NASAのマーズ2020ミッションの着陸地点、ジェゼロクレータ(Jezero Crater)のこのイメージにおいて、明るい色はより高い高度を表している。卵形はローバーが火星に着陸するだろう着陸楕円を示している。このイメージに加えられた色はクレータの縁を明示するのに役立ち、数10億年以前に乾燥した湖の縁を見分けるのを容易にしている。化石化された微生物を保存しているかもしれないので、科学者達は、この湖水のラインを訪ねることを期待している。このイメージは、NASAの火星グローバルサーベイヤーとその火星軌道船レーザー高度計(MOLA)、NASAの火星偵察軌道船とその火星コンパクト偵察画像分光計(CRISM)および概況カメラ(CTX)、ヨーロッパ宇宙機関のマーズ・エクスプレスとその高解像度ステレオカメラ(HRSC)で撮られたデータを使ってつくられた。
<出典>: 「火星偵察軌道船(Mars Reconnaissance Orbiter)」
<大判>: イメージをクリック。
<ひとこと>: 今日から数日間、2020年に打上げられ2021年初めに火星に着く予定の、2020マーズローバーの記事を連載します。
<お知らせ>: 今夜、国際宇宙ステーションのバッテリーを最新のリチュウームイオン電池に交換する船外活動の最終回が予定されています。中継放送時刻等は ホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。
<特別記事>: 宇宙には人間のような高等な生物が存在するのでしょうか? 天文学者達は我々の銀河の中に太陽系に似たシステムの惑星を探し、現在までに約4千を発見してきました。しかし、これらの惑星達は地球とは大きく異なり、生命存在の期待は難しくなっていました。一方、我々の銀河には、太陽のような星(恒星)は10%ほどしかなく、星の多くが赤色矮星であることから、赤色矮星の周辺を積極的に探す方法が論じられてきました。このような環境の中で、赤色矮星は生命にとって敵対的であり、黄色矮星(金髪娘)こそが調査の対象であるという説が掲載されました。 ホームページの 「ハッブル宇宙望遠鏡」から。