酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

男と女の箱根駅伝

2021-01-05 16:23:48 | スポーツ
「沿道での応援はご遠慮ください」との呼び掛けはどこまで効いたのか? 人出は85%減というが、田舎の人間から見れば結構な人だかりができたいた箱根駅伝。創価大がまさかの優勝かと思ったが、そうは問屋が卸さなかった。

 ま、二日も前の話なのでレースそのものにはあまり触れない。

 面白かったのは駒大大八木監督の「男だろ」「お前はやっぱり男だ」という「男コール」の連発。中継のアナウンサーも「大八木監督からいつもの檄が飛んでいます」。この檄の使い方は誤用だがそれは置いておいて…。「『大八木監督を男にしたい』○○選手は走り出す前にこう語っていました」なんてセリフもあった。

 大学女子駅伝に伴走車が付いたとしたも「女だろ」「女を見せろ」なんて掛け声が掛かるとは思えない。「戸倉コーチを女にしたい」なんてコメントもあり得ない。ジェンダーフリーの時代に合って「男」の大合唱とは…。

 かと思えば選手たちの私生活に触れる場面では「お母さんが女手一つで育て上げてきました」「母親の△△さんは今日もお仕事をしながら声援を送っているそうです」とこちらは細腕繁盛記(古いねえ)みたいなお涙頂戴物語の繰り返し。

 男は男らしく、女は女らしく!! かようにきっぱりしているところが箱根駅伝の魅力。そうとしか思えない新春の風物詩でした。この古さが魅力なんだね。某公共放送の歌合戦と同じようなもの。今も昔も変わらない日本の年越し・新春風景でした。

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