ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 妻に捧げた1778話 」 眉村 卓

2019-12-22 23:06:09 | 
     「 妻に捧げた1778話 」  眉村 卓 

          

新聞の「 朝晴れエッセー 」の選考委員をされていた眉村卓さんが11月に85歳で死去されました。
選考委員として、毎月、掲載された作品の中から優秀作を決める対談を読んでいました。残念です。
少し前にテレビのインタビューを受けられていて、この作品についてお話されていたのを観て、読んでみようと11月に入ってリクエストしていた矢先でした。
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余命1年と宣告された妻のために、毎日1篇のお話を書き続けた。5年間頑張った妻が亡くなった日、最後の原稿の最後の行に夫は書いたー「 また一緒に暮らしましょう 」
妻のために書かれた1778篇から選んだ19篇に、闘病生活と40年以上にわたる結婚生活を振り返るエッセイ。 ちょっと風変わりな愛情物語。( カバーより )
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2002年に奥さんの村上悦子さんが亡くなられて17年。 頑張ってこられましたね。
今頃は天国でお二人でゆっくりされていることでしょう。

余談ですが、私が死んだら父や母や弟に会えるのかしら?  残念ながら私は死後は無だと思っている方なので、わかりませんが。
世間で言われているように夫や姑と一緒のお墓に入りたくないとか、死別で再婚していたら二人出て来てややこしい事になんてね。
死後の世界は誰も分からないので、、、、考えてしまいます。 あらまぁ、脱線して失礼しました。
でも、「 また一緒に暮らしましょう 」と、言ってもらえ、言える夫婦は最高に羨ましいですね。

日課で1日原稿用紙3枚以上のショートショート作品ですが、さすが作家さん、毎日違う作品を5年間も書くなんて至難の業。 面白く読みました。
こんな素敵な作品を5年間も毎日読むことができた奥さんは幸せでしたね。
草彅さん主演で映画にもなったそうです。 
「 日がわり一話 」「 日がわり一話・第2集 」に収録されているそうなので、もっと読んでみたいと思います。

話しは変わりますが、イラストレーターの和田誠さんが10月7日に83歳で亡くなられたと新聞で読みました。
和田さんは、私の好きな星新一さんのイラストをずっと描いていました。
和田さんのイラストなくして星さんの本は考えられません。あの装丁と挿絵で40数年間親しんできました。
人の寿命とはいえ、子供の頃から慣れ親しんだ才能のある方の訃報を聞くことが多くなりました。 寂しい限りです。 
ご冥福をお祈りいたします。  


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       ありがとうございます。
コメント
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