ABちゃんから渡された本。
初めての作家さん。
「バクテリア・ハザード」⇒(高嶋哲夫作)
主人公は、林野微生物研究所・第7セクターの室長である山之内明。
山之内は、10年前の東京大学理学部助教授時代に、実験の爆発で学生3人を死なせてしまった過去がある。
実験は石油生成物を分解するバクテリアを探していて、実験は9割方成功していた。
責任を取って山之内は大学辞めたが、5年前に林野微生物研究所の会長の拾われた形で研究所に入った。
研究所でもバクテリアの遺伝子操作を行って来た。
山之内チームはついに石油生成能力を持つバクテリア(べトロバグ)を見つけた。
ペトロバグを盗もうとした人が、石油化して死んでしまう事件が起こる。
人間をも石油に変えてしまうペトロバグとは?
ペトロバグはどうなるのか?
山之内はどうすのか?
細菌サスペンス長編。
感想:コロナの脅威に翻弄されてる今だからなのか、とっても興味深く読めたわ。
思惑の異なる人間模様の行く末も興味深かった。
謎が多かったからかも。
中盤からは先が気になって、途中で止めることができなくて徹夜一気読み。