<宇宙の話題>: シミュレーション:ファーストスターの形成
最初の星(ファーストスター:the first stars)がどのように創られたのかをさがすために、非常に初期の宇宙における星形成の SPHINX コンピュータシミュレーションが作成され、その結果がビデオに示されている。ビッグバン以降の経過期間が左上に百万年単位で示されている。ビッグバンから1億年を経てさえも、星が生まれるには、物質が、宇宙全体に均一に広がり過ぎていた。背景放射のほかには宇宙は暗かった。間もなく、水素ガスが豊かな僅かな塊がファーストスターとして合体し始める。このタイムラプスビデオでは、紫色はガス、白は光を示し、金色は、水素をイオン化して荷電電子と陽子に分解するほどエネルギッシュな放射線を示している。金色の領域は、また、強力な超新星として死ぬ、最も巨大な星をも追跡している。差込みの円は銀河になりつつある中心領域を強調している。このシミュレーションは宇宙が約5億5千万年前まで続く。この SPHINX シミュレーションの精度とそれに使われた仮定を評価するために、この結果は、現在の深い観測と比較されるだけでなく、NASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で予定される初期宇宙の直接観測とも比較されるだろう。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
<動画>: イメージをクリックして Youtube から。。
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<火星の話題>: インジェニュイティヘリコプター、フライト9に向かう
火星の地表上約3メートルを30秒間浮いた、4月19日のインジェニュイティの歴史上初めてのフライト以来、ヘリコプターは、更に遠く、速く、積極的に飛ぶことによって能力を広げてきた。インジェニュイティは、10メートルまでの高度と、地上速度秒速4メートルまでを飛んだ。フライト4までで266メートルの距離をカバーし、フライト6では大気中に2分 19.9 秒留まった。五つの異なる離着陸場を飛び、その三つは衛星イメージによってのみ確認された。更に、 その目標の約5メートル内に着陸する飛行中の異常をさえ生き残った。インジェニュイティは既に予定を上回っているが、フライト9では、この友好的でない地を横断する新しいレベルの高速を予定している。
パーサービアランスは、現在、このローバーのような車輪のローバーにとって非常に挑戦的な砂のリップルの特性を持つ Seitah と呼ばれる科学的に興味深い領域の東端にある。この旅で、インジェニュイティの先の二回のフライトは、ローバーより近道をとってついていくように設計された。インジェニュイティは、通過した岩とリップルのカラーの空中イメージを再度撮り直す予定である。--- 以上は記事の要約です。
<出典>: 「マーズヘリコプター・インジェニュイティ」
<大判>: 大判はイメージをクリック。
<ひとこと>: 左のイメージは、マーズローバー・パーサビアランスとマーズヘリコプターインジェニュイティの現在位置。イメージをクリックして大判から確認。
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<お知らせ>: 7月7日に切離しの予定であった国際宇宙ステーション「スペースX」ドラゴン貨物船は、着水予定地点の気象状態から、更に7月8日夜以降に変更されました。ご覧になるには、ホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」から。