天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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6月15日: NASAの遠征56セリーナ・オナン・チャンセラー

2018年06月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

新しく加わったNASAの遠征56セリーナ・オナン・チャンセラー(Serena Auñón-Chancellor)が、ディスティニ研究室モジュールで、髄調査の用品とともに描かれる。彼女は、微重力状態で血液細胞の生産がどのように変化するかに関する医者達の理解を促進するために、赤血球細胞の機能を分析し測定するための呼吸のサンプルを集めていた。その結果は、長期のミッションでの宇宙飛行士達の健康を増進し、地球上の患者の機動性や老化の問題に役立つだろう。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: チャンセラーは、6月14日の船外活動で、ヨーロッパ宇宙機関のガーストとともに、船内から Canadarm2 ロボットアームを操作した。

 

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6月14日: ミルキーウェイの中央に捕えられるブラックホールの賜物/お知らせ

2018年06月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

天文学者達は、NASAのチャンドラX線天文台からのデータを使って、我々のミルキーウェイ銀河の中央近くにある何千ものブラックホールの証拠を発見した。このブラックホールの恩恵は星の質量のブラックホールから成り、一般的に我々の太陽の質量の5~30倍の間の重さである。これらの新しく確認されたブラックホールは、いて座 A* (Sgr A*)として知られる我々の銀河の中央の、宇宙のスケールでは比較的短い距離である超巨大ブラックホールから3光年以内に発見された。銀河達における星達のダイナミクスの理論的な調査は、おおよそ 20,000 ほどの星の質量のブラックホールの大きな住民がいて座 A* の周辺に集まり、永遠に漂っているかもしれないことを示した。チャンドラ・データを使ったこの最近の分析は、そのようなブラックホールの恩恵の最初の観察の証拠である。

<出典>: 「チャンドラX線天文台」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: この記事は先に特集として掲載した内容(5月21日)と同じです。チャンドラX線天文台からの詳細な発表は「ホームページ」の特集:「ブラックホールの豊穣、ミルキーウェイの中央で捕えられる」 から。

<お知らせ>: 日本時間今夜6月14日木曜日午後9時頃から6時間半の予定で、国際宇宙ステーションで船外活動が予定されています。中継放送時刻等は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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6月13日:ニューカム・クレータを飛ぶ

2018年06月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレスによってとられたイメージに基づくこのムービーは、火星の南半球の幅102キロメートルのニューカム・クレータ(Neukum Crater)を示している。このクレータは、マーズエクスプレスの高解像度ステレオカメラの開発を主導したヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレス・ミッションの創設者の一人、ドイツの物理学者であり惑星科学者ゲルハルト・ニューカム(Gerhard Neukum)に因んで名付けられた。この複雑なインパクトクレータは、クレータ縁とフロアに様々な地形を示すように多様な地質の歴史を持っている。特に印象的なものは、恐らく、内部に吹き寄せられ、強い風によって形成された、火山の素材から成る暗い砂丘フィールドである。このクレータの浅い内部は、その歴史の中で堆積物によって埋められた。それは、また、その後抵抗力のある素材のいくつかの島を残して浸食された、より弱い素材のサインかもしれない二つの不規則な窪地を印している。時を経て、このクレータ縁は、クレータ壁に見える地滑りと落ち込んだ素材による様々な程度の崩壊を経てきた。その長い歴史に焦点を当てると、ニューカム・クレータが形づくられた時から多くの小さなクレータが縁に重ねられ内部にあばたをつくってきた。ニューカム・クレータは、少なくとも39億年は遡る、火星で最も古い既知の領域の一つノーチス・テラに位置している。

<出典>: 「Space in Videos;ヨーロッパ宇宙機関」

<動画>: ムービー(27.01 MB: mp4)はイメージをクリック。

 

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6月12日: フェルミ科学プレ-オフ

2018年06月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAのフェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡は2008年6月11日に軌道に打上げられた。その機器は、我々が我々の目によって見るものより何千億倍の光、ガンマ線を検出する。最近の10年間のフェルミの高エネルギー探査の航海は、我々の惑星の上の極限環境から遠い宇宙を横断して、驚くべき発見の宝庫に結びついた。フェルミの10回目の記念日を祝って、16の科学的成果を意味するイメージが選ばれた。フェルミ投票の最終的な勝者は、フェルミからの初めての科学データの10回目の記念日、8月6日に発表されるだろう。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 16のイラストレーションの投票による選択です。投票は こちら から。

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6月11日: ハワイの溶岩流

2018年06月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2018年5月23日から6月7日までに撮られたヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル2号のイメージが、ハワイのビッグ・アイランドの火山、キラウエアの溶岩流の変化を示している。この現代の火山の最も破壊的な爆発の一つでは、約600のホームが破壊されたと見積もられている。ハワイ郡市長によれば、キラウエアは、これまで、このような短時間にこれほど多くのホームを破壊したことはなかった。これはビッグ・アイランドの五つの火山の一つであり、世界で最も活動的な火山の一つである。センチネル2号ミッションは主に農業や林業の実践、陸地の変化のマップのための情報を提供しているが、火山の爆発のような災害のイメージは、損害の評価に役立てるのに用いられることがある。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<ひとこと>: イメージは2018年5月13日と6月2つのイメージから構成されています。右のイメージはその一部分を切り出したものです。イメージをクリックして二枚から成る動画 (3.67 MB) をご覧ください。

