ぶらりドリブルの旅

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【メモ】 2021夏の移籍まとめ・J2

2021-08-13 18:21:50 | 雑記

※赤字は「中断前に登録抹消された選手」or「中断前に登録追加された選手」
※特別指定・2種登録の選手は記述していません
※育成型レンタルでの移籍選手は、移籍期間内であれば記述

<ブラウブリッツ秋田>

加入選手

  • MF 藤山智史(J3・長野)

退団選手

  • DF 鈴木準弥(J1・FC東京へ移籍)
  • DF 饗庭瑞生(育成型レンタル/JFL・FC刈谷へ移籍)

<モンテディオ山形>

加入選手

  • MF 樺山諒乃介(J1・マリノス/育成型レンタル)

退団選手

  • DF 栗山直樹(レンタル/愛媛へ移籍)
  • MF 小松駿太(レンタル/J3・今治へ移籍)
  • FW ルリーニャ(契約満了)

<水戸ホーリーホック>

加入選手

  • DF 今掛航貴(J1・鳥栖/育成型レンタル)
  • DF 岡本將成(新潟/レンタル)
  • MF 中里崇宏(未所属(前所属=韓国・江原FC))
  • MF 伊藤涼太郎(J1・浦和/育成型レンタル)
  • MF 古宿理久(J1・横浜FC/育成型レンタル)
  • FW 黒石貴哉(J3・八戸)

退団選手

  • DF 住吉ジェラニレショーン(J1・広島へ移籍)
  • DF 柳澤亘(J1・ガンバへ移籍)
  • DF 田辺陽太(育成型レンタル/JFL・いわきFCへ移籍)
  • DF 温井駿斗(J3・藤枝へ移籍)
  • MF 平野佑一(J1・浦和へ移籍)
  • MF 平田海斗(育成型レンタル/JFL・ラインメール青森へ移籍)
  • FW 深堀隼平(育成型レンタル/J3・岐阜へ移籍)
  • FW ブラウンノア賢信(育成型レンタル/J3・沼津へ移籍)

<栃木SC>

加入選手

  • GK オビ・パウエル・オビンナ(J1・マリノス/育成型レンタル)
  • DF 黒﨑隼人(J1・大分/レンタル)
  • DF 溝渕雄志(千葉/レンタル)
  • MF 谷内田哲平(京都/レンタル)
  • FW 豊田陽平(J1・鳥栖)

退団選手

<ザスパクサツ群馬>

加入選手

  • DF 大武峻(磐田/レンタル)

退団選手

  • MF 山中惇希(育成型レンタル/J3・長野へ移籍)
  • FW 一木立一(レンタル/JFL・FC刈谷へ移籍)

<大宮アルディージャ>

加入選手

  • GK 南雄太(J1・横浜FC/レンタル)
  • FW 河田篤秀(J1・徳島)

退団選手

<ジェフユナイテッド千葉>

加入選手

  • MF 檀崎竜孔(J1・札幌/レンタル(オーストラリア・ブリスベン ロアーFCでレンタル終了))

退団選手

  • DF 溝渕雄志(レンタル/栃木へ移籍)
  • FW 大槻周平(レンタル/山口へ移籍)
  • FW 岩崎悠人(レンタル先変更/J1・鳥栖へ移籍(レンタル元=J1・札幌))

<東京ヴェルディ>

加入選手

  • DF 浜崎拓磨(松本/レンタル)
  • MF 杉本竜士(J1・横浜FC)
  • FW 戸島章(松本/レンタル)

退団選手

  • MF 松橋優安(レンタル/相模原へ移籍)

<FC町田ゼルビア>

加入選手

  • GK 増田卓也(J1・広島/レンタル)
  • DF 田代真一(J1・横浜FC/レンタル)
  • MF 安井拓也(J1・神戸)

退団選手

  • FW マソビッチ(契約解除→セルビア・FKヴォジュドヴァツへ移籍)

