天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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8月16日(水): 氷の巨人にあらゆる目/ミッション別ページ

2023年08月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

氷の巨人にあらゆる目

NASAのニューホライズンズチームは、アマチュア天文コミュニティに、天王星と海王星の観測ミッションを強化するよう呼びかけている。
NASAのニューホライズンズ宇宙船は、この秋、太陽系のはるか彼方の場所から天王星と海王星を観測する予定であり、ミッションチームは、二つの氷の巨人を同時に観測することで、世界のアマチュア天文コミュニティに、協力して宇宙科学に真の貢献をするよう呼びかけている。

9月には、ハッブル宇宙望遠鏡と並行して、ニューホライズンズがカラーカメラを天王星と海王星に向ける。地球から50億マイル(80億キロメートル)以上離れたカイパーベルトのニューホライズンズの位置からの、これら二つの巨大な惑星の「後ろ」から見たユニークなイメージは、上空の大気と二つの世界のエネルギーバランスに関する新しい洞察を提供する。

「地球上の望遠鏡からのデータとニューホライズンズが宇宙で収集した情報を組み合わせることによってモデルを補完し一層強化することによって、天王星と海王星の大気に渦巻く謎を明らかにすることができる」。「これらの補完的な観測は、16インチという小さなアマチュア天文望遠鏡からでも非常に重要になる可能性がある。」と、コロラド州ボルダーにあるサウスウェスト研究所のニューホライズンズ主任研究者であるアランスターン(Alan Stern)は述べている。

<出典>: 「ニューホライズンズ(New Horizons) 」

<大判>: イメージは gif 動画です。イメージをクリックしてご覧ください。

<ひとこと>: ニューホライズンズ(New Horizons) は、太陽系最遠の主要天体、冥王星を観測するためにNASAが打上げた宇宙船。国際時間2006年1月19日打上、2015年7月14日冥王星最接近通過し観測、2019年1月1日エッジワース・カイパーベルトの太陽系外縁天体である小惑星 2014 MU69 に最接近通過し観測、現在は太陽系離脱に向かっている。


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8月15日(火): アンティキティラ島のメカニズム/お知らせ/ミッション別ページ

2023年08月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

アンティキティラ島のメカニズム

2,000年前、このようなデバイスを構築する技術が存在したことは誰も知らなかった。 アンティキティラ(Antikythera)島のメカニズム(写真参照)は現在、最初のコンピューターと広く見なされている。 朽ち果てたギリシャの船とともに海底で発見され、 その複雑さは何十年にもわたる研究を促し、今日でもその機能のいくつかは未知の可能性がある。しかしながら、デバイスのX線画像は、多数の時計のような車輪とギアの主な機能は、ポータブルで、手回しの、地球を中心とした空の将来の星と惑星の位置、月食と日食の予測する オーレリー(Orrery:リンク先は Youtube ) をつくることにあると確認した。アンティキティラ島のメカニズムの腐食したコアの、最大のギアは約13センチ、メカニズム全体の高さは33センチと、大きな本に近いサイズになっている。 最近の失われた構成要素の最新のコンピューターモデルが、この驚くべき古代の機械のより完全なレプリカの作成を可能にしている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 日本語ウィキペディアの解説は こちら から。

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<お知らせ>:  日本時間8月13日のペルセウス流星群のハワイ・マウナケア(すばる望遠鏡)での録画(10時間)を見ることができます。現地では午後5時ごろがピークと予測されていましたが、その時刻はハワイではまだ残光で明るく、流星はほとんど見えないようです。深夜暗くなるにつれて多少は見えるようになりますが、発生数は少なく、映った流星が“ペルセウス流星由来”のものであるかも含めて辛抱強い観察が必要なようです。右のイメージをクリック。

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8月14日(月): 火星の上、5メートル/ミッション別ページ

2023年08月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

火星の上、5メートル

ミッションの872日目(地球の日付8月3日)、マーズヘリコプター、インジェニュイティは、赤い惑星の地表上54回目の飛行でこの鮮明な画像を撮った。 飛行中、ヘリコプターは、ジェゼロ・クレータのフロアから約5メートルをホバリングした。インジェニュイティの着陸脚の先端が画面の端から覗いている。
右上隅付近に示されている軌跡は、遠くから見たパーサビアランスマーズローバーの跡であり、左の図ではローバー自体はフレームの右上端にある。---(注:右下にその部分を切り出し、見易く編集したイメージを表示)

