勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

積み重ねたら20年

2009-02-08 | 日常のお喋り
昨年B'zが結成20周年を迎えた。
当然DVDだの書籍だの、さまざまなメモリアルグッズが販売された。
ついつい全部買って、かなりの散財だ。

LIVE版のベストアルバム的なDVD「HIDEN」は楽しい映像満載だった。
B'zと言えばこれ、みたいなショートパンツ姿に、若き日の二人を見つけたり。
少しずつ運動量が減ってきた分、どうやってカバーしたかを検証したり。

伝説のマリンスタジアムからも1曲エントリーしていた。
8月の末、台風直撃、半端じゃない雨量、ついに公演中止。
夏だと言うのに二人とも寒さで震えている。

DVDに収録されていたのは「RING」
ヒットドラマの主題歌として書かれたのにボツにされた悲運の曲だ。
(「今夜月の見える丘に」が採用された)

この「RING」がまさに圧巻。
イントロが始まっても、あまりの大雨に観客がざわめいている。
稲葉さんは彼らの注意をすべて自分に惹きつけようと決意したように熱唱。
鬼神のような表情さえ浮かべ、自らが持つSoulのありったけをぶつける。
結果は言うまでもない。
以来「RING」は私のベスト5に入る曲になっている。

書籍の方も楽しんだ。
若き稲葉さんを襲った恐怖の実体験を一つ。

B'zのLIVEは「LIVE-GYM」と言う名に恥じない運動量を誇る。
91年~92年の「IN THE LIFE」ツアーが始まる前に、体を鍛えようと二人で同じマシーンを買った。
そのマシーンで毎日鍛え上げてLIVEに臨んだ稲葉さんだが、声の調子がよくない。
すぐに嗄れてしまう。
「これだ、これがポリープと言うやつだ!」
ショックを受けながら病院に駆け込んだが、結果は異常なし。
おかしい、異常がないのに声が出ない…。
すがる思いで人に紹介されたお灸とマッサージの専門家を訪れる。
「背中が凝ってますね」
そう、筋肉をつけようと頑張ったトレーニングのせいで、背中がパンパンになっていたのだ。
マッサージを受けて凝りをほぐしたら、声の調子もすっかり治っていた。
(ミラクルクロニカルのインタヴューより)

写真は08年のActionツアーのものだから、43歳。
見事な筋肉美だ。
これも積み重ねの結果。

何かを目指すのではなく、一日一日積み重ねてたらこうなっちゃった。
それがB'zなんだと思う。
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イチゴのショートケーキ

2009-02-07 | 胸ときめかすお喋り
最初の誕生日の記憶をたどってみた。
鮮明には思い出せない。
誕生日のたびに両親が祝ってくれたのだろうけど、覚えていない。

覚えているのはイチゴのショートケーキだ。
時期的にイチゴだったのか、見た目が可愛かったからなのか、私にはわからない。
わかっているのは、イチゴのショートケーキが好きではなかったと言うことだ。

長いこと、私はそれを言い出せなかった。
小さなホールケーキにロウソクを灯して、願い事を待っている父と母の期待を裏切りたくない。
私は嬉しそうな顔でロウソクを吹き消す。

大人になって、両親には本当のことを言った。
だけど本当のことを云えない人にだって出会う。
私は誕生日をなにも不満なく過ごしたことはない気がする。

誕生日に欲しいもの。
それはプレゼントではない。
バラの花束でも、豪華な食事でもない。

好きな人から心を込めて「おめでとう」と言われること。

真夜中にもらった彼からのメール。
何も飾りのないストレートな文字だけのメール。
「誕生日おめでとうございます」

これまでで一番素敵な誕生日を、私は過ごしている。
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戻ってきた理由

2009-02-06 | 日常のお喋り
このブログは、日記時代から数えると7年目に入った。
途中、二度お休みしている。

一度目はほぼ映画感想ブログと化すほどネタがなくなったこと。
自分で予想していたよりアクセス数が増えてしまったこと。
更新するのが義務みたいに感じて、本来の楽しみを失ってしまったこと。
この3つの複合理由だった。

二度目は荒らしさんがおいでになったこと。
庄司さんの記事をエントリーすると、何が気に入らないのかコメント欄とTB欄を汚していく。
最初は小まめに消してはいたが、面倒になってしまった。
コメント不可にしてしまえば続けられた?
それもなんだか目的から外れている気がした。

