このイラストレーションでは、NASAのパーサーバランス(忍耐の意:発音注意パーサーバ/ランス)マーズローバーが、惑星X線岩石化学装置(PIXL:Planetary Instrument for X-ray Lithochemistry)を使っている。ローバーのロボットアームの終端のタレットの上にあるX線分光計は、岩における古代の微生物のサインの調査に役立つだろう。この PIXL とパーサーバランスは、カリフォルニアの南のNASAのジェット推進研究所によって製造され運用される。
<出典>: 「パーサーバランス(Perseverance Mars rover)」
<大判>: 大判(イラストレーション)はイメージをクリック。
<ひとこと>: 今、火星と地球は最も接近した状態にあります。火星の公転周期は地球のほぼ2倍。したがって両者は2年ごとに接近します。この時期は宇宙船が到達するのに最も燃料が少なくて済むので、火星探査機の打上はこの時期に集中します。今、上記NASAのパーサーバランスの外、日本のロケットで打ち上げられたアラブ首長国連邦の軌道船、他1機の合計3機が火星に向かっています。
<お知らせ>: 東部夏時間午前5時32分(日本時間月曜日午後6時32分)、NASAの遠征63指揮官クリス・キャッシディは、国際宇宙ステーションのロボットアーム Canadarm2 を使ってノースロップグラマンのシグナス宇宙船を捕らえました。