短い「ポップアップ」飛行として計画されたインジェニュイティの54回目の飛行は約25秒続いた。 これは、インジェニュイティの予定外の着陸をもたらした、7月22日の53回目の飛行に続くものである。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 地球以外の天体で初めて飛行している地球発の火星探査ヘリコプターインジェヌイティ(Ingenuity:独創性)は、地上のローバーのための資料をとる前回の飛行で予定外の着陸をもたらした。このイメージは、その飛行の中で撮られたものである。
なお、火星は大気が薄くまた重力も小さいので、その飛行には地球と異なる設計が必要である。

 

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8月13日(日): ケープカナベラル/お知らせ/ミッション別ページ

2023年08月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

フロリダ大西洋岸のケープカナベラル

ケープカナベラル宇宙軍基地とNASAのケネディ宇宙センタ付近の、フロリダの大西洋岸のケープカナベラルが、ミズーリ州の上空260マイルを周回する国際宇宙ステーションから撮られる。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 壁紙サイズ版(1600 × 900)はイメージをクリック。

<ひとこと>: 原版イメージは大きなものですが、鮮明さに欠けていますので、壁紙サイズ版と共に、処理を加えたイメージを挙げています。

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<お知らせ>: 先にお知らせしたとおり、今日、日本時間8月13日に、ペルセウス流星群がピークを迎えると予想されています。すばる望遠鏡では、朝日新聞と協力して、前後の日を含む空の中継放送を計画しています。日本時間ではピークは深夜帯になりますが、ハワイでは夕刻からになりますので見易いと思われます。視聴は こちら(Youtube) から。

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8月12日(土): ナポリ湾の緑の海/お知らせ/ミッション別ページ

2023年08月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ナポリ湾の緑の海

2023年7月11日に得られたこのコペルニクスセンチネル2号のイメージは、イタリアのナポリ湾の異常なエメラルドグリーンの海を示している。ナポリがあるカンパニア(Campania)の地域環境保護庁によれば、この現象はすでに過去の夏にも起きている。
高い海水温と湾内の遅い水の交換の組み合わせが、植物プランクトンの増殖に結びつき、この海域での最近のテストでは、海水温は約29度で、塩分濃度は平均よりも低いが、クロロフィルの濃度は通常よりも高いと報告されている。

<ひとこと>: イメージは原画を切り出しています。ベスビオス火山を含む原画はリンク先から。

<出典>: 「今週のイメージ(Week in images: ESA)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: イメージは一部を切り出しています。ベスビオ火山を含む全体は大判から。

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<お知らせ>: 8月12日 (土):先にお知らせしたとおり、明日、日本時間8月13日に、ペルセウス流星群がピークを迎えると予想されています。
すばる望遠鏡では、朝日新聞と協力して、前後の日を含む空の中継放送を計画しています。日本時間ではピークは深夜帯になりますが、ハワイでは夕刻からになりますので見易いと思われます。視聴は こちら(Youtube) から。

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8月11日(金): ブラックアイ銀河のクローズアップ/ミッション別ページ

2023年08月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

M64:ブラックアイ銀河のクローズアップ

この壮大な渦巻銀河はメシエ64である。望遠鏡の視界での暗い蓋のような外観から、しばしばブラックアイ銀河(Black Eye Galaxy)または眠れる森の美女銀河(Sleeping Beauty Galaxy)と呼ばれる。直径約 7,400 光年のこの渦巻の中心領域は、ハッブル宇宙望遠鏡からの再処理されたイメージが描かれている。 M64 は、北の星座かみのけ座の、約 1,700 万光年にある。
M64 の中央領域を部分的に隠している巨大なダストの雲は、若く青い星の集団と、星形成領域と関連する水素の赤い輝きによって飾られている。しかしダストの印象的な雲はこの銀河の唯一の特異性ではない。これ等の観測は、 M64 が、実際には、二つの同心の、逆に回転するシステムから成ることを示している。 M64 の全ての星達は、銀河の中央領域の星間ガスのように同じ方向に回転しているが、約4万光年に拡がる外側の領域のガスは、反対方向に回転している。このダストの目と奇怪な回転は、恐らく、二つの異なる銀河達の10億年に及ぶ融合の結果である。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

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8月10日(木): 星周辺のシェルとアーク/ミッション別ページ

