脱力日記

スポーツ、本、映画ときどき仕事。自分の身の回りにある、ふとしたことを書き留めたいと思います。気軽にコメント下さい。

良心

2012-11-01 01:30:59 | 日記
なんだか、マスコミでとんでもないことが連続している。

ips細胞の臨床実験での誤報に続き、今度は尼崎連続殺人の被告の顔として、別人の写真が全国にばら撒かれた。

これ異常事態で、あります。

もちろん、誰かの情報をもとに報道というものは、あるのだけれど、別角度からの確認作業が欠如している。

普通に考えれば、確認できなければ、そこでストップ。載せちゃいけないのだけれど、大手マスコミにも焦りがあるのか。

ネットより早く。とにかく早く。
でもこれ、逆に信頼を大きく失ってしまっていますよね。

最近、他の業種でも信じ難いことがありましたよね。バカな御曹司が会社の金をマカオのカジノで散財。

誰か知ってたんでしょ。
てか、みんな知ってたんでしょ。
なんで言わないんだろ。そりゃ保身のためだ。

それ、誤報の可能性があるんじゃ…。

それ、犯罪行為じゃないんですか…。

こういう時、私はある本を思い出す。

クライマーズハイ
日航機墜落事件を報道した、地元群馬県の新聞社を舞台にした名作です。

墜落の原因をスクープ仕掛けたものの、ある一人の記者の判断で見送る場面がハイライト。

理由はウラ(確認)が取れていないから。

スクープが真実だったかどうか、は是非、本、映画で確認してみてください。

不正すら上司の圧力で見送らなければならない、パワハラが横行する切なすぎる日本社会。

仕事を首になっても
家族に苦労を、かけることになっても

NOという良心は持ち合わせてなきゃなりません。