酔眼独語 

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愛子ちゃんの不登校

2010-03-08 06:06:54 | Weblog
 皇太子家の愛子ちゃんが、学習院に通えなくなっているという。東宮大夫が5日の会見で明らかにした。

 《宮内庁の野村一成東宮大夫は5日の定例記者会見で、皇太子家の長女愛子さま(8)=学習院初等科2年=が1日からほとんど登校できない状態になっていることを明らかにし「学校で同学年の複数の男児から乱暴な振る舞いを受け、強い不安感や腹痛を訴えている」と欠席の理由を述べた。再び通学するめどは立っていないという。

 一方、学習院側は「愛子さまを直接対象にした暴力行為はなかったが、過去に廊下を走るなどの行為をする児童が複数いた」としている。愛子さまの欠席理由を、東宮職のトップが学校内のトラブルを挙げて言及するのは異例。

 野村大夫によると、愛子さまは2月下旬から微熱などで欠席。今月2日は早退し、その後は登校していない。学校側に調査を依頼したところ、同学年の複数の男児が、愛子さまを含む複数の児童に乱暴な振る舞いをしていたことが分かったとして、対応策を求めた。「いじめに当たるとは考えていない」とした。

 野村大夫の発言を受け学習院側も記者会見。東園基政常務理事は「2日の4時限目だけを受け下校する際、教室から飛び出してきた2人の男児と擦れ違い、怖い思いをした。過去に男児数人が乱暴な行為をしたことを思い出して不安に感じたのではないか」と述べた》=共同=。

 愛子ちゃん個人に向けた行為ではなく、ちょっと元気が良すぎる男の子がいるといった状況らしい。しとやかな女の子が、腕白坊主の風圧に気おされるのはよくあることだった。いくら皇女に関わるとはいえ、こんなことを会見で明かすのは明らかにゆき過ぎだ。

 侍従や大夫は、天皇家や東宮の「家政夫」である。もめごとがあったら、大きくならないように火消しをするのが仕事だろう。それを自ら騒ぎ立てるとは、何を考えているのか。事務方トップである羽毛田宮内庁長官の目立ちたがり、責任転嫁が伝染したとしか思えない。

 かわいそうなのは愛子ちゃんと、騒いだとされる男の子らである。学習院もいい迷惑だろう。

 雅子さんへのバッシングが高まる事態も予想される。「愛子ちゃんが過敏で人見知りなのは母親の育て方が悪いから」と言った類の陰口である。

 東宮家よりも東宮職という組織を守ることが重要と考えるような大夫は、不要というより有害である。
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