ぶらりドリブルの旅

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2023年J1リーグ第4節 FC東京vs横浜FC in味の素スタジアム

2023-03-15 18:15:38 | サッカー観戦記

2度目の味の素スタジアム。
どうしても「また東京ドロンパに会いたいを観たい」という思いを抑えられず、東京へ旅立ち。
前回はまん延防止等重点措置の下での試合だったので、制限無しの今回はどれだけ熱気という破壊力に押される事となるか、期待と不安を抱いて味スタへと向かいました。

早朝に出発、午前9時発の飛行機に乗るという弾丸的な旅路を経て、割とスムーズに京王線・新宿駅へ。
しかしここで各駅停車に乗るというミスを犯し、道中何度も挟まれる通過待ちに苛立ち良い流れは途切れ。
耐えきれずに途中乗り換え、調布駅で再乗り換えを果たしたものの、乗った各停の列車は最初に乗ったもの(恐らく)というオチがつきました。
そんな赤面ぶりを発揮しながら、飛田給駅へと到達。

駅構内のパネルも、当然の事ながら一新。前回

道中は相変わらず青赤に染め上げられていたものの、違ったのは同じくスタジアムへと向かう人々の波。
当然ながら写真を撮りまくるという余裕は既に無く、混雑ぶりに冷や汗を掻きつつも入場時間(午後1時)前に何とか辿り着きました。

 

前回は閑散気味だったものの、制限が無くなった事で賑わいを見せる青赤パーク。
「求めていたものはこれだよ」という心の声を放ちながら、早速蝗の仲間入りスタジアムグルメを満喫する事に。
その最中、仕事へと向かうスーツ姿のOB・石川直宏氏らしき姿を見た事で高揚感は満天に。

ドロンパ大好きという思いが溢れた屋台構えのYASSカレー。

当然その姿に心を動かされ、即購入。
あまりに飢えていたのか撮影も忘れたようで、一口食した後の写真です。無事に蝗になれたようで何より
濃厚なルーと分厚い肉が織り成す上質なハーモニーに舌鼓。

今年のクラブのイチ押しはこの商品なのでしょうか。
ドロンパの後頭部が「ベビーカステラ」と再三弄られてきた成果がここに結集。
自分としても欲しかったですが、30個入りは流石に1人では無理という事で断念……。

1時を回りスタジアム入り、今回も席はバックスタンド。
やはり綺麗なピッチは視覚的に良い……のですが、試合中になると、その綺麗ぶりが逆に作用したのかスリップする選手が目立ちましたな。

貰ったMDPの表紙には、自分の一押しである東慶悟。
今季務めているアンカーの役割には、中々難儀しているようであり。

尚J1通算350試合出場を達成したようで、キックオフ前にはセレモニーが。

チェック済みの東京ドロンパ出没情報によると、1時半にコンコースに姿を現すとの事で、その時まで席で待ち。

しかしいざ時間にその場に行ってみると、人・人・人。
登場したドロンパの周りには、横浜FCのサポーターも加わり大密集を作り上げ、とても近付く事は出来ず。
結局ベビーカステラ後頭部を納める事で精一杯でした。

切り抜き。

そさくさと席に戻り、尚もスタジアムグルメを追加。

油そば。
既に卵黄がしおれ気味と作り置き感は拭えないものの、腹を満たすには十分。
カレーと併せ、ダブル炭水化物と相成りましたが気にしない。

この日のアウェイ・横浜FCのサポーター。(練習時間中に撮影)

そういや三田が前年までFC東京所属という古巣対決。
そんな事を考えつつ、ふとFC東京のゴール裏上部を見ると……

 

多種多様な断幕が並べられる中、目につく「TAMA」の文字。
愛称が「タマ」である三田の事か、と早合点。
その他が東京内の地名である事を考えると、「多摩」だったのでしょうな……。

「FC東京=○○」という認識が個人的に強い、「めちゃコミック」の看板。

大型ビジョンにひとしきりCM映像が流れ、印象的だったのはがん検診・腎臓検診といった医療系のもの。
やはり暴食したあとではその言葉は耳に刺さるものであり……という事を考えさせられながら、時間は過ぎていき。

