海と空

天は高く、海は深し

6月29日(土)のTW:「自由財産の原理」

2013年06月30日 | Myenzklo

その耕地の点で互いに密接な関係を持つようになった人々は手を結んで一種の団結、すなわち、連合または同盟を結成した。b(ibid s 230 )第二次世界大戦の終結。ナチスドイツの滅亡と大日本帝国の敗北。ソ連邦の崩壊と冷戦の終決。社会主義政権倒壊の根本要因。中華人民共和国の台頭。


彼らは団結して、前にはただ領主のために果たしていたに過ぎなかったものを自分のものとし、また自分でやることにした。その最初の共同事業は鐘を吊した塔を建てることであった。鐘が鳴ると皆は集らなければならない。こうした団結の目的は一種の民兵を作ることにあった。それに続いて、c


参議員、陪審員、市会議員などからなる自治体が設けられた。また、共同金庫の設置、租税、関税などの徴収も行われた。また共同の防衛手段として堀や城壁が造られた。しかし個人が自分のために特別な防塞を作ることは禁じられた。このような自治体は商工業の方が向いていて農業とは異なっていた。d


そうしてやがて商工業者は農民よりも優越する地位を占めるようになった。それは農民たちが強制的に労働をやらされたのに対して、商工業者らは自分自身から活動し、自分自身から進んで努力するものであり、自分の労働の結果に自分の利害が掛かっていたからである。c


それまでは商工業者らも、その生産品を売って利益を得ようとする場合には領主の許可を得なければならなかったが、彼らはこの市場の自由を得たことの代償として、領主に一定額を納入しなければならなかった。また領主はその他に彼ら商工業者らの収益の一部を徴収した。d(ibid s231 )


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