小沢一郎とデスマッチを繰り広げている検察にとって、昨27日はとんだ「厄日」だったようだ。
まず、本線の「小沢事件」。共同は「小沢の再聴取見送り」と報じている。メディアがこれまで伝えてきたことが事実なら、石川らの供述と小沢の言い分が食い違っていることは明らかだ。検察は再聴取するのが当然だろう。でも、そうはしなかった。もちろん、駆け引きがあることなので、引いたと見せかけて、いきなり噛み付く可能性はあるのだが…。
《小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で、東京地検特捜部は27日までに、小沢氏に対する2回目の事情聴取を見送る方針を固めたもようだ。
特捜部は23日に約4時間半にわたり小沢氏を聴取。一定の説明を受けた上で「被疑者調書」2通を作成し、当初の目的は果たしたと判断した。
聴取に再度踏み切った場合、政治的影響が一層大きくなることへの懸念も考慮したとみられる》=共同=。
いまさら「政治的影響が一層大きくなることへの懸念」でもあるまい。検察内部の動揺が現れていると見るべきだ。
より悩ましいのが障害者郵便不正事件の厚労省元局長公判の行方だ。昨日の初公判で村木厚子元局長は、起訴事実を全面否認、弁護士は「あらかじめつくったストーリーに“事実”を当てはめていく特捜部特有のやり方」と批判した。
《障害者団体向け割引制度を悪用した郵便不正事件で、偽証明書作成に関与したとして虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚生労働省元局長、村木厚子被告(54)=官房付=の初公判が27日、大阪地裁(横田信之裁判長)であった。村木被告は「私は無罪です。虚偽の公文書作成に一切関与していません」と起訴内容を全面否認し、無罪を主張した》=毎日jp=。
検察が狙いを定め、筋書きに沿って走り出すと後はは一本道だ。村木のケースでは上司や部下は検察の言い分に沿った供述をしている。これが公判で覆るような事態になれば、検察の捜査そのものが疑われる。
村木にとっての「敵性証人」となる元部長と元係長の証人調べが、この事件の最大の山場となる。検察の圧力は強大なので、おそらくは覆らないのだろうが、さてどうなる。
さらに、明石花火大会歩道橋事件では検察審査会が2度目の「起訴相当」を議決、弁護人が検事役となって元副署長を起訴することになった。この裁判で、元副署長が有罪となれば検察の面子は丸つぶれだ。
正義を振りかざして巨悪・小沢と対決する検察には、悪夢のような一日だったのではないか。
まず、本線の「小沢事件」。共同は「小沢の再聴取見送り」と報じている。メディアがこれまで伝えてきたことが事実なら、石川らの供述と小沢の言い分が食い違っていることは明らかだ。検察は再聴取するのが当然だろう。でも、そうはしなかった。もちろん、駆け引きがあることなので、引いたと見せかけて、いきなり噛み付く可能性はあるのだが…。
《小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で、東京地検特捜部は27日までに、小沢氏に対する2回目の事情聴取を見送る方針を固めたもようだ。
特捜部は23日に約4時間半にわたり小沢氏を聴取。一定の説明を受けた上で「被疑者調書」2通を作成し、当初の目的は果たしたと判断した。
聴取に再度踏み切った場合、政治的影響が一層大きくなることへの懸念も考慮したとみられる》=共同=。
いまさら「政治的影響が一層大きくなることへの懸念」でもあるまい。検察内部の動揺が現れていると見るべきだ。
より悩ましいのが障害者郵便不正事件の厚労省元局長公判の行方だ。昨日の初公判で村木厚子元局長は、起訴事実を全面否認、弁護士は「あらかじめつくったストーリーに“事実”を当てはめていく特捜部特有のやり方」と批判した。
《障害者団体向け割引制度を悪用した郵便不正事件で、偽証明書作成に関与したとして虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚生労働省元局長、村木厚子被告(54)=官房付=の初公判が27日、大阪地裁(横田信之裁判長)であった。村木被告は「私は無罪です。虚偽の公文書作成に一切関与していません」と起訴内容を全面否認し、無罪を主張した》=毎日jp=。
検察が狙いを定め、筋書きに沿って走り出すと後はは一本道だ。村木のケースでは上司や部下は検察の言い分に沿った供述をしている。これが公判で覆るような事態になれば、検察の捜査そのものが疑われる。
村木にとっての「敵性証人」となる元部長と元係長の証人調べが、この事件の最大の山場となる。検察の圧力は強大なので、おそらくは覆らないのだろうが、さてどうなる。
さらに、明石花火大会歩道橋事件では検察審査会が2度目の「起訴相当」を議決、弁護人が検事役となって元副署長を起訴することになった。この裁判で、元副署長が有罪となれば検察の面子は丸つぶれだ。
正義を振りかざして巨悪・小沢と対決する検察には、悪夢のような一日だったのではないか。
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