春便りーその２－

ーその１－からずいぶん時間が経ってしまった。
この枝垂れ（しだれ）紅梅は日本水仙と同じ頃に撮ったものだ。

匂い白梅・色紅梅と言われるように、近づくとほんのりと薫る白梅と違って、この梅に香りはない。
だがこのピンクの花の愛らしさは、春めいて華やかだ。

ちょっと気分が湿りがちになってしまったので、こういう時は花を見よう。
青空と、花と、それだけで気分は明るくなるもんだ。

M-1の後遺症

ルミネのレポを書きながら、品庄のことに殆ど触れなかった。
触れられなかったのだ。
同じネタを何度見ても笑えるし、そのことは構わない。
だがこれまではいくつかのネタを交互にやっていたし、今日はどのネタかなと楽しみにして来た。

今年になって、品庄は頑なに一つのネタしかやらない。
順調に行ったら、M-1の決勝で披露するはずだったネタだ。
もうひとつの、決勝戦の予選（？）で4位になったネタは、まるで忘れ去ってしまったようだ。
あの日に封印されたかのように、見ることは出来なくなってしまった。

Fandango!TVの「∞ー無限大ー」と言う番組で、品庄がM-1について語っているのを見た。

『M-1は優勝しないと意味がない』
『全国の人に4位という結果が残ってしまった』
『優勝しないのなら、予選で消えていったほうが良かった』

コメントしたのは品川さんだが、MCのほっしゃん。がこの話に触れたとたん、庄司さんも苦い顔になっていた。

品川さんは負けず嫌いだ。
だから雑学王になろうとして、記憶力の限界まで知識を詰め込んでいる。
そしてあまりそうは思われないかもしれないが、庄司さんも人一倍負けず嫌いなのだ。
だから中学生のドリルから勉強し、クイズ番組でいい成績を残そうと頑張っている。
残念ながらTV製作側が期待するのは「バカの庄司」らしく、いい成績を残すと、その番組に呼ばれなくなってしまったが。

負けず嫌いの二人が、将来を賭けて挑戦したM-1に敗れた。

今更傷に塩を塗りこむような真似はしたくない。
だが殆ど変化することなく、毎回繰り返される同じネタを見るたびに、思い出さずにはいられないのだ。
決勝に残ったときに流した品川さんの歓喜の涙のことを。
敗れた後にひっそりと流されただろう二人の悔し涙のことを。

品川庄司の漫才を見て、笑えない日が来るなんて信じたくない。

ネタは生き物

ルミネの5月分チケットの先行発売日に、品川庄司の名がなかった。
出演がまったくないわけはないのだから、今後スケジュールに入ってくることはわかっていたが、有料会員として会費を払っているのは９９％先行発売の為なのだ。
直前キャンセルもきついが、発売日にスケジュールが入っていないのもきつい。
今日の一般発売日には入っていたけど。。。席が。。。。。

さて気分を変えて、恒例の（今始めた）「今日の前説だ～れ？」のコーナー。
正解は「平成ノブシコブシ」
この二人、ずっと立ち位置が離れているので、揃って撮るのに苦労した。
かなりピンボケなのは被写体が動いているため。（言い訳）

幕が上がって、今日の演者さんは
前半：あべこうじ、品川庄司、アームストロング、ニブンノゴ！、トータルテンボス、二丁拳銃
後半：とろサーモン、ハローケイスケ、ピース、アップダウン、ブラザース

トップバッターのあべこうじさんから品庄への流れは安定していた。
3番手のアームストロング、実はオリエンタルラジオの代わりなのだ。
この日もスケジュールは激しく変化した。
１じ３じー2/20品川庄司キャンセル　3/19キングコング追加　3/28品川庄司追加・キングコングキャンセル　3/30オリエンタルラジオキャンセル
７じ９じー3/30オリエンタルラジオキャンセル・アームストロング追加

１じ３じの品庄がキャンセルになった時、もしかしたらと思ってた。
結局キャンセル取り消しで、代打のキンコンがキャンセル。
７じ９じは公演前日オリラジキャンセル。
もうドキドキハラハラが辛い。。。

初のオリラジ遭遇は夢と消えたが、アームストロングは良かった。
ちょっと面白い二人の仲良しさんが、コンビニでふざけ合ってる。
コントと言うより、実在の二人をどこかから覗き見した感じが新鮮だった。

ニブンノゴ！はまたしても何度か見たコントを練り直して来た。
確か以前は火事のエピソードがあったはずだが、それをカット。
山場に森本くんのアドリブ（？）が出て、それを天丼。
もう一度来るかと思ったら、今度は大川くんが天丼。
これが山場を盛り上げていた。
リーダーのツッコミの活きの良さも前回同様でマル。
ネタは生き物だから、「前に見たよ」なんて言っている人は損をすると思うよ。

トータルテンボスはさらに勢いを増してる。
私は笑い死に寸前にまで追い込まれた。
彼らがどこまで伸びるのか楽しみ。

ネタは生き物と言えば、ピースもそうだ。
前回はちょっと消化不良に感じたネタが、かなり完成度を上げていた。

そう言えば、1週間前にまたしても「スナック薫」へ行って来た。
そこで今度は庄司さんのご両親だけでなく、お兄様ともお会い出来た。
まだ実家に住んでいたころの庄司さんの部屋をよく訪れていた芸人として、お兄様が覚えていらしたのが、このピースの（まだピンだった頃の）綾部くんだった。
庄司さんが蒲田を出たのが5年近く前だから、綾部くんとはかなり古い付き合いなんだろう。
是非頑張ってもらいたい。

この日は一緒に「スナック薫」に行ったK太さん、Kちゃんも来ていた。
それからOちゃんも来ていたが、まだ未成年なのでスナックメンバーには入れなかった。
Oちゃん、二十歳になったら絶対一緒に行こうね。