ブログを再開する気になった時、いろいろ考えた。
庄司さんの記事は書かない。
コメントを不可にする。

ま、有名人じゃないし、アクセス数も相当減ってるし、ググってまで来る荒らしもそんなにいないだろう。
今は気楽に考えている。
だから特別な対策は取らないことにした。

何よりまたブログを始めようと思ったのは勿論この人の影響だ。

品川庄司 庄司の「品川じゃないブログ」

これが毎日の楽しみの一つになった。
庄司さん独特の、鋭い感性を垣間見せる考察がもっと増えればいいな。
仕事の一部であるからには、やはりアクセス数を稼ぐためのエントリーが多くなるのは仕方ないとしてもね。

パン屋さん、散歩、新聞、カフェラテ。
「そんな自分が好きです」

別にオッサンじゃありませんぞ。
私もそう言う時間を過ごしてる自分が好きになるし。
オバさんですな。

それは言うなって。
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夕暮れ・窓灯り

2009-02-05 | 胸ときめかすお喋り
TSUTAYAに用があったので、2つ手前のバス停で下車。
用事が終わって、夕暮れの街を歩く。
向かいの公園の緑がぼんやりと暗く見える時間。
車のヘッドライトだけがやけに明るい。

最後の100mくらいは坂になっている。
ちょっと小高い場所にうちが見える。
無意識に視線をさらに上へ。

彼の部屋に灯りがついている。
今いるんだ。
坂を登る間、ずっとその灯りを見ていた。

いつの間にか涙ぐんでいた。

エレベーターに乗った。
思わず彼のうちの階を押してしまいたくなる。
諦めて、自分の階のボタンを押す。

偶然って、たびたび起こらないから偶然って言うんだね。
あの、「たった一度」が奇跡に思えてくる。
なんでつまらなことしか話せなかったんだろう。

エレベーターが止まって、今日も逢えないままうちに戻る。
彼の部屋の窓灯りが温もりとなって胸に留まる。

メールしようかな。
今日は止めておこう。
胸に留まった温もりを思い返そう。

思い出を反芻しながら、恋は深まっていく。
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Joshは今もJoshのまま

2009-02-04 | 日常のお喋り
もう15年も経つ。
NHKで1年半に渡って放映されていたアメリカABCのドラマ「ヤングライダース」
以前にもこのブログでエントリーしたが、当時の私はそのドラマにはまりきっていた。
録画して、その回が終わると3回はリピートした。

Joshは実在のガンマン、ジェームズ・バトラー・ヒコック、通称「ワイルド・ビル・ヒコック」の役だった。
ABC全盛時代を支えた名監督ヴァージル・ヴォーゲルさんの最後の連続TVドラマでもあった。
(懐かしの外国TVドラマコーナーでレンタルされてるエアウルフ・ナイトライダーなど数々のヒットドラマの監督)

その後はマイナーな映画や、舞台などで活躍していたようだったが、殆ど日本では見ることが出来なかった。
一度単館上映の若手映画で見たことがある程度だ。

女優のダイアン・レインと再婚した時、最近の画像を見ることが出来たが、ひげを蓄えた顔は、同じ俳優であるお父さんにそっくりになっていた。
(お父さんの映画で知ってるのは、現在もレンタルできる「カプリコン1」の宇宙飛行士役くらい)

最近になって、Joshが出演している映画を3本見た。
ロバート・ロドリゲスの「プラネットテラー」(マッドな医者役)
リドリー・スコットの「アメリカンギャングスター」(悪徳警官役)
そしてコーエン兄弟の「ノーカントリー」(モス役)

今回は映画について語らないが、「ノーカントリー」は傑作だと思う。
邦題のせいで、残念なことになってしまっているが、内容はいい。
(原題は「 No Country for Old Men 」老保安官の心境を表す)
公式HPに出ていたが、犬に追われるシーン。
Joshは迫力あるシーンの為、本番直前まで光るボールを見せるととびかかるよう訓練されている犬をからかい続け、イライラさせ、本気で危ないことになったそうだ。
普段は犬や馬に囲まれて生活してるJoshだから出来ることなんだろう。