<SC相模原>

加入選手

  • DF 藤原優大(J1・浦和/育成型レンタル)
  • DF 木村誠二(J1・FC東京/育成型レンタル(京都からレンタル先変更))
  • MF 高山薫(J1・大分/レンタル)
  • MF 成岡輝瑠(J1・清水/育成型レンタル)
  • MF 兵藤慎剛(未所属(前所属=仙台))
  • MF 松橋優安(ヴェルディ/レンタル)
  • FW 澤上竜二(J1・セレッソ/レンタル)

退団選手

  • MF ジョンイングォン(レンタル/東京2部・FC KOREAへ移籍)
  • FW 和田昌士(レンタル/J3・岩手へ移籍)

<ヴァンフォーレ甲府>

加入選手

退団選手

  • DF 金井貢史(琉球へ移籍)
  • MF 中山陸(育成型レンタル/J3・富山へ移籍)

<松本山雅FC>

加入選手

  • FW セルジーニョ(韓国・大邱FC)
  • FW 伊藤翔(J1・横浜FC/レンタル)

退団選手

  • DF 高木利弥(レンタル/愛媛へ移籍)
  • DF 浜崎拓磨(レンタル/ヴェルディへ移籍)
  • FW 戸島章(レンタル/ヴェルディへ移籍)

<アルビレックス新潟>

加入選手

  • FW 高澤優也(J1・大分/レンタル)

退団選手

  • DF 岡本將成(レンタル/水戸へ移籍)
  • MF 秋山裕紀(育成型レンタル/J3・鹿児島へ移籍)

<ツエーゲン金沢>

加入選手

退団選手

  • MF 窪田稜(レンタル/J3・岐阜へ移籍)
  • MF 島津頼盛(レンタル/J3・鹿児島へ移籍)

<ジュビロ磐田>

加入選手

  • DF 伊藤槙人(J1・マリノス/レンタル)
  • DF 高野遼(J1・マリノス)
  • MF 金子翔太(J1・清水/レンタル)

退団選手

  • DF 伊藤洋輝(レンタル/ドイツ・VfBシュトゥットガルトへ移籍)
  • DF 大武峻(レンタル/群馬へ移籍)

<京都サンガ>

加入選手

  • FW イスマイラ(J3・福島)

退団選手

  • DF 木村誠二(レンタル先変更/相模原へ移籍(レンタル元=J1・FC東京))
  • MF 谷内田哲平(レンタル/栃木へ移籍)

<ファジアーノ岡山>

加入選手

  • MF 石毛秀樹(J1・清水/レンタル)
  • FW ブレネー・マルロス(未所属(前所属=タイ・バンコクユナイテッドFC))
  • FW ミッチェル・デューク(サウジアラビア・タアーウンFC(元清水))

退団選手

  • FW 松木駿之介(レンタル/JFL・鈴鹿ポイントゲッターズへ移籍)

<レノファ山口>

加入選手

  • MF 田中渉(J1・仙台/育成型レンタル)
  • FW 大槻周平(千葉/レンタル)

退団選手

  • GK 石井僚(レンタル先変更/J3・YS横浜へ移籍(レンタル元=J1・浦和))
  • DF 起海斗(レンタル/北信越1部・福井ユナイテッドFCへ移籍)
  • FW 森晃太(J3・福島へ移籍)

<愛媛FC>

加入選手

  • DF 栗山直樹(山形/レンタル)
  • DF 高木利弥(松本/レンタル)

退団選手

<ギラヴァンツ北九州>

加入選手

  • DF 福森健太(J1・大分/レンタル)
  • MF 椿直起(J1・マリノス/レンタル(オーストラリア・メルボルンシティFCでレンタル終了))

退団選手

<V・ファーレン長崎>

加入選手

退団選手

  • DF 鹿山拓真(レンタル/J3・富山へ移籍)
  • FW 富樫敬真(J1・仙台へ移籍)

<FC琉球>

加入選手

  • DF 金井貢史(甲府)
  • MF 武田英寿(J1・浦和/育成型レンタル)
  • FW ヴィニシウス(ブラジル・ナシオナルAC/レンタル)

退団選手

  • FW 人見拓哉(育成型レンタル/J3・長野へ移籍)
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DAZN観戦 2021年J2リーグ第24節 ヴァンフォーレ甲府vsジュビロ磐田

