NASAのジュノ宇宙船で捕えられたこのイメージで、カラフルに渦巻く雲の帯が木星の南半球を支配している。木星は、力強い雲の帯と嵐のつづれ織りとして、このカラー化されたイメージに現れている。左端の暗い領域(大判参照)は南の温暖なベルトと呼ばれる。ベルトを横切っているのはゴーストのような滑る白い雲である。これは時計回りに周る木星の低緯度での最も大きなサイクロンである。このイメージは、ジュノの木星への10回目のフライバイのときの、西海岸標準時2017年12月16日10時12分(日本時間12月17日午前3時12分)にとられた。イメージがとられた時、宇宙船は南緯 27.9 度の惑星の雲のトップから約 13,604 キロメートルにあった。このイメージの空間スケールは 9.1 キロメートル/ピクセルである。市民科学者 Kevin M. Gill が JunoCam 画像装置からのデータを使ってこのイメージを処理した。
<出典>: 「木星探査宇宙船ジュノ(Juno)」
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