欧州南天文台(ESO)の大型望遠鏡(VLT)のマルチユニット分光探査(MUSE)装置を使って、天文学者達は、NASA/欧州宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡からのイメージで有名な、鷲星雲(メシェ16)の「創造の柱(Pillars of Creation)」の、初めての完全な3次元の視界をつくった。この新しい観測は、このアイコン的なオブジェクトの異なるダストの柱がどのように宇宙に置かれているかを実証し、また、若い星から以前には見えなかったジェットを含む多くの新しい詳細を明らかにしている。集団の光り輝く星からの激しい放射と星の風が、時とともにダストの創造の柱を彫り約300万年で完全に蒸発させるだろう。
<参考>: 「創造の柱('Pillars of Creation')」と呼ばれる左のイメージは、ハッブル宇宙望遠鏡の性能と探査目的を最も良く表現したとされる代表的な成果です。ここでは多数の新しい星が生まれていると考えられています。ハッブル宇宙望遠鏡は1995年と2014年にこの「創造の柱」をとりました。左のイメージは2014年にとられたデータからの合成です。
<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」
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