2021-08-13 08:00:47 | サッカー視聴記(2021年J2)

※前回の甲府の記事はこちら(21節・岡山戦、3-1)
※前回の磐田の記事はこちら(22節・山口戦、2-2)
※夏の移籍情報に関してはこちら

昇格争いを繰り広げる甲府と磐田。
順位通りに好循環を保っているだけに、甲府は夏の補強策はほぼ無しと強気の体制。
一方の磐田は伊藤洋輝の海外移籍という事象が発生したため、穴埋め的に獲得したのが伊藤槙人。
「伊藤が退団したから伊藤を獲った」とくだらない事を言いたくなりますが、ともかくJ1のクラブから3選手を獲得と、昇格に向けて積極的な動きを見せました。
それでもいきなりスタメン起用するという冒険は犯さず、この日は伊藤槙・金子の2人がベンチ入り。

ともに3-4-2-1の基本フォーメーションで、ボールポゼッションに長ける者同士の試合。
鈴木雄斗のロングパスでルキアンを走らせる攻撃を見せた磐田の入り。
ミラーマッチらしくロングボールでの打開を切欠に主導権を握り、前半5分には遠藤のスルーパスを小川大貴がスライディングで際どく繋ぎ、山田大記がドリブルでエリア内右へ進入。
そこから低いクロスを入れ、ニアサイドで大津が走り込むも僅かに合わずと、甲府エリア内を脅かす攻撃を見せます。

対する甲府も押し込まれず、7分に最後方での繋ぎから、メンデスの縦パスがウィリアン・リラに入って好機。
リラから受けた鳥海が前進ののち、果敢にミドルシュートを放つもGK三浦に抑えられ。
鳥海が積極性を見せた事で、磐田からペースを剥がした甲府。
以降は特徴である、3バックの中央の選手(新井)が一列前に出てのビルドアップを展開。
かと思えば、左肩上がりに陣形を動かしてのパスワークから、右へと展開して浦上(右CB)が上がって受ける(11分)など多彩に攻撃を仕掛けていきます。

その後はクオリティ高い攻撃のぶつかり合い、といった試合展開に。
17分に磐田が好機、左サイドから山本康裕縦パス→遠藤スルーパスと縦に速い攻撃を見せると、受けた大津がエリア内左からグラウンダーでクロス。
ファーサイドでルキアンが足から跳び込んで合わせますが、至近距離でGK河田がセーブして防ぎます。
20分には甲府、敵陣中央で野津田がボール奪取すると、エリア内へとスルーパス。
これに泉澤が走り込んでシュートを放ちますが、オフサイドで無効に。
得点ランキング上位の選手(ルキアン=1位・泉澤=5位)もフィニッシュに絡み、接戦を彩ります。

27分に挟まれた飲水タイムののちは、甲府が攻撃権を握り。
しかし1トップのリラにボールを集めるも、30分には縦パスをオフサイドポジションでリラが受けてしまい攻撃終了。
35分には右サイドで関口のクロスが上がり、中央でリラが待ち構えるもファーサイドに流れ。(リラは不満げなジェスチャー)
攻勢の中でも好循環を掴めていないようでありました。

すると磐田が一瞬の隙を突きます。
37分、右サイドからのスローインが低く速いボールで甲府エリア内を突き、受けたルキアンがエリア内右奥からグラウンダーでクロス。
ファーサイドで松本が足で跳び込んで合わせゴールゲット、先制点を挙げた磐田。
甲府サイドからすれば、まさかスローインから直接エリア内のルキアンに渡すとは……と言いたくなるような失点となりました。

