脱力日記

スポーツ、本、映画ときどき仕事。自分の身の回りにある、ふとしたことを書き留めたいと思います。気軽にコメント下さい。

中間

2012-11-13 00:38:06 | 日記
64(ロクヨン)という小説を読み終えました。クライマーズハイなどを書いた横山秀夫の7年ぶりの新作です。

主人公は警察の広報官。中間管理職の苦悩にスポットを当てた作品です。

そんな、小説を読みながら思い浮かんだのは、大学認可問題のこと。真紀子様のご乱心で、板ばさみになった人が全国に、そりゃあたくさんいたんだろうな…と。
そう中間の人。

総論
大学を作りすぎて、潰れる所もある。ひいては、甘い認可条件が日本の教育低下を導いたのだ。

んで

各論
来年から入る学生だって、内定をもらった教員だっている。今さら不認可はないでしょう。

これ、絶対噛み合わない議論ですよね。

結局、話は元に戻り、無事、認可の流れに戻ったのが、余りに大臣の手法が理不尽だったから。話題を作りたかっただけか?タイミングが悪過ぎだわ。

中間管理職にとって、各論で悩んでいる時に、上から総論で来られると本当に困ってしまう。

昔、こんなことを私の部署で一番偉い人に言われたことがありました。

会社にいると

お前何でこんな所にいるんだ?と

私が、いや、上司にここで仕事を
しろと指示されたので…と、答えると

激昂して

そんなの嘘ついて、誤魔化して自分の持ち場にいればいいんだ。○○に行く方が大事だろっ

ってオイオイ。上の人の指示を簡単にゃあ無視できねぇよ。
そりゃ、そうなのかもしんないですが。

真紀子大臣が謝罪したことで、板挟みの人は、ホッと一息つくことはできたのでしょうか。








心理

2012-11-13 00:35:04 | 日記
日本人で初めて世界ポーカー選手権大会で優勝した木原直哉さんのインタビューが、競艇雑誌「マクール」に掲載されていました。

東大卒と言うのが、少し鼻につきますが…笑、説得力はさすがであります。

僕が信じるところが確率なんですね。確率的に正しいプレイをできる限り他の人より正確に積み上げて行くことで勝つ確率が上がる。それと、デジタルの捉え方が一面的な人が多いと思います。コンピュータが弾き出したことをそのままやるのがデジタルじゃなくて、
相手の心理まで考えてプレイするのもデジタルの範疇なんですよ。

例えば、デジタルという言葉を仕事や、スポーツの試合に置き換えても、この理論には説得力がある。

基本を抑え、勝つ可能性を高めておいて、データや状況を吟味して相手の心理を考えて手を打つ。

そう、何事も自分が正しいことをやっていれば、結果が出るわけではない。
だって相手がいるんですから。

相手の心を読まずして勝ちなし、な訳であります。