ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 猫とあほんだら 」   町田 康

2017-07-03 22:53:42 | 
      「 猫とあほんだら 」    町田  康  

          

「 猫にかまけて 」「 猫のあしあと 」に次ぐ、町田康さんの猫エッセイ第3弾です。

今回は、家猫と仕事場の猫のために引っ越しを考えて伊豆へ物件を見に行くことに。
1軒目の玄関の庇の下で2匹の捨て猫を見つけ、どうするか迷いながら3軒の内覧後に再び戻ると、まだそのままいて、2匹は眼が膿でふさがり瀕死の状態。
このままでは死んでしまうので、捨て置けずホテルに連れて帰ります。

ミルクや、病院を探し、右往左往する夫婦の会話が面白いです。
翌日も2匹を連れて新居探しです。
無事に家に戻り、2匹は町田家の一員となり、シャンティーとパンクと名づけられます。

買った家を、猫のために一冬かけて改造したり、悪戦苦闘の引っ越しの様子、落ち着くまでの出来事を面白おかしく書いています。
ニゴが数週間脱走した時にはハラハラドキドキ。 夫婦で毎日、ニゴが帰るように餌を置いたり呼び掛けて待ちます。 
目つきが悪くなって、ゴルゴ13になってしまったけれど、帰ってきてホッとしました。
家人と書かれている奥さんが、町田さんをうまくあしらい、心が広く沈着冷静でいい感じです。
電車の中や、待合室で読んでいると、余りの町田さんの面白漫談に、ニヤリとして慌てて周りを見渡します。

それぞれ、個性的な10匹の猫ちゃんたちの様子と写真が楽しめます。 
保護猫で病気も持っているので、出会いと別れがありますが、みんな、町田さんご夫婦に保護され、幸せな猫生を送っています。

表紙のシャンティ―が、ジーンの黒多めバージョンです。
4弾目の「 猫のよびごえ 」が出ているので数店の本屋さんを見に行きましたが、何処にも置いてないので予約注文しました。
また、猫ちゃんたちに会えます。 


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コメント (3)
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