このショックが大きかったのか、以降主導権は磐田のものに。
これまで抑制気味だった、両サイドのCB(右=鈴木雄・左=山本義道)の上がりも見られはじめ、分厚い攻撃で試合を支配していく磐田。
42分、再びスローイン(ここでは遠藤が投げ入れており、こうしたスロワーを固定しない策が甲府を幻惑したのかも)から右サイドでパスを長く回し、その間に上がりを見せた鈴木雄がエリア内右奥からクロス。
この低いボールを中央でルキアンがボレーシュートに持っていくも、ブロックに防がれ。
44分には左コーナーキック、ショートコーナーを経ての遠藤のクロスから、ルキアンがヘディングシュートを放ちましたがGK河田がキャッチ。
追加点は奪えずも、甲府サイドに攻撃をさせないまま、前半を終えるという良い展開となった磐田。

共に交代無く迎えた後半、磐田が良い流れのままに立ち上がりから攻撃機会を作っていきます。
しかし甲府もただでやられる訳にはいかず、後半3分の最初の攻撃。
左サイドでの泉澤のドリブルから、中央へと展開したのち鳥海がエリア内のリラへ送ると、右からリラがグラウンダーでクロス。
これをファーサイドで泉澤が合わせシュートと、磐田の先制点と酷似するようなフィニッシュでゴールネットを揺らし。
泉澤の今季10ゴール目が生まれ、同点に追い付いた甲府。

やっとリラが良い形でボールを受けた事で生まれた甲府の得点。
尚も5分、再度鳥海の縦パスをエリア内で受けたリラ。
勝ち越しを狙うべく足を振るも、磐田・大井を蹴ってしまい反則・警告を受ける事に。(しかも痛んだのはリラの方)
2度は続かないという事を憚らずも示す結果になってしまいました。

そんなコメディチックなシーンに断を下すように、磐田が反撃。
7分、松本の浮き球パスをルキアンが収め、そのままエリア内に進入してシュート。
ブロックに阻まれ左CKを得ると、キッカー遠藤のニアへのクロスを鈴木雄がフリックし、クリアされるも跳ね返りが大津の下へ。
この浮き球を足下でボレーシュートにいった大津、難しいシュートに見えたものの、ジャストのタイミングで放たれたボールは豪快にネットに突き刺さり。
ゴラッソというべきゴールで、再び磐田がリードを奪いました。

1失点目と違い仕方無いという割り切りが甲府にあったか、その後はボールを握って反撃体制へ。
しかし磐田サイドは5-4-1のブロックを強固にして対抗し、ポゼッションは高まるもフィニッシュに持ち込めないという典型的な流れとなる甲府。
サイドを振りつつ右から関口が、左から泉澤がクロスを上げていくも、磐田の守備網を崩すにはもう一歩足りず。(14分に鳥海→長谷川に交代)
逆に15分、磐田は大井のパスカットからカウンターを仕掛け、遠藤のスルーパスを受けたルキアンが中央からシュート。(ブロック)
17分にも山本義縦パス→大津フリックでルキアンへと渡り、ドリブルからシュート。(枠外)
ルキアンの得点力で前掛かりの甲府を脅かしに掛かり、ポゼッションvsカウンターの試合展開が見られ始めます。

25分に飲水タイムが挟まれたのちも流れは変わらず、甲府サイドは行き詰まり感を覚えるような展開。
27分に2枚替えを敢行、リラ・野澤→有田・山田陸へと交代します。
甲府のCKを挟んだ後、磐田もそれに合わせるように2枚替え、遠藤・大津→鹿沼・金子へと交代。

清水→磐田への「禁断の移籍」で加入し、初出場となった金子。
早速彼の下に好機が訪れたのが35分で、右サイドで鈴木雄が持ち上がり、彼からパスを受けてエリア内に切り込む金子。
シュートチャンスだったものの、切り返した所を奪われて撃てず。

一方、交代後も中々流れを変えられない甲府、37分には野津田→須貝へと交代。
これが今季初出場の須貝を左ウイングバックに入れ、荒木がボランチへと配置転換し打開を図ります。
しかしその後も目立ったのは磐田のカウンターで、37分には鈴木雄の裏へのロングパスを受けたルキアンがエリア手前からシュート。(GK河田キャッチ)
続く38分にも金子のスルーパスに抜け出して受けたルキアン、今度はエリア内に進入し、カットインを経て中央から撃ちましたがブロックに阻まれモノに出来ず。
カウンターの脅威を与えるのに成功したこの日のルキアンでしたが、肝心のフィニッシュが決まらずとなりました。
そして39分にお役御免となり、ファビアン・ゴンザレスと交代。