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6月10日: ハッチオープンとドッキングハイライト

2018年06月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

地球を34回周った遠征56/57クルーは、国際時間6月8日 13:01 (日本時間6月8日金曜日午後10時1分)に国際宇宙ステーションにドッキングした。圧力チェックの後、ソユーズ MS-09 クルーは宇宙ステーションに入った。このトリオは、国際時間6月6日 11:12 (日本時間6月6日午後8時12分)に、カザフスタンのバイコヌール・コスモドロームから打上げられた。

<出典>: 「Space in Videos;ヨーロッパ宇宙機関」

<ビデオ>: イメージをクリック。

<ひとこと>: ヨーロッパ宇宙機関のビデオ(mp4:12.04 MB)です。イメージをクリックしてご覧ください。今回の国際宇宙ステーション補充クルーとして、ヨーロッパ宇宙機関のアレキサンダー・ガースト(次期指揮官候補)が加わっています。

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6月9日: マヨン山、フィリピン

2018年06月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル1B衛星は、世界で最も活動的な火山の一つであるフィリピンのルソン島の マヨン(Mayon)山 を撮った。ルソン島は、フィリピン最大の島であり、この国の活火山の大部分のホームでもある。この火山活動は地殻構造上のプロセスに関係しており、そこでは、南シナ海のフロアが、島の西にあるマニラ海溝に沿ったマントルの中に引き込まれている。このイメージはこの大きな島の南端の一部を示しており、五つ以上の火山を撮っている。マヨン山は形が完全であるばかりでなく、世界で最も活動的な火山としても知られているが、他の四つの火山は実際には休火山か死火山である。マヨン山は古典的な円錐形を持ち、硬化した溶岩の多くの層によってつくられている。この火山はしばしば噴火し、最も近い爆発は今年1月に起きた。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: センチネル衛星のイメージの解像度の高さをご覧いただくために取り上げたものです。原版はイメージをクリックしてご覧ください(2.99 MB) 。最高解像度のイメージは 246.61 MB あります。

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6月8日: 複雑な木星/お知らせ

2018年06月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

木星へのNASAのジュノ・ミッションが予想より複雑な巨星を発見している。木星の磁場は南より北でより巻き込んでいる複雑なネットワークに埋められたいくつかの極を示し、我々の地球の単純な双極と非常に異なることが発見された。更に、ジュノの電波測定は、木星の大気が、数百キロメートルの深部でも、上層の雲のデッキの構造を示していることを示した。木星の新発見の複雑さはまた、このイメージが示すように南の雲でも明らかである。ここでは、赤道近くを支配する惑星を囲むゾーンとベルトが大陸サイズの複雑な嵐の渦に侵されている。ジュノは、それぞれ僅かに異なるセクターを探検しながら、巨大な惑星の近くを53日ごとに通過する楕円軌道を続けている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: イメージは David Marriott によって処理を加えられたもの(上のリンクから)。

<お知らせ>: 遠征56・57を乗せたソユーズ MS-09 は、今夜6月8日午後10時過ぎに国際宇宙ステーションに到着する予定です。なお、ハッチが開かれる時刻は変動が多いのでご注意ください。中継放送は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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6月7日: 自然色の土星のハイペリオン/お知らせ

2018年06月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

かって土星を周回したカッシーニ宇宙船が、2005年と2010年にスポンジ状のこの月を通過したとき、先例のない詳細なこのイメージをとった。奇妙なクレータと風変わりなスポンジのような表面がばらまかれた注目に値する世界を示す、2005年のパスからの6つのイメージの合成が、ここに自然色で示されている。ほとんどのクレータの底には、いくつかのタイプの未知の暗く赤い素材が横たわっている。この素材は、他の土星の月イアペトゥスを覆っている一部に似ているように思われ、温かい日光をよく吸収してこの氷の月の中に沈んでいるのかもしれない。ハイペリオンは差渡し約250キロメートル、無秩序に回転し、内部に広大な穴のシステムを持っていると思われるほど低密度である。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

 

<お知らせ>: 遠征56・57を乗せたソユーズ MS-09 は打上げられ、国際宇宙ステーションへ向かいました。到着は8日金曜日の予定。中継放送時刻等は「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

 

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6月6日: ソユーズ・ロケットが打上台に到着する/お知らせ

2018年06月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2018年6月4日月曜日に、カザフスタンのバイコヌール・コスモドロームで、列車で搬出されたソユーズ・ロケットが打上台に到着する。ロシア連邦宇宙局の遠征56ソユーズ指揮官セルゲイ・プロコフィエフ、NASAのフライト・エンジニア・セリーナ・オナン・チャンセラー、ヨーロッパ宇宙機関のアレキサンダー・ガーストは、バイコヌール時間6月6日水曜日午後5時12分(日本時間6月6日水曜日午後8時12分)に、ソユーズ MS-09 宇宙船で打上げられる予定である。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

