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12月 3日(日): ボイジャーの探査が続く

2024年12月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>: ボイジャー、70年代からの探検を続ける

NASAのボイジャーミッションは1970年代に打上げられた。今日も、新しい科学を実践することで歴史をつくっている。しかし、70年代の二つの宇宙船は、生き残るだけでなく、他のどの宇宙船よりも遠く離れた宇宙で、どのようにして繁栄しているのだろうか?

ボイジャーは、ボイジャー1号と2号の二つの異なる宇宙船で構成されたNASAのミッションである。それぞれ1977年9月5日と1977年8月20日に打上げられた。打上から数十年の間、これらは太陽系を巡る壮大なツアーに参加し、木星、土星、天王星、海王星を調査してきた。これは、NASAが宇宙の秘密を探求する最も初期の試みの一つであった。これらの双子の探査機は、後に、太陽風の泡、太陽から発せられる磁場、太陽圏の外の星間宇宙で運用される初めての宇宙船となった。ボイジャー1号は2012年に初めて星間宇宙に突入し、2018年にはボイジャー2号がそれに続いた。ボイジャーは今日も星間宇宙の調査の使命を続けている。

最先端の電源
双子のボイジャー宇宙船は、その寿命が長持ちする動力源の恩恵とも言える。各探査機には、放射性同位元素熱発電機が3基搭載されている。これらの核「電池」は、1955年にアイゼンハワー大統領が制定した「平和のための原子力」プログラムの一環として、米国エネルギー省によって開発された。当時の他の電力オプション(例えば太陽光発電など)と比較して、ボイジャーは宇宙にはるかに遠くまで行くことができた。ボイジャーの発電機は、ミッションをこれまでよりも遠くまで進め続けているが、発電量は年々少なくなっており、電力を節約するためには機器を長期的に停止する必要がある。

クリエイティブ・ソリューション
太陽圏の最果てやその先で運用されてきたミッションとして、ボイジャーは、それなりの困難に耐えてきた。1970年代のソフトウェアとハードウェアで稼働する宇宙船が星間空間にあるためには、ボイジャーの問題には創造的な解決策が必要となる。

ボイジャーの初期の頃に働いていた退職したミッション要員は、引退から戻り、新しいミッション要員と協力して大きな問題を解決するだけでなく、重要なミッションのノウハウを次世代の科学者達やエンジニア達に引き継いでいる。ここ数年、ボイジャーは、ミッションチームの創造性を、多くの複雑な問題で試してきた。最近では、ボイジャー1号のスラスターの内側にある、宇宙船の向きと方向を制御する燃料チューブが詰まってしまった。スラスターは、宇宙船がアンテナを向けることを可能にし、地球との通信を維持するために重要である。慎重な調整により、ミッションチームは宇宙船を別のスラスターセットにリモートで交換することができた。しかし、この種の修理は、無線信号が地球からボイジャー1号に到達するのに約22時間半かかり、さらに22時間半かかるので非常に難しい。ボイジャー2号との間の信号でも片道約19時間かかる。

ボイジャー探査機は、2020年代後半まで運用が続く可能性がある。時間が経つにつれて、ミッションの電力は毎年4ワットずつ減少するために継続的な運用がより困難になり、二つの宇宙船は、この電力が減少すると冷却される。さらに、ミッションが古くなるにつれて、予期せぬ異常がミッションの機能と寿命に影響を与えるかも知れない。

ミッションが進むにつれて、ボイジャーチームは、創造的な問題解決と協働の遺産を成長させ、これらの双子の星間旅行者達は、広大で神秘的な宇宙についての理解を深め続けるだろう。

<ひとこと>: 記事は要点のみを編集。大判はイメージのリンクから。

<出典>: Chelsea Gohd(著者名です)

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