2023年08月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

星 CW レオニス周辺のシェルとアーク

この星の周りで何が起こっているのだろう? CW レオニス(CW Leonis:しし座レオニス)は、内部の核融合から分散される大気の炭素の故にオレンジに見える最も近い炭素の星であるが、 CW レオニスは、また、ガスの炭素に富んだ星雲にのみ込まれているように見える。この星雲の複雑さの原因は明らかでないが、そのシェルと弧の形状には確かに興味をそそられる。
ハッブル宇宙望遠鏡によるこの注目のイメージは、この複雑さを詳述している。 炭素の星の表面は重力が低いために、炭素と炭素化合物を宇宙に放出する能力が高まる。 この炭素の一部は、若い星形成領域の星雲や銀河の円盤によく見られる暗いダストを形成することになる。 人間とすべての地球の生命は炭素ベースであり、我々の炭素の少なくとも一部はかつてはおそらく 炭素の星のような死に近い星達の大気中を循環している。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。


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8月9日(水): 渦巻銀河 NGC 1398 のリングとバー/ミッション別ページ

2023年08月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

渦巻銀河 NGC 1398 のリングとバー

いくつかの渦巻銀河は何故中心の周りにリングを持っているのだろう? 渦巻銀河 NGC 1398 は、その中心の周りに真珠のような星、ガス、ダストの輪があるだけでなく、その中心を横断する星とガスの棒(Bar)を持っている。 また、リボンのように見えるらせん状の腕が遠くにある。
チリのエル・ソース(El Sauce)天文台からの注目の深いイメージは、この壮大な渦巻銀河を印象的な詳細で示している。 NGC 1398 は約6千5百万光年離れており、これは、恐竜が地球から姿を消したときにこの銀河を去った光を、今、我々が見ていることを意味する。 このフォトジェニックな(写真写りの良い)銀河は、ろ座の方向に、小さな望遠鏡でも見ることができる。中央近くのリングは、恐らく、他の銀河との重力の遭遇によって、あるいは、銀河自身の重力非対称によって引き起こされた、星形成の拡大する密度の波である。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。


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8月8日(火): ニューホライズンズの赤外線の視界/ミッション別ページ

2023年08月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAのニューホライズンズ宇宙船は、2015年7月14日に冥王星に最接近する直前に、最大の衛星であるカロンのこの高解像度の強化されたカラーの視界をとらえた。このイメージは、宇宙船のラルフ/マルチスペクトル・ビジュアルイメージングカメラ(MVIC)によって撮影された青、赤、および赤外線イメージを組み合わせたものである。色は、カロン全体の表面の特性の変化を最もよく強調するように処理されている。

ニューホライズンズは、2015年の夏に冥王星とその衛星の5か月間の偵察フライバイ調査を行い、太陽系の端にある世界の理解に貢献し、その後、太陽系形成の遺物である、遠くの、神秘的なカイパーベルトに深く足を踏み入れた。宇宙船は、今、地球から8億キロメートル以上離れており、機械学習AIソフトウェアを使って、カイパーベルトを超える検索を、はるかに高速かつ生産的に行っている。

<ひとこと>: イメージのリンク先は原画です。

<出典>: New Horizons


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8月7日(月): ユークリッド早期のテストイメージ/ミッション別ページ

2023年08月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ユークリッド、早期のテストイメージ

ヨーロッパ宇宙機関のユークリッド(Euclid)の VISible 装置(VIS)は、可視光(550〜900 nm)で空を画像化し、数十億の銀河の鮮明な画像を撮影してそれらの形状を測定する。このイメージは、焦点を絞った VIS 機器が期待どおりに機能するかを確認するために、ユークリッドの試運転中に撮影された。ほとんど処理されていないために、例えば真っ直ぐに横切る宇宙線など、いくつかの不要なアーティファクト(人工の産物)が残っている。ユークリッド・コンソーシアムは、最終的に、長時間露光された調査観察を、アーティファクトがなく、より詳細で、先鋭な科学対応のイメージに変換する。

左側のイメージはこの装置の全視野を示しており、右側の一つの検出器が四つの象限に分割されているズームインは、この機器がすでに達成している並外れた詳細レベルを示している。渦巻銀河や楕円銀河、近くや遠くの星、星団などが見える。しかし、このズームインがカバーする空の面積は、実際には満月の幅と高さの約4分の一に過ぎない。

ユークリッドの望遠鏡は、この画像をつくれるように、566秒間の光を収集した。

<出典>: Week in images (ESA)

<ひとこと>: ヨーロッパ宇宙機関(ESA)のユークリッド宇宙船は、日本時間7月2日午前0時12分に米国フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から打上げられました。宇宙が加速的に膨張している理由を調査するミッションです。詳細は7月3日の記事、または 「すばる望遠鏡からの記事」 をご覧ください。
イメージのリンク先は原画です。なお、ヨーロッパ宇宙機関の「今週のイメージ」は複数の記事が同時に掲載されます。原典を見る場合は上のリンク先から該当する記事を探してください。