 

 

 

<お知らせ>: 右図は打上台に立てられたソユーズ宇宙船。打上の中継放送は「ホームページ」の中継放送時刻等は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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6月5日: 遠征55クルー、国際宇宙ステーションからホームに戻る

2018年06月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

遠征55クルーメンバー、ロシア連邦宇宙局のアントン・シュカプレロフ、NASAのスコット・ティングル、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の金井宣茂とともに、2018年6月3日日曜日に、カザフスタンのジェズカズガン近くに着陸するソユーズ MS-07 宇宙船が見られる。スカプロフ、ティングル、金井宣茂は、国際宇宙ステーションで遠征54・55クルーメンバーとして働いた168日の後に宇宙から戻っている。

<出典>: 「遠征55(Expedition 55)

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 遠征55クルーの帰還の一連の写真は、「ホームページ」の 「国際宇宙ステーションは今(6月5日)」 から。

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6月4日: ダストにまみれたセブン・シスターズ/お知らせ

2018年06月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

これは本当に有名なプレアデス星団だろうか? その肖像的な青い星達で知られるプレアデスが、これらの星達より周囲のダストが光る赤外線でここに示されている。ここでは三つの赤外線の色が視覚の色(R=24、G=12、B=4.6 ミクロン)で図化されている。このベース・イメージは、軌道を周回するNASAの広域赤外線調査探査(WISE)宇宙船によってとられた。セブン・シスターズと名付けられ M45 としてカタログ化されたプレイアデス星団が、偶然、通過するダストの雲の中に位置している。見られるように、大規模なプレイアデス星達からの光と風が、フィラメントに層化されたダストの原因となる小さなダストの粒を追い払っている。このイメージはプレイアデスの距離で約20光年に及び、おうし座の約450光年に横たわっている。

<注>:下記リンクからイメージにマウスを当ててご覧ください。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

 

<お知らせ>: 日本時間6月3日日曜日午後、ソユーズ MS-7 は国際宇宙ステーションから切り離され、地球に向かいました。

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6月3日: 東から西を見たキューバ/お知らせ

2018年06月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

東から西を見たこのキューバの視界は、西海岸のサンティアゴ・デ・クーバと東海岸のハバナ市に及んでいる。キューバの南海岸のカリブ海で、太陽の輝きが反射されている。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

<お知らせ> 今日6月3日日曜日午後2時半から、国際宇宙ステーションの金井飛行士が帰還する中継放送があります。詳細は「ホームページ」の 「国際宇宙ステーションは今」 から。中継放送時刻・視聴は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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6月2日:雲のないヨーロッパ(合成イメージ)/お知らせ

2018年06月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

コペルニクス・センチネル3A衛星からの雲のないイメージのこの合成は、ヨーロッパ全大陸と更に多くに及んでいる。この視界は、北西のアイスランドから北東のスカンジナビアおよびロシアまで、また、ノルウェーとフィンランドの北端からアルジェリア、リビア、エジプトなどの遠い南まで伸びている。一方、衛星の海と陸地カラー装置がヨーロッパの多くの地域の夏の緑を描き、夏がもたらす乾燥が、特に南の、例えばスペイン、イタリア、トルコの地域に見ることができる。イメージの中心にベルリンがある。二つの同一の衛星の編成によるセンチネル3ミッションは、我々の海、陸地、氷を測定する機器のセットを運んでいる。この革新的なミッションは、陸地では、植物のインデックスを提供し、野火を監視し、川と湖の高さを計り、海では、温度、色、海の表面の高さ、海の氷の厚さを測定する。このイメージは2017年3月1日から7月30日までの間に捕えられた場面からつくられた。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。 

<お知らせ>: 日本時間明日6月3日日曜日午後、国際宇宙ステーションの金井飛行士が帰還する予定です。詳細は「ホームページ」の 「国際宇宙ステーションは今」 から。中継放送時刻等は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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6月1日: 桜島と稲妻

2018年06月01日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2013年1月に日本の桜島が噴火するのが捕らえられた。このイメージでは火山の頂上付近の稲妻が捕えられている。火山の爆発は何故稲妻を伴うのだろう? 一般的な雷雨で稲妻が起きる理由は未だ完全には分っていないが、火山の稲妻の原因は更に不明確である。融けた岩が地表を突き破るときに非常に熱い輝くマグマのバブルがはじける。火山の稲妻はダストの電荷の誘導によって促進されるのだろうか? 稲妻は通常地球上の何処かで、典型的には毎秒40回以上起きている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<ご注意!>: この記事は著作権が保護されています。ここでは記事の概要と例示のイメージのみを示しました。詳細(英語)は上のリンクから、大判イメージはリンク先のイメージをクリックしてNASAのサイトからご覧ください。

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