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1月31日: 隠されたシリウス、ガイア1集団を明らかにする/お知らせ

2018年01月31日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ここ数週間の夜空に、オリオン座の近くの非常に明るい星に気付くだろう。最北の領域以外はほとんど全ての地球上から見える夜空で最も明るい星シリウスである。それは、実際には二重星システムであり、僅か8光年の我々の太陽に最も近い一つである。古代から知られたこの星は、ナイル川の年間の氾濫と関連していたことから、古代エジプトで時間と農業に関する鍵となる役割を演じた。古代のギリシャ神話では、オリオンを追うハンター、おおいぬ座の目を表した。シリウスのようなまぶしい星は天文学者達にとって天の恵みであり悩みである。それらの明るい様は、それらの特性を調査するための多くの光を提供するがまた他の天の源を隠す。1月10日にドイツの南西の都市からアマチュア天文学者ハラルド・カイザーによってとられたこの写真の中ではシリウスは隠された。その結果左に興味深いオブジェクトが見えるようになる。ヨーロッパ宇宙機関のガイア衛星からのデータを使って昨年初めて発見された星の集団ガイア1(Gaia 1)である。ガイア1は約 15,000 光年にあり、同時に生まれ重力で結ばれた星のファミリー、散開星団である。(以下略) 

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック

<お知らせ>: 今日1月31日、スパームーンと同時に皆既月食が起きます。月は通常より14%大きく見えるとされています。大変珍しい機会です。1月29日の記事を参照。なお、天候不良が予想される地方もあります。米国からの中継放送もありますのでご覧になっては如何でしょうか。「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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