酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

選挙事務所襲撃

2010-12-14 06:13:24 | Weblog
 12日投開票が行われた茨城県議選で、当選した無所属候補の選挙事務所に保冷車が突っ込み1人を死亡させた。茨城県警は殺人事件として調べている。


 《12日午前10時35分ごろ、茨城県石岡市若松1で、同県議選・石岡市区(定数2)に無所属で立候補している元自民県議、戸井田和之氏(46)の選挙事務所に保冷車(4㌧)が突っ込み、制止しようとした戸井田候補のおじの会社員、戸井田利雄さん(63)=同市大砂=をはねて逃走した。利雄さんは搬送先の病院で間もなく死亡が確認された。県警は殺人事件として石岡署に捜査本部を設置し、犯人の行方を捜している。
 
 戸井田氏は12日夕、事務所前で会見。11日深夜から12日未明にかけて事務所前に止めてあった選挙カーなど車両5台がパンクさせられるなどの嫌がらせがあったことを明かした。戸井田氏は「悔しくて仕方ない。おじさんが何をやったんだ」と涙を浮かべた》=毎日jp=。

 アフガニスタンなどでの選挙騒動を彷彿させる事件である。3年前の長崎市長射殺事件といい、日本の選挙もいよいよ物騒になってきた。一連の出来事がなにかの前触れでなければいいのだが…。

 今回の事件に政治的要因が絡んでいるのかどうかはまだ分からないが、おそらく、長崎のケースのように、候補個人への怨恨だろう。「あんな野郎が県議だなんて」といった怒りかもしれない。動機は何であれ、選挙妨害を繰り返した挙げ句、事務所を襲撃するなど許されるはずがない。こうした行為が繰り返され、選挙活動や政治行動が委縮することを恐れる。

 政治が非力で無力、無責任だとこうした傾向を助長しやすい。永田町の住人諸君にはその危機感が見られない。これが怖い。
コメント
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