そして練習時間がやってきました。

キーパー練習の最中の守護神ヤクブ・スウォヴィク。

この日もその最後の砦ぶりを存分に見せ付ける事となり。
チームがサッカー構築に難儀するなか、鉄壁ぶりは不可欠なものと化しつつあるようです。

練習風景が進んでいく中、メインスタンド側から本日の主役?が登場。

スポンサー様(恐らく)とガッチリ、という姿が納められたのち、場内一周へ移るドロンパ。
その足には得意のローラーブレードを装着したため、速い速い。

横浜FCサポーター前で、持ち味の深々としたお辞儀。

尚も滑るように周回し、とうとうバックスタンド側へ。

 

眼前で愛想を振りまくドロンパ。かわいい。

至福の時間は過ぎ去りこうしている間も時間は進み、練習は終了。

 

ボールパーソンの紹介、と同時に、現れた旗持ちのパフォーマーの集団。
一瞬「こんな派手な方々がボールパーソン?」と思ってしまう登場の仕方をしたのち、ゴール裏前でフラッグパフォーマンスを敢行します。
公式サイトによると、「Via Colorguard」というチームとの事。

そしてスタメン発表の時を迎え。

前回もその映像技術に感銘を受けたものですが、あれから2年が経ち尚も進化を続けた模様。 2年前 前年
今回は、東京内の街並みをバックにした選手アニメーションというコンセプトとなっておりました。

尚、↑の後に街並みに描かれるボールの軌道が挟まれるため、選手のアクションは「ボールを跳ね返す」ものに固定化。

そんな映像とともに発表されるFC東京スタメン。

若手主体に切り替わりを果たしているのか、見慣れない顔ぶれが並び。
その先駆け的存在の松木は、U-20代表に選ばれているのでこの日は不在でしたが。

そんな訳で、理想のサッカーを落とし込むために、手垢のついていない選手で補おうという節が見受けられるアルベル監督。(安部が故障中など離脱者の関係もあるでしょうが)
果たしてその成果は実るのか。古巣の新潟より順位が下というのは格好がつかないでしょうし

そしてユルネバこと「You'll Never Walk Alone」を聴いたのち、選手入場の時が。

この辺りは、メインスタンド側で無いと十分に雰囲気を堪能できないポイントでしょうか。

選手紹介からここまでの間にも、グラウンド周囲でパフォーマンスを貫いていた「Via Colorguard」の姿には脱帽せざるを得なく。

戦場に赴く選手達を見守るドロンパ、ピッチに入る事が出来ない自身の立場がひしひしと感じられてしまう一幕。
この後「気を入れるポーズ」とお辞儀をして、試合前のお仕事は終了です。

この日のスタメンは↓。

さてキックオフ。
スリップするFC東京選手の姿が見られるやいなや、不安の通りに横浜FCに押される入りとなり。
それでも前節と同等のスタメンの横浜FCは、山根の推進力を前面に押し出す攻め。
前半3分にはその山根のドリブルがエンリケ・トレヴィザンに反則で止められ、右サイドからのフリーキックを得た横浜FC。
そして三田のクロスをンドカ・ボニフェイスが合わせにいき、惜しくもミートせずという危険なシーンとなります。

しかしそれを払拭したのが5分。
自陣左サイドのスローインから、投げ入れられたボールをディエゴ・オリヴェイラが収めて繋ぎ、中央→右へと素早く経由。
その過程で中村帆高がパス&ゴーで右ポケットを突き、仲川のスルーパスからマイナスのクロスを入れると、エリア内中央に走り込んでいたディエゴの下へ。
そしてユーリ・ララをかわしたのちに放たれたシュート、ジャストミートせずもゴール左へと転がってゴール。
最初の攻撃を得点に結び付けたFC東京。

それでもビルドアップに苦戦気味のFC東京。
9分にはGKスウォヴィクへのバックパスがやや短くなり、小川航基が詰めにいくというシーンを招くと、次の瞬間ボールを蹴り出したスウォヴィクの足が小川航に入ってしまい倒れ込み。
しかし笛は吹かれず、これには横浜FCサイドは納得出来ず。
止む無くという感じでVARチェックが挟まれるも、結局反則無しに終わります。
命拾いしたFC東京に対し、しこりが残った横浜FC。
その影響か、11分には寺山に反則を犯したユーリが早くも警告を貰い。
19分にも三田が(小泉への反則で)警告という具合に、そんな感情が結果に反映される事となってしまいます。

それでもFC東京がもたつくうちに、同点に追い付きたい横浜FC。
23分には東慶の(長谷川に対する)反則で、中央からのFK。
それでも距離があるセットプレーであり、キッカー三田はエリア内への縦パスを選択。
するとディフェンスに当たりこぼれた所を、ユーリがフリーでエリア内で拾うという決定機を生み出し。
しかし放たれたシュートはGKスウォヴィクが至近距離でセーブと、ビッグプレーで窮地を防ぎます。

消化不良といった試合展開に、爽快さを齎したのが俵積田。
実績の殆ど無い選手ながらも、左サイド奥から果敢にカットインシュートを連発。
16分・18分と立て続けにサイドからエリア内を突いてシュートと、チームに勢いを与えんとするその姿勢はスタンドの心を打ったでしょうか。

そんな若武者に勇気を与えられたFC東京は、ハイプレスの姿勢を強めに掛かり。
しかしディエゴ・小泉がボランチを切り、2センターバックには両ウイング(仲川・俵積田)が詰めにいくというアンバランスぶりが感じられる方法を採り。
これがサイドバックに出された際に、中々横浜FCに詰まりを生み出せない要因となっていたでしょうか。
寺山が横浜FCの左SBにいく一方で、逆サイドにはバングーナガンデ佳史扶が上がって詰めにいく事でカバーせんとしていましたが、それが遅れると前に繋がれてしまう。

それでも、その中央への意識が高いウイングの姿勢が結果に繋がります。
27分、最終ラインでの繋ぎにディエゴがGKまで詰めにいった事で、ンドカ→岩武へのパスを仲川がカットと嵌めきり。
そしてシュートをゴールネットに突き刺し、今度は相手のビルドアップを破壊する形で追加点を挙げました。

しかし好事魔多しと言わんばかりに、35分には中村帆が故障を発生させたのを尻目に、その間にも続けられる横浜FCの攻撃。
小川航のシュートをGKスウォヴィクがまたもビッグセーブ(その後ポストを叩く)、しかし尚も攻撃は続けられ。
クロスをクリアしにいった寺山にシュートせんと振った三田の足が入ってしまう(反則)と、これに激高したのはスウォヴィク。
この一幕か、中村帆のアクシデントにも拘らず続けられた所為かは不明でしたが、その血の気の多さが異議による警告を招いてしまいました。
結局中村帆はここで交代となり、長友が投入されます。

ここでようやく、撮るのを忘れていたメンバー表示を撮影。
既にスコアが動き、交代も行われたとあっては怠慢ぶりは否めず。
バングーナガンデのフルネームが表示できない、というのがポイントでしょうか。

その後も俵積田のカットインが目立つ中で迎えた45分。
敵陣に進入しパスを左右に散らす横浜FC、右ポケット深めからのクロスに繋げると、入れられた中村拓海の低いクロスを木本がクリアミス。
これが直接ゴールに入ってしまい、オウンゴールという形で1点差となります。
アディショナルタイムにも小川航のミドルシュート(GKスウォヴィクキャッチ)など、反撃の手を緩めない横浜FCが後半に望みを繋げる終盤となりました。

2-1で折り返し、迎えたハーフタイム。
再び場内を疾走するドロンパ。

 

今度はスケボーに乗って登場と、都会の若者の如く振る舞います。

 

そんな都会タヌキボーイ、ゴール裏では音楽に合わせてダンスする姿も披露。

その裏で両チームとも動き、後半開始と同時に共に2枚替え。
FC東京は寺山・トレヴィザン→塚川・森重。
横浜FCは山根・ユーリ→山下・井上。

そうして始まった後半。
横浜FCは、投入された井上が絶妙な位置取りでボールの中継点を務め。
セカンドボールの拾い、ボールカットした味方へのパスコースなど、潤滑油をこなす事で反撃の足掛かりとします。
対するFC東京は、前半と同様俵積田の勢いは止まらず。
後半7分のカットインシュート(枠外)を皮切りに、10分には長友のボール奪取からのパスをエリア内で受け、そのまま中央からシュート。(GK永井セーブ)
続く11分にもスローイン→フリックでの繋ぎを受けてシュート(ブロック)と、重ねられる俵積田のフィニッシュ。

地味な横浜FCに対する派手なFC東京といった図式で、打ち勝ったのは派手さだったでしょうか。
15分にコーナーキックを得たFC東京、これまではバングーナガンデがキッカーを務めていたものの、この場面では東慶が蹴りにいき。
そしてゴール裏サポーターを煽ったのちにクロスを入れる一幕を演じます。
これは繋がらずも、雰囲気を作り上げると結果が出るのも早かった。

続く17分敵陣でボールを拾ってから右サイドへ展開、長友のクロスをヘディングで合わせたのはディエゴ。
綺麗にゴールゲットし、再び2点差とします。

自身はゴール出来ずも、チームの上げ潮に一役買った俵積田。
20分にディエゴのスルーパスに走り込み、エリア内からシュートという好機を迎えたものの、ブロックに遭いここもゴールならず。
この直後にお役御免となりました(アダイウトンと交代)が、十分過ぎる活躍だったでしょう。

一方何とか食らいつきたい横浜FCも、22分に再度2枚替え。(坂本・橋本→カプリーニ・林、山下が右サイドハーフ→左SHへシフト)
直後にエリア内から小川航のシュートが生まれるも、ブロックののちGKスウォヴィクがセーブと寸での所で防がれ。

28分にバングーナガンデが足を攣らせてしまい、再度アクシデントによる交代。(荒井と交代)
これで先に交代枠を使い果たしますが、折りしも直後に横浜FCも最後の交代。
長谷川→伊藤と、結局横浜FCは順序こそ違えど、前節と交代メンバーも同一となりました。

荒井の投入により、長友が左サイドへと回り空いた右SBには小泉。
そして荒井が右の位置に入り、左サイドでプレーする仲川を見て……そうなるとディエゴとアダイウトンの2トップか。
そんな風に頭を回転させていると、その後もアダイウトンが左サイドに張る場面が多く。
どうやら仲川をトップ下とした4-2-3-1へとシフトしていたようでした。

その新布陣から、32分には敵陣でディエゴがポストプレイののち、仲川浮き球パス→アダイウトン落としを経てエリア内奥へ走り込むという決定機。
「まさかハットトリックか?」という思いの中、放たれたディエゴのシュートはゴールポストを直撃(その前にアダイウトンがオフサイドらしい)と、そうは問屋は降ろさず。
40分に今度は仲川のスルーパスをアダイウトンがエリア内左で受けるも、シュートはGK永井がセーブ。
前掛かりになる横浜FCの裏を突くような好機を作っていきます。

苦しさが滲み出る横浜FC、35分にカプリーニのミドルシュートが放たれるもGKスウォヴィクがセーブ。
次第に個人技頼みの攻撃を強いられ、既に交代枠も無い状況のなか、終盤にはSH同士の位置を入れ替え。(山下が右・カプリーニが左)
前節も度々見られたこのポジションチェンジですが、効果的かどうかは不透明。
42分にその山下が長友の裏を突いてスルーパスに走り込む場面もありました(戻った長友に防がれCKに)が、有効打とはならず得点に辿り着けません。

突入したATでも、アダイウトンの左奥からのマイナスのクロスに仲川が合わせシュート(ブロック)と、迫力ある攻めを見せるのはFC東京の方。
横浜FCはクロスのこぼれ球を拾った中村拓がシュート(ブロック)と一矢を放つも、結局攻勢の流れは作れず。
試合終了の時を迎え、3-1でFC東京が勝利に辿り着きました。

ホームチームが勝てて良かった、という思いとともにスタジアムを後に。
しかし帰路の人流は想像以上であり、満員電車にももまれ、既に心身に余裕は無く何とか都内の宿へと辿り着きました。

 

(終)


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