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8月6日(日): 宇宙からの地球:ニューヨーク/ミッション別ページ

2023年08月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

宇宙からの地球:ニューヨーク

ヨーロッパ宇宙機関のセンチネル2号のこのイメージをズームインして10メートルのフル解像度で探索するか、下のリンクから表示されるイメージの“〇”をクリックして詳細を確認しよう。2022年11月のこのイメージは多様な茶色は秋の色を捉えている。これは、山や森がこの地域の典型であるイメージの上部に特に顕著である。
ニューヨークは、米国で最も人口の多い州の一つである。ここでは、左上にハドソン川周辺のエリアが見え、ニューヨーク市を通り、川を南下し、イメージの中心を占めるロングアイランドの大西洋岸まで続く。ロングアイランドはコネチカット州の南岸とほぼ平行であり、北大西洋の長さ145キロメートルの入り江であるロングアイランドサウンド(Long Island Sound)によって区切られている。

ロングアイランドサウンドとグレートサウスベイ(島の南岸にある干潟)の海域の明るい青の色調は、表面の流れによる渦のような形をした堆積物を示している。 ロングアイランドの西に灰色の領域として見えているのはニューヨーク市である。五つの行政区で構成され、中央にはマンハッタン島があり、ハドソン川、イースト川、ハーレム川に囲まれている。ハドソン川とイースト川の合流点は、世界最大の自然の港の一つを形成している。 ハドソン川によってニューヨークから隔てられたニュージャージーの一部が左下に見える。

ズームインすると、マンハッタン島の中心にセントラルパークの340ヘクタールの緑の長方形があり、ブルックリンとマンハッタンを結ぶ一つの橋、マンハッタンの南端沖にある有名な自由の女神があるリバティ島など、多くの象徴的な場所を見ることができる。

<出典>: 「今週のイメージ(Week in images: ESA)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: イメージは解像度10メートルの原画にリンクしています。
ヨーロッパ宇宙機関の「今週のイメージ」は同時に複数の記事が掲載されます。上のリンクから該当する記事を探してください。

 

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8月5日(土): 世界中の野火を数える/お知らせ/ミッション別ページ

2023年08月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

世界中の野火を数える

ここ数週間、ギリシャ、イタリア、スペイン、ポルトガル、アルジェリア、チュニジア、カナダで壊滅的な山火事が広がり、人的被害と甚大な環境的および経済的被害を引き起こしている。
山火事は多くの生態系の自然な部分であるが、科学者達は、それらがより頻繁により広範囲に及んでいると警告している。これに応えて、ヨーロッパ宇宙機関のワールドファイア地図の最新バージョンが利用可能になり、世界中の山火事の詳細な分析が提供されている。

地球の気温の上昇と異常気象の頻度の増加によって野火の数が急増し、植生や森林地帯の広大な地域が急速に失われている。ギリシャやイタリアなどの国々は、すでに大規模な火災の壊滅的な影響を経験している。

ヨーロッパ森林火災情報システム(EFFIS)は、2023年7月29日の時点で、今年だけで欧州連合全体 234,516 ヘクタール以上の土地がすでに焼失したと報告している。この状況では、これらの山火事によってもたらされる増大する危険と戦うための緊急の注意と効果的な対策が必要である。

深刻な山火事に照らして、ヨーロッパ宇宙機関は、国内規模と世界規模の両方で、発生している個々の火災の分布に関する洞察を提供する「世界火災アトラス(World Fire Atlas)」を再開した。

<出典>: 「センチネル3号(Sentinel-3:ESA)」

<ひとこと>: 右下はヨーロッパのいくつかの国の例。大判はそれぞれのイメージをクリック。

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<お知らせ>: この夏、すばる望遠鏡が、「マウナケアの夏 ペルセウス座流星群スペシャル 2023」を開催します。(8月11日~13日ハワイ時:日本では12~14日の午後)。

このイベントでは、定常運用している「星空ライブカメラ」に加えて複数のカメラを設置し、ペルセウス座流星群の極大日を含む3日間、様々な角度からこの流星群を捉えます。13日の夜(ハワイ時)には、山頂だけではなく、多くのビジターが星空を楽しむ「オニズカビジターセンター」の近くからも特別ライブ配信を行う予定です。

時差の関係で、日本の昼間にハワイは日没となります。日本でペルセウス座流星群がよく見えるのは、深夜から明け方なので、観察するのも大変ですが、ハワイの星空ライブカメラなら、日本の夕方からリアルタイムのペルセウス座流星群を楽しむ事ができます。

