氷の巨人にあらゆる目
NASAのニューホライズンズチームは、アマチュア天文コミュニティに、天王星と海王星の観測ミッションを強化するよう呼びかけている。
NASAのニューホライズンズ宇宙船は、この秋、太陽系のはるか彼方の場所から天王星と海王星を観測する予定であり、ミッションチームは、二つの氷の巨人を同時に観測することで、世界のアマチュア天文コミュニティに、協力して宇宙科学に真の貢献をするよう呼びかけている。
9月には、ハッブル宇宙望遠鏡と並行して、ニューホライズンズがカラーカメラを天王星と海王星に向ける。地球から50億マイル(80億キロメートル)以上離れたカイパーベルトのニューホライズンズの位置からの、これら二つの巨大な惑星の「後ろ」から見たユニークなイメージは、上空の大気と二つの世界のエネルギーバランスに関する新しい洞察を提供する。
「地球上の望遠鏡からのデータとニューホライズンズが宇宙で収集した情報を組み合わせることによってモデルを補完し一層強化することによって、天王星と海王星の大気に渦巻く謎を明らかにすることができる」。「これらの補完的な観測は、16インチという小さなアマチュア天文望遠鏡からでも非常に重要になる可能性がある。」と、コロラド州ボルダーにあるサウスウェスト研究所のニューホライズンズ主任研究者であるアランスターン(Alan Stern)は述べている。
<出典>: 「ニューホライズンズ(New Horizons) 」
<大判>: イメージは gif 動画です。イメージをクリックしてご覧ください。
<ひとこと>: ニューホライズンズ(New Horizons) は、太陽系最遠の主要天体、冥王星を観測するためにNASAが打上げた宇宙船。国際時間2006年1月19日打上、2015年7月14日冥王星最接近通過し観測、2019年1月1日エッジワース・カイパーベルトの太陽系外縁天体である小惑星 2014 MU69 に最接近通過し観測、現在は太陽系離脱に向かっている。
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