と言う記録の達成は目前だった。
これまで2試合に登板して、奪三振10。
そして今日、阪神のDoctor.Kがマウンドに立つ。

この試合で1000奪三振を達成すれば、歴代5位に入るスピード記録。
打線のアシストは万全だった。
初回5連打で3得点の先制。
4回にはシーツの3ランで追加点。
6回にアニキのタイムリーでさらに追加点をあげて、計7点。

そして井川は初回から2三振を奪って快調に飛ばす。
3回に1三振、4回・5回に2三振ずつ、6回に1三振の計8三振。
記録までいよいよあと2つと迫った。
味方の援護もあって、8回まで3安打散発の安定したピッチングが続く。
僅差なら代打もあり得るが、7-0ではそれもない。
問題は100球を超える珠数だけだった。

記録まであと2。
だが回は9回まで来てしまった。
疲れも見えてきたし、もうダメかもと言うムードが漂い始めた。
対する広島の先頭打者・嶋はセカンドゴロ。
やっぱり記録を作られるのは嫌だろうし、三振より無難に当ててくるようだ。
続く栗原・福井が連続安打。
やっぱりダメだ、ここは完封を目指せ。
観客がそんなことを考え始めた時・・・。

広島の倉、三振。
もう甲子園球場はお祭り騒ぎだ。
普段なら「あと一人」コールが起こるところを、「三振!三振!」の凄まじいコール。
広島の打者は梵。
思い切り振ってくるか?やっぱり記録逃れに当ててくるか。
三振だ!!

9回1アウトから2連続三振で、井川選手はひとつの記録を達成した。
おめでとう、井川選手。
そして逃げなかった梵選手、男だね。

最後は思い切り盛り上がり、興奮しまくった。
K・29、興奮をありがとう!
もう一度20勝投手に返り咲いてくれ。
その時が来たら、喜んでメジャーリーグに送り出してあげるから。
Comments (6)
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