視聴は こちら(Youtube) から。朝日新聞との共催です。

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8月4日(金): ボイジャー2号通信一時停止/ミッション別ページ

2023年08月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAのミッション最新情報:ボイジャー2号通信一時停止

2023年8月1日:NASAのディープ・スペース・ネットワーク(DSN)は、複数のアンテナを使って、ボイジャー2号からのキャリア信号を検出することができた。宇宙船がデータを地球に送り返すために使用する搬送波信号が微弱過ぎてデータを抽出できないが、この検出によって、宇宙船がまだ動作していることが確認される。宇宙船はまた、予想される軌道を続けている。ミッションでは、宇宙船が10月中旬にアンテナを地球に向けることを期待しているが、チームは、アンテナがまだ地球から離れている間に、ボイジャーをより早く指令しようとしている。これを行うには、 DSN アンテナを使って、ボイジャーにアンテナを回すようにコマンドを「叫ぶ」ようにする。この中間の試みはうまくいかないかもしれないので、その場合には、チームは、宇宙船が10月にその向きを自動的にリセットするのを待つ。

ボイジャー2号は、アンテナを地球に向けたままにするために、毎年複数回向きをリセットするようにプログラムされている。次のリセットは10月15日に行われ、通信を再開できるようになるだろう。ミッションチームは、ボイジャー2号が沈黙している期間中、計画された軌道にとどまることを期待している。

なお、ボイジャー1号は地球から約240億キロメートルにあり正常に動作し続けている。

<出典>: 「ボイジャー(Voyager)」

<ひとこと>: NASAの ボイジャー2号 は、1977年8月20日に、木星以遠の惑星と衛星の探査を目的として打上げられた。姉妹機であるボイジャー1号もその16日前に打上げられた。ボイジャー2号は2018年11月5日に太陽圏(ヘリオスフェア)を離脱して星間宇宙に入ったと発表された。
NASAのディープ・スペース・ネットワーク(DSN)は、アメリカのほか、スペイン、オーストラリアにアンテナを持っており、宇宙船等との交信が24時間可能となるように構成されている。ボイジャー関連記事の発表は9カ月ぶりであり、星間宇宙に入ったボイジャとの交信が如何に慎重に行われているかをも示している。ボイジャー2号との通信はいつまで続けることができるのだろう?


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<参考> 宇宙科学の話題
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<参考> NASAテレビ放送予定
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8月3日(木): ラグーン星雲の忙しい中央/ミッション別ページ

2023年08月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ラグーン星雲の忙しい中央

ラグーン(干潟)星雲の中心は壮観な星形成の旋風である。 イメージの中央付近に見える、少なくとも二つの長い漏斗形の雲は、それぞれ約1/2光年の長さであり、極端な恒星の風と強烈なエネルギーの星の光によって形成されている。 非常に明るい近くの星、ハーシェル36がこの地域を照らしている。ダストの広大な壁は、他の熱く若い星を隠して赤く見せている。これらの星からのエネルギーが冷たいダストとガスに注がれ、隣接する領域には大きな温度差が生じ、恐らく漏斗をつくったせん断する風が生じた。幅約15光年にわたるこの写真は、軌道を回っているハッブル宇宙望遠鏡による四つの色で撮られたイメージを結合している。M8としても知られるラグーン星雲は、いて座の方向約5千光年にある。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。


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8月2日(水): ユークリッド、最初のテスト画像をとる/ミッション別ページ

2023年08月02日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

暗黒宇宙を調査するユークリッドミッション、最初のテスト画像を得る

地球から160万キロメートルの旅の後、その望遠鏡はきらびやかな星のフィールドの写真を撮り、成功していることを示している。

NASAの協力をを受けたヨーロッパ宇宙機関の宇宙船、ユークリッド(Euclid)に搭載された二つの機器は、最初のテストイメージを捉えた。この結果は、望遠鏡が設計された科学的目標、恐らく予期以上の目標を達成することを示している。

このミッションでは、暗黒物質の性質や宇宙の膨張の加速する理由など、科学者達が「ダークエネルギー」と呼ぶ、いくつかの宇宙に関する最大の謎を掘り下げる。

ユークリッドは、1月1日に、フロリダ州ケープカナベラルから打ち上げられ、地球から約5万キロメートル離れた目的地、第2ラグランジュポイント(L2)として知られる場所に到着した。

ミッションのスペシャリスト達は、科学観測が始まる前の今後数か月間、性能検証テストを継続する。

<出典>: 「ユークリッド(Euclid)」

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