このアニメーションは、2019年5月31日と7月20日の間に、「クレイ(粘土)を含むユニット」と呼ばれるシャープ山の領域の 1,106 フィート(337メートル)を旅したときの、NASAのキュリオシティ・ローバーの位置を示している。これらの二つのイメージは、それぞれNASAの火星偵察軌道船(MRO)の HiRISE カメラでとられた。ローバーが灰色の小さな点(上の中央)として現れている最初のイメージは、「ウッドランド湾」と呼ばれる位置を示している。二番目は、「砂の傍の港(Sandside Harbour)」(下中央 --- 暗い砂の片の近く)を示している。よく見ると、二番目のイメージの右側に、弧を描くローバーの轍を見ることができる。 (October 16, 2019 )
<出典>: 「NASAの科学(NASA Science)」
<動画>: GIF 動画です。イメージをクリックしてご覧ください。
<ひとこと>: NASAの火星調査軌道船(MRO:Mars Reconnaissance Orbiter)は2005年に火星に着いた軌道から火星を探査する宇宙船。既に役割を終えたマーズグローバルサーベイヤ、現在も活躍しているマーズオデッセイとともに、火星の広範囲な観測を行い、貴重なデータを返している。また、軌道船は、地上のローバーの地球との交信の中継基地としても働いている。
<お知らせ>: 今日1月15日、国際宇宙ステーションでは、先に「こうのとり」が運んだリチュウムイオン電池への切替作業の続きが行われます。女性宇宙飛行士のみによる2回目の船外活動になる予定です。中継放送時刻等はホームページの 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。