そして何より、モーテルで殺し屋がやってくるのを知ったモスが、ライフルを構えて待つ緊張したシーン。
このガンさばきこそJoshの真骨頂だ。
やっぱりカッコいい。

2世俳優だけど、決して演技はうまいと言えなかったけど、真面目に努力してきたんだなってわかる。
演技も昔よりずっとうまくなった。
有名どころの監督さんが軒並み起用してくれているのがその証拠だ。

言い方は変だけど、学校の同級生が大人になっても自分の夢を実現させようと頑張ってる。
Joshを見てるとそんな気持ちになってくるのだ。
主役だけがスターじゃない。
JoshはJoshのままで、年老いるまでスクリーンの中にいてほしい。

願わくば、もう一度だけ、あの見事な手綱さばきも見てみたい。
でも馬に眉毛を描くイタズラは、もうさすがにしないよね。
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紅茶のやさしさ

2009-02-03 | 日常のお喋り
近くの街に紅茶専門店がオープンした。
友達に誘われて行ってみたのだけど、私はコーヒー党だ。
朝、食事はしなくてもコーヒーだけは飲む。

だが残念なことに長年愛飲してきたトラジャが不作で、手の届かない値段になってしまった。
トラジャのブレンドだと物足りない。
あの独特の優しい甘みがない。

やさしさに飢えていた。
コーヒーは止められないけど、緑茶も飲むけど、別の世界の扉を叩いてみたい。

そこでついに出会った。
その日のお勧めセットのウバ。
本当はミルクティーだったけど、ミルクが苦手な私はストレートで、ティーポットのウバを3杯、残さずいただいた。

お土産にウバとディンブラを買ってきた。
近くのお店の手作りケーキと合わせて、夕食後のティータイム。
気持ちがやさしくなる時間。

今まで紅茶の良さを知らなかったのは、本物に出会わなかったからだと気付いた。
茶さじ1杯で味わえるやさしさ。
なくなったら、またあの店に行こう。
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恋愛小説

2009-02-02 | 胸ときめかすお喋り
私としては珍しく、今恋愛小説を書いている。
相変わらずの長文で、すでに原稿用紙で700枚になる。
こんなの恋愛小説じゃないってほど長い。

長い理由は小道具に凝ってしまうからだ。
フェンダーのストラトについて長々と書いていたら、あっという間に300字。
でもそのシーンは、ストラトが主人公なのだ。
語り手でもある女性と元彼の会話には、どうしてもストラトが必要だったのだ。

でも本当の理由は、今恋をしているからかもしれない。
文字を通じて、恋に酔っている自分に浸りたいからなのかもしれない。
恋に酔ってる…。
もうこう書いている時点で普通じゃない。
自分の気持ちを抑えられなくて、ブログに書いている時点で普通じゃない。

久しぶりだな、と自分でも思う。
ほぼ中学生だ。
そのくらい純粋で幼い恋をしている。
まだ愛と言えるまでにも育っていない。
育つかどうかも分からない。
とにかく恋なのだ。

外見なんか全然パッとしない。
最初に会った時なんか、危うく存在にも気付かないほどだった。
今思い返してもこんな風な気持ちになるなんて思わなかった。

いや、違う。
その時から、もうすでに恋は始まっていたのだろう。
会釈を交わしただけだったけど、その時の顔も様子もはっきり覚えている。
自分でそうとは認識していなかっただけだ。

去年の11月に少し意識して、
12月に気になり始めて、
1月、恋に落ちた。

この先どうなるか、まるでわからない。
だからこそ、今この時が恋愛の最盛期なのだ。
わかってしまったら、犯人が誰だか知っている推理小説を読むことになる。
ずっとわからないままでいたい。
わからないまま、過ぎてゆく日を1日1日数えていたい。

すぐ傍にいて、言葉を交わすことが出来る。
この幸せがずっと続くこと。
それだけが願いだ。
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埃なのかクモの巣なのか

2009-02-01 | 日常のお喋り
ブログを放置していた。
ストレスによるアレルギーで去年は最悪の時期だった。
痛い。
そして痒い。
もう何をしても集中できないし、イライラした。

久しぶりにブログを見ていた。
荒れ放題…。
コメント・TBともに荒らしばかり…。
しかたないか。

ログインしようとして、パスワードを忘れてることに気付いた。
幸い、この類はすべてメモってあるので、無事ログインしている。

遅ればせながら、
あけましておめでとうございます。
って、もう2月だった。
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