一向に改善できない甲府、終盤になりたまらずパワープレイの体制へ。
メンデスを最前線に上げ、4-4-2のようなフォーメーションで最後の望みを賭けます。

メンデス狙いのロングボールから、セカンドボールを拾ってクロスまで繋げる事で、ようやく攻勢を取り戻した甲府。
しかし時間は既にアディショナルタイムで、磐田サイドも最後の交代カードを使って(小川大→伊藤槙)逃げ切りを図ります。

しかし先程の2枚替えとは違い、甲府のセットプレーの前に代えてしまったのが拙かったか。
左CKを得た甲府、キッカー長谷川がクロスを上げると、中央で合わせたのはやはりメンデスでした。
ヘディングシュートがGK三浦の手を弾いてゴールに吸い込まれ、土壇場で同点に追い付いた甲府。
JITリサイクルインクスタジアムのピッチ外の看板を数多飛び越え、雄たけびをあげるメンデス。

残り時間が少ない中で、3点目を狙いにいく両チーム。
磐田は再度金子の下に絶好機が訪れ、鈴木雄のラストパスを受けてエリア内でキープする金子。
そこを甲府・メンデスに倒され、再度フィニッシュを放てず終わり。
このプレーでノーファールだった事で興奮気味となったか、その後の甲府の攻撃、敵陣でボールを受けた長谷川が磐田・山本義に倒されて反則。
長谷川が起き上がった所を、磐田・鹿沼が引っ掛けて再度倒してしまい、両軍ヒートアップし一触即発状態となってしまいます。

結局この甲府のFKからのクロスは、再度メンデスが合わせにいくも撃てず、そのまま試合終了。
中断明けの最初の試合で、日本サッカー界に興奮を呼び戻すに相応しい乱戦模様を描きました(特に最終盤)が、両チームにとっては痛み分けの結果となりました。

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DAZN観戦 2021年J2リーグ第24節 アルビレックス新潟vs大宮アルディージャ

2021-08-11 16:07:51 | サッカー視聴記(2021年J2)

※前回の新潟の記事はこちら(19節・秋田戦、2-0)
※前回の大宮の記事はこちら(20節・山口戦、1-0)
※夏の移籍情報に関してはこちら

首位争いから離されたくない新潟と、降格圏から抜け出したい大宮との一戦。
大宮が河田・南を早速スタメンで起用してきたのに対し、新潟は高澤をベンチに留め置き、補強選手の起用においても対称的となりました。

補強に頼らずとも、今季の新潟のチーム力は優れたものであるのは説明不要で、その通りに立ち上がりから圧倒的にボールを支配。
前半4分に大宮が右サイドで馬渡のパスカットから、松本のスルーパスに走り込んだ三門がクロスを上げる(その前にゴールラインを割り無効)好機があったぐらいで、新潟ペースの試合展開となります。

その新潟、前半戦の持ち味の一つであった右サイドバック・藤原の特徴的な攻撃参加はこの日は影を潜め。
オーソドックスなSBのような動きに終始しており、その分サイドハーフのロメロ・フランクがポストプレイを頑張る、という右サイドでの攻撃。

それでもセンターバックとGKを根底とした新潟のビルドアップは健在で、パスワークに奔走される大宮の守備。
21分には左サイドでのパスワークから中央→右への展開を経て、藤原の手前からのクロスをロメロがヘディングシュート。
これがゴールバーを直撃しヒヤリとさせられ、フィニッシュは少量ながらもゴールまでもう一歩といった印象を残した新潟の第1クォーター。
その傍らでコーナーキックも4本獲得するなど押し込んだ証も残し、23分に飲水タイムが挟まれます。

