「 チーズと塩と豆と 」 角田光代 井上荒野 森絵都 江國香織
四人の直木賞作家の書き下ろしアンソロジー。4人とも馴染みの作家さんだったので買ってきました。
「 神様の庭 」 角田光代 バスク地方( スペイン )
「 理由 」 井上荒野 ピエモンテ州( イタリア )
「 ブレノワール 」 森絵都 ブルターニュ地方( フランス )
「 アレンテージョ 」 江國香織 アレンテージョ地方( ポルトガル )
ヨーロッパの国を舞台に描かれた「 食と愛 」の物語。
それぞれどんな形でも家族の愛を感じました。親子、夫婦、同性の恋人。
「 ブルノワール 」では、ジャンは母の危篤の知らせを受け故郷に戻って来た。
不自由で、土着の因習に縛られて、迷信にふりまわされ汲々としていた母しか思い出さなかったが、両親の旧知の間柄だったギスランさんから昔の母のことを聞いた。
アネットは夫のルネが亡くなるまでは、自由気ままで生命力にあふれ、生き生きとした跳ねっかえり娘で黒麦畑で働いていた。
親戚に居候して一人息子を育てるため、自分を押し殺して息子を守って暮らしていた。自分の知らなかった母を知り、最後の母の言葉を思い出し、白い花を見つけ慟哭する。
「 鬼平犯科帳張 」春時雨 「 剣客商売 」おみよは見た 「 仕掛け人 藤枝梅安 」 遺恨始末
「 藤枝梅安 」仕掛之百二十六~三十四まで。
百二十九「 梅安絶海地獄 」 木更津船を動かしている桧垣屋与平に娘を殺された夫婦から仕掛けを依頼された梅安は船に乗った。
途中、大時化に遭い船は沈没し、与平と二人で数日漂流する。死を覚悟した与平が、梅安に今までの罪を告白して改心したように見えた。
梅安が治療して与平を助け、やっと陸地が見え、助かるとわかると、与平は豹変して梅安を殺しにかかる。
反対に梅安に殺されるが、人間の本性は変わらないものなんだなと悲しくなった。
「 俺流! 絶品めし 」 デカ盛り☆グルメ
「 新・蒼太の包丁 」ほか。
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