明けた直後、大宮が最後方からの裏狙いで組み立てんとしましたが、直ぐに新潟サイドに戻る主導権。
28分には本間が敵陣でボール奪取、右サイドで受けた谷口がカットインの姿勢から足を振り抜くと、ゴール上に際どく外れるシュートとなります。
得点は近いという予感を残したのちの32分、高木が大宮・奥抜に倒されて反則、遠目ながら中央からのフリーキックに。
これをキッカー高木は直接狙い、壁に当たって右へこぼれたボールをスライディングで島田が拾ってチャンス継続。
藤原がドリブルで奥へ進入してクロスを入れ、クリアされるも再度島田が反応し、エリア内右からダイレクトで左足でシュート。
左サイドネットへと突き刺さる、島田の頑張りが綺麗に結果に結び付いた新潟の先制点となりました。

1点を取り勢いに乗る新潟。
尚も36分に島田が、38分に藤原がミドルシュートを放ち、いずれもブロックでCKとなるなど押し込む時間が続きます。

劣勢の中、切欠を掴みたい大宮。
攻撃の際は右SBの松本を高い位置へと上げ、3バックのように変形して組み立てようとしていましたが、効果的な攻撃は中々生み出せずといったここまでの流れ。
その後も右サイドから攻撃を試み、42分にボールカットした新潟・堀米に河田がプレッシャーを掛けたのが奏功して右CKに。
キッカー大山のクロスがクリアされるも繋ぎ直し再度右からクロス、こぼれた所をエリア内右で馬渡が拾ってシュート。(GK小島セーブ)

ようやく有効打を放った大宮でしたが、以降は新潟の時間。
前半最終盤に本間が大宮・松本に反則を受け、エリアからすぐ手前での絶好の位置でFK。
これを高木が再び直接シュート、ゴール上を脅かすも外れ、1-0のまま前半終了となります。

新潟のボールポゼッションに対し、大宮はプレスを嵌めようとするも果たせず、ひたすら攻撃機会を握られる時間帯を過ごす事となった前半。
ビハインドとなり後半は一層プレッシングの意識を強める必要が出て来た中、ハーフタイムにFWを交代。
イバを投入し(松本と交代)、FWだった黒川を右SHへとシフトする(馬渡が右SH→右SBへ)策を採ります。
霜田正浩監督就任以降、前試合でスタメンを張っていたイバでしたが、この日はベンチスタートで後半頭からの出場。
チーム全体プレッシングに意識が強まっていった結果、後半直ぐに息切れというのが今までのイバのパターンでしたが、ジョーカーとしての起用でどう変わっていくか。

最初にフィニッシュに辿り着いたのは大宮で後半2分、左サイドで奥抜のスルーパスに抜け出した三門がエリア内左からシュート。(枠外)
三門の飛び出す動きでリズムを掴みかけたものの、その後に危機が訪れます。

4分、新潟は右サイドで高木が反則を受けると、素早くリスタートしてスルーパス。
奥で受けた藤原がカットインでエリア内からクロスを上げると、本間が合わせて枠外となった所に、アフターで大宮・河本に倒され。
頭部へのチャージというのが印象悪く映ったのか、審判の笛が鳴って反則・PKとなってしまいます。
プレーに支障無く、立ち上がり自らキッカーを務め、ゴール中央やや左へと蹴り込む本間。
しかしGK南がこれを止め、その後詰められるもディフェンスも必死の戻りで防ぎ、追加点を免れた大宮。

このビッグプレーで流れを変えるべく攻め上がる大宮でしたが、10分にはカウンターで新潟の好機、ロメロがドリブルから右へスルーパス。
谷口のリターンを受けたロメロ、エリア内中央でシュートを放つもゴール上へと外れ。
12分にはベンチも動き奥抜→柴山へと交代しますが、依然として新潟有利の流れは不変。
新潟の最後尾に対し果敢にプレスを掛けるも、エリアまで詰めにいってもそこからかわされ、好機を作られるシーンが多々見られました。
特に追い込んでサイドに叩かせた時の連動性が今一つで、順位通りのチーム力の差が表れた絵図に。

一方押し気味の新潟は、19分に島田・ロメロ→高・鈴木へと2枚替え。(谷口が左SHへ、本間が右SHへシフト)
23分にはリードしている立場らしく遅攻から好機、右サイドで本間が切り込んだのちのパス回しから、中央→左へと移動して堀米が手前からクロス。
これをニアサイドで鈴木がフリック気味に合わせヘディングシュート、対角線で巧く枠を捉えるもGK南のセーブに阻まれます。

24分に飲水タイムが挟まれ、大宮は2枚替え。
河田・黒川→中野・小島へと交代、イバを最前線とした4-2-3-1気味の布陣へとシフト。(柴山が右SHで、中野が左SH・小島がトップ下?)

すると明けた後の大宮最初の好機。(27分)
河本のロングパスをイバがフリック、クリアされるも右サイドで柴山が拾い、カットインの姿勢からエリア内へラストパス。
受けたのは投入直後の中野で、果敢にシュートを放ち見事にゴールゲット。
ファーストプレイで得点を挙げた中野、この日が実に10試合ぶりの出場であり、復活アピールに成功します。

相手の布陣変更に対応が遅れた感があった新潟。
30分には自身も布陣変更を絡めた交代を敢行、本間→高澤へと交代し、3トップ気味へとシフトします。
高澤を最前線に置き、アンカーを高としての4-1-2-3のような布陣に。

ともに1点が欲しい状況となり、新潟のボールポゼッションに対し喰らい付く大宮。
ボール支配する新潟ですが、流れの中から中々好機を作れずに時間を浪費していきます。
上位相手に勝つチャンスを得て、大宮サイドの思考も前掛かりになっていたのでしょうか。
37分には小島が、43分には三門が反則で警告を受け、小島が4枚目で次節出場停止に。

好機はセットプレーからで、新潟は36分に右サイドからのFK、星(藤原と交代で出場・35分)のファーサイドへのクロスに舞行龍が合わせボレーシュート。(ブロック)
大宮は41分に右から馬渡のロングスローが入ると、ニアサイドで河本がヘディングシュート。(枠外)

1-1のまま後半もアディショナルタイムを迎え、新潟が再び押し込む展開に。
右サイドからの星のクロスに谷口がヘディングシュートを炸裂させるも、右ゴールポストを直撃。
その直後には再び右から星のクロスが入り、こぼれ球を高澤がシュート、ブロックされた所を鈴木がシュートするもゴール左へと外れ。
今までボールを回され続けて来た大宮は、疲労が色濃くなってきたのか完全に守勢となり、迎えたAT4分。

ここも右サイドの星からのクロスで、こぼれたボールをエリア内左で谷口が拾い、エリア外へと出たのち中央から振り向きざまにシュート。
ボールはグラウンダーでゴール左隅へと突き刺さり、土壇場で勝ち越しに成功した新潟。
地力の差がとうとう結果に表れた……かに見えましたが、ドラマには続きがありました。

直後の大宮のキックオフ、最後方の河本からのロングボールを前線に上がった西村がヘッドで繋ぎ、エリア内で中野が落とした所を西村がボレーシュート。
パワープレイを成功させ(逆サイドのターゲットには山田(大山と交代で出場・42分)が居た)、再度追い付いた大宮。

俄然前掛かりになり、尚も3点目を狙いにいった大宮でしたが、チーム力の差は隠せず。
柴山のシュートがブロックされた所をカウンターを受け、数的不利でエリア手前まで迫られると、三門が後ろから新潟・高木を倒してしまい反則。
当然カードの対象となり、2枚目の警告を受けて退場となる三門でしたが、覚悟の上でのプレーだったでしょう。

ラストは新潟のセットプレーとなり、この絶好の位置でのFK、キッカー高木が直接シュート。
ゴール右を襲ったボールをGK南がセーブ、直後のCKもキッカー星のクロスが直接ニアのゴールラインを割ったとされ、モノにならず。
死力を尽くした試合は、2-2の引き分けという結果に終わりました。

シュート数で圧倒された(16対5)うえ、次節出場停止者を2人も出すなど甚大な被害を受けた大宮。
それでも耐え忍ぎ、勝ち越されてもすかさず執念で追い付き、勝ち点1を得たのは評価